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アジア協会アジア友の会の地域グループ *****JAFS松原ぞうすい(雑炊・贈水)の会*****

JAFS「松原ぞうすいの会」は、地域で活動するNGOグループです。アジアの村に衛生的な水(井戸)を贈る活動をしています。

ラオスのワンペンさん・はじめのころはアジア料理の会

2009年06月03日 | since 1997 ・・今までの歩み
ラオスの井戸の写真は、私たちメンバーには良いサプライズでした。橋本さんから、「ラオスの井戸の写真に写っているワンペンさん、随分貫禄がでましたね。」と電話で聞いて、私はまったく気付けていないことがわかりました。10年前のワンペンさんの写真、ここに紹介しますね。

ラオスのワンペン・クンボーライさん(女性)とヴィナイ・チャンタミットさん(男性)は、農村を指導してまわるラオス青年同盟のお仕事をしていました。10年前に日本に外務省の招聘で研修でこられ、JAFSアジア協会・アジア友の会でも国際交流の研修されていたので、私たちの「じゃらんじゃらんアジア」のゲストになってもらいました。ラオス料理とラオス紹介をしてもらいました。

 これは、そのときの写真です。

《1999年12月4日「第3回じゃらんじゃらんアジア・ラオス編」》
                 クッキング&トーク

ワンペン・クンボーライさんは若い25才の女性でした。あのとき、まだ小さい子どもがいるのに、国に残して日本に長期研修でやってきてたので、偉いなあと思ったのを覚えています。そのとき一緒に来てくれた、モンゴルの放送局で日本語放送の担当をしているゲリルさんも、小さい子どもを置いて日本に政府から研修で派遣されていました。
国の将来をになう優秀な女性たちは、子育てで仕事を断念はするわけにはいかないのです。いや、政府がそんなもったいないこと、させないのです。そのためには、彼女たちを支える家族や社会の支援があるのでしょう。
さて、あれから10年、ワンペンさんはラオスの農村の生活向上のために、日々仕事に励まれたことでしょう。いつか、再会したいものです。横山さんからのラオスレポートの写真にワンペンさんを見つけました。探してみてくださいね。10年の時を経て、仕事に自信を持つ頼もしさが感じられました。


「ぞうすいの会」の前身は、「料理教室&お話」で国際交流する「じゃらんじゃらんアジア」という企画の試みでしたしかし料理づくりに時間がとられて、せっかくのゲストのお話を聞く時間が少ない。おまけに毎回ほぼ赤字?!この集まりの継続に頭をひねった私たち。地域のイベントに参加する以外に、何か始めようと思って始めた試みでしたが。最初は活動内容も手さぐりだったのです。
「持続可能な」しかも、私たちにふさわしい方法はないだろうか。食事をシンプルな「ぞうすいの会」にすることで、参加費と材料費の差額をアジアの井戸資金に貯金できるようになり、さらに、毎回の集まりに国際協力 としての性格が加わりました。各国の水事情や環境問題も話題に加わりました。つまり、未来に向けての広い視野をもって、パワーアップできたのです。
 

ここに、「ぞうすいの会」以前の、「じゃらんじゃらんアジア」時代の、懐かしいゲストも記録に残しておきましょう。

     JAFS松原「じゃらんじゃらんアジア」ゲスト 敬称略

0 1999・1・30  村上公彦      JAFS松原車座トーク
1 1999・2・21  ニャン・リン・アウン     (ミヤンマー)
2 1999・5・15   紅 王玲          (中国・西安)
3 1999・12・4  ヴィナイ・チャンタミット    (ラオス)
            ワンペン・クンボーライ
4 2000・5・21  ネルソン・タン       (マレーシア)
5 2000・11・26  サチナナンド・クンパール    (インド)



新着写真!ラオスの学校に贈った井戸!(2008年寄贈)

2009年05月30日 | since 1997 ・・今までの歩み
 JAFSアジア協会アジア友の会のスタッフ、横山浩平さんから、嬉しい
レポートが届きました。
私たちの井戸を現地で視察して帰ってこられました。

 松原(MATSUBARA)とプレートに書いてあるのが、実感できて嬉しい
です。イベントやぞうすいの会でコツコツ貯めた井戸資金の成果です。子ども
たちが井戸の周りではしゃいでいる姿、ぜひ私たちもいつか訪れて、現地でみ
たいものです。
それにしても、遠方の生徒の住む寮は、自分で手作りとはびっくりです!
(一番下の写真です。かわいい小屋。)

では、レポートを紹介します。



お世話になっております。昨日、ラオスから帰国致しました。JAFS松原寄贈井
戸の写真を送らせていただきます。モーター式のくみ上げ井戸なので、ネーム
プレートと水場が別々の場所にあります。写真撮影時は、ネームプレートを掲
げて写真撮影をし、モーターのところにネームプレートは設置しました。



中学生、高校生総勢994名を潤っています。学校の数が圧倒的に少なく、遠方
からの学生は寮(自分での手作り、写真参照)に住んでいます。学校の先生の
何人かも同様の環境です。食費は政府から月20ドルだけで、圧倒的に足りな
いので、その井戸の水は、灌漑用(寮生は自らの食料を補うために畑を耕して
います。)、トイレ、飲料水、生活用水として使用されています。多様です。



長い間お待たせしました。また、JAFS松原でラオスへ行きを出来ればと思いま
す。

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社団法人
アジア協会アジア友の会(JAFS)
〒550-0002
大阪市西区江戸堀1-2-16 山下ビル4F
TEL:06-6444-0587/FAX:06-6444-0581
ホームページ:http://www.jafs.or.jp
横山 浩平 --- Kohei Yokoyama

今までアジアに贈った井戸

2009年04月11日 | since 1997 ・・今までの歩み
今までに私たち、「JAFS松原ぞうすいの会」が贈った井戸の紹介をします。

           

① カンボジア (1基目)
●完成;2004年6月6日
●事業地;カンボジア タケオ州トレアン郡クバブ地区トマダ村
●受益者;106人(21世帯うち女性64人)
●井戸形式;露天式井戸深さ21㍍
 この村の人々が今まで使っていたため池は、動物も使うため不衛生で、
その上3~5月には干上がってしまいます。でもこの井戸のおかげで、病
気も減るし、安心して水が飲めるようになったことをみんなで喜んでいます。
写真は2006年8月に現地を訪問して、村人たちと一緒に撮ったもの。


            

② ミャンマー (2基目)
●完成;2008年3月
●事業地:ミャンマー、バゴ地区ナッタリン町タナット・クウィン村
           村人口:1,850名(300世帯)
●受益者:70名(20世帯)
●概況:
 現在、村の人たちは、ため池や川からの不衛生な水を頼りに生活を送っ
ています。不衛生な水のため、人々は皮膚病に悩まされています。また、
それらの水も夏期には干上がってしまうため遠距離まで水を汲みに行かね
ばなりません。村の衛生改善と水くみの重労働からの解放のため、井戸建
設を実施することを決定しました。
 
 昨年のサイクロンで大被害を受けたミャンマー。私たちの友人や、贈っ
た井戸の安否が心配されました。井戸に関しては、無事だったとの知らせ
を聞いてホッとしました。


         

③ ラオス (3基目)
まだ写真がありません。小学校の敷地内に建設。
写真はラオスの子どもたちです。現地視察ツアー、一緒に井戸を掘る企画も昨年
予定されましたが、行けませんでした。いつか、皆で訪れたいです。



     JAFSぞうすいの会 とは

 質素な雑炊を一回の食事にすることによって、自分たちの過食や健康を見なお
し、あわせて普通食との差額を貯えて、アジアの人々に衛生的な水=井戸を贈る
資金にあてようという趣旨から発展したJAFSの食卓からの国際協力です。(ぞう
すい~ 雑炊、増水、贈水)。

 「JAFS松原ぞうすいの会」は2ヶ月に一度、国内外からのゲストを招いて国や民族
で異なる生活文化、伝統文化、環境問題などのお話を聞き国際協力活動に不可欠な
互いの異文化理解を深めています。参加者から頂いた参加費から食材費など経費
を差引き井戸基金として貯めています。

あなたもこの楽しい活動に参加して、アジアへの増水、贈水を一緒にしませんか。
もう少し詳しく知りたい人、参加したい人、問い合わせは、左下のブックマークの
「アジア協会アジア友の会」のHPをみてくださいね。


3年前の毎日新聞記事・・・カンボジア・スタディ・ツアーのこと

2009年03月29日 | since 1997 ・・今までの歩み
 旅立ちパーティーでカンボジアのレン君と会えたので、懐かしい新聞記事と写真をのせておきます。

 1997年から活動を始めた私たち。今まで、カンボジアとミャンマー、ラオスの村に1基づつ井戸を贈ることができました。最初に井戸を贈ったカンボジアのトマダ村を2006年に訪問し、電気もガスも水道も届いていない村のお寺に泊まりました。(お寺にだけは発電機が最近届いてました。)小学校の子供たちと交流したり、村人と植林したり、夜は一緒に村人たちとカンボジアの踊りや河内音頭で盛り上がったり。私たちの井戸が本当に役に立っているのをこの目で見ることができた、忘れられない心に深く残る思い出です。
 
 事前に留学生のレン君と友だちになって、カンボジアの子どもの歌を教えてもらったり、内戦の傷跡についても学びました。この写真と記事は、ゲストがレン君のぞうすいの会(第32回)の分。取材にこられた毎日新聞の記者さん、カメラマンさんによるものです。

 新聞記事・・・毎日新聞 2006522日 大阪夕刊

アジア協会アジア友の会:カンボジアに音の息吹 眠る縦笛、子どもたちに贈る活動

カンボジアの子どもたちに楽しんでもらおうと、リコーダーの練習をするアジア協会アジア友の会松原のメンバーとカンボジアの留学生レンさん(中央)=大阪府松原市内で、三村政司写す

 アジアで井戸の建設を支援する社団法人「アジア協会アジア友の会」(大阪市西区)松原のメンバーらが、家庭で眠っているソプラノリコーダー(縦笛)を集め、カンボジアの小学生に贈る活動に取り組んでいる。カンボジアには音楽の授業がほとんどなく、「楽器に親しんでもらいたい」と、リコーダー300本を目標に協力を呼び掛けている。8月にも届けるという。
 同会は雑炊を食べながら海外出身者の話を聞いて互いの交流を深める「ぞうすいの会」を各地で主催。参加費から材料費を差し引いた差額をアジア各地に井戸の建設資金として贈っている。松原市内で活動している同会松原も03年11月にカンボジア・タケオ州に井戸を贈った。
 その後、カンボジアの小学校で本格的な音楽の授業がないことを知ったメンバーらが、「音楽の楽しさを伝え、交流も深められれば」とリコーダーを集め、現地に贈ることを決めた。
 メンバーらは現在、カンボジア出身の神戸大経済学部2年生、レン・ファンディさん(22)から現地の小学校でよく歌われている歌を教えてもらい、贈呈時に披露できるようリコーダーの練習をしている。
 メンバーらは松原市内の中学校にもリコーダー集めを依頼。集まったリコーダーは同会が贈ったタケオ州の井戸近くにある小学校に贈る予定。
 レンさんは「小学校には楽器がないので伴奏なしで歌うことが多い。楽器があったらもっと上手に歌えるでしょう」と話している。世話人の橋本末子さん(63)は「厳しい環境を生き抜いている現地の子どもたちに、生活の楽しみを少しでも増やしてあげたい」と話している。
 リコーダーの送付先は大阪市西区江戸堀1の2の16、山下ビル4階の同会(06・6444・0587)。【渋江千春】