愛大将棋部雑記

日々の日記。いわゆる雑記。当番の人は書くよーに。書かないと・・・・(¬ω¬)ニヤリ

中四国オンライン交流戦 個人戦1日目 ~部長編~

2020-10-07 00:13:07 | 自戦記

おはこんばんにちは、部長のマキバオーです。

前回の中四国オンライン交流戦 団体戦に引き続き、個人戦について書いていきます(めっちゃ遅くなりました)。

今大会の個人戦、結果から言うと4位という望外の成績となりました!
これは部内でも鼻高々・・・!かと思いきや、部内には1位と2位がいました、わけがわからん

 

てことで個人戦振り返っていきます。

昨春中四では本戦トーナメントで、前秋中四では個人戦予選の初戦にて徳島大学の大谷さんにボコボコにされた苦い記憶がありますが、めでたいことに大谷さんは学部を卒業されましたので今大会そのような悲劇は起こりません。さぁ気分良く振り返っていきましょう!

 

予選第一局のお相手は鳥取大学3回生の吉田さん。
この対局だけ棋譜を保存し忘れてしまったのですが、戦型は(たしか)角換わりでした。中盤の入り口でこちらから仕掛けましたが、その中で読み落としがあり一気に劣勢に。ヒィヒィ言いながら受けていたらお相手にもついに読み抜けがあり形勢がこちらに。その後は危なげなく押し切りました。

 

予選第二局のお相手は、これまた鳥取大学3回生の伊藤さん。
戦型は後手の伊藤さんによる四間飛車に対して銀冠を組んでいきました。
こちらの銀冠を見た伊藤さんは駒組を工夫してきます。

82銀~62銀と金無双のように駒組を進めてこられました。後に84歩~85歩としてきたり、41飛~81飛などと地下鉄飛車をしてきたりするのかなと考えていたりいなかったり。84歩~83銀~32金~41飛~81飛としてくる形は銀冠穴熊対策としては有名な形の一つですが、もちろん対策をしています。実戦経験は少ないのであまり自信はありませんが、そのような展開へと直行するのはなんとかなるかなとか思いながらも、玉頭戦になるのは避けられないため、銀冠を組み始めたのが早すぎたのかなあと、この時点で指してる間は反省気味です。萎えぽよ~。

その後玉頭と角のラインを生かして攻め込まれましたが、途中で2枚替えに成功。優勢を築きそれを維持しながら終盤へと向かいます。
終盤はだいぶ怪しいことをして途中で評価値が一瞬互角に戻っていたり相手に触れていたりもしましたが、なんとか勝ち切りました。よかった(ヨカッタ)。

 

ということで2局とも怪しいところはありながらもなんとか無傷の2連勝で予選抜け。前日の団体戦から続いて5連勝です!

 

愛大勢は6人が予選突破と素晴らしい結果を残しています!

そして運命のトーナメント決定。シードに入れなかったのは残念沢山指せるからラッキーですね!
勝てばベスト16ということで気合が入ります!

 

さてと、僕の対局相手は・・・

 

 

なんで同士討ちやねん

いやしゃーない、ここは先輩としての威厳を見せてなんとかするしかない。

 

 

 

 

泣きそう。

 

 

 

 

 

てことで振り返っていきます。レッツ部内戦。

後手が僕です。
戦型はノーマル三間飛車 対 居飛車銀冠

振り飛車も銀冠に組んでくるのかなと思いながら駒組を進めていたら、先手の次の手が面白い構想でした。

38飛!
何もしなければ35歩から棒銀のように攻めが決まります。

居飛車としてはその後角頭を攻め続けられるのは嫌ということで、角を捌くための64歩。
以下
6四歩(63)   ( 1:30/00:03:08)
3五歩(36)   ( 0:07/00:03:57)
3五歩(34)   ( 0:02/00:03:10)
3五銀(46)   ( 0:02/00:03:59)
6五歩(64)   ( 0:01/00:03:11)
3四歩打     ( 0:13/00:04:12)
6六角(33)   ( 0:13/00:03:24)
4八金(49)   ( 2:05/00:06:17)
8六歩(85)   ( 0:36/00:04:00)

と進んだ局面が以下の図。

この86歩は疑問手。
先手に歩を渡してしまうと25歩からの玉頭攻めが気になるため、
ここは大人しく62飛などと回っておくのが無難だったと思います。

しかし疑問手を指したら疑問手が返ってくるのが学生将棋(偏見)
ここで86同角とされました。
99角成があるため、これは少し居飛車が良くなったのかな~って感じでしたが、正直何もわかりません。ただ86同角に代えて86同歩 77角成~86飛は25歩がめちゃくちゃ気になります。そうなったら気合で12銀と引こうと思っていましたがだいぶ怪しい。

86同角以後は下記のように進みました。
9九角成(66)   ( 0:13/00:04:13)
7七桂(89)   ( 1:43/00:08:53)
8六飛(82)   ( 2:19/00:06:32)
8六歩(87)   ( 0:04/00:08:57)
7七馬(99)   ( 0:01/00:06:33)
6一飛打     ( 1:16/00:10:13)
6四角打     ( 0:19/00:06:52)
4六銀(35)   ( 0:43/00:10:56)
4四歩(43)   ( 1:02/00:07:54)
3六銀(27)   ( 0:38/00:11:34)
4五歩(44)   ( 0:08/00:08:02)
4五銀(36)   ( 0:02/00:11:36)
4四歩打     ( 0:01/00:08:03)
3六銀(45)   ( 0:05/00:11:41)
3四銀(23)   ( 0:48/00:08:51)

で局面図はこんな感じ。

前局面と見比べると、飛車が61に打ち込まれてはいますが、34の拠点が外すことができたのが大きいのと桂香の駒得となっているため、この時点では居飛車有利~優勢を意識していました。

64角は角を持ったらすぐに打ちたかった角です。28の逃げ道を塞げば先手玉は一気に狭くなりますし、本譜のように35で威張っていた銀が46に引くのは、ピッタリにも見えるものの25歩からの攻めが無くなるのでそれだけで大きな価値があります。

上図で先手の指し手は55歩と角と馬の道を止めに来ましたが45歩と突き違えていきました。自玉の近くで駒がぶつかるのは怖いですが、それは先手も後手も同じことですし、こちらは馬道さえ通しておけば自玉は安全だろうという考えです。

上図以降の指し手は以下の通り。
5五歩(56)   ( 0:23/00:12:04)
4五歩(44)   ( 0:20/00:09:11)
4五銀(36)   ( 1:27/00:13:31)
4五銀(34)   ( 0:03/00:09:14)
4五銀(46)   ( 0:33/00:14:04)
3三歩打     ( 1:47/00:11:01)
8一飛成(61)   ( 0:26/00:14:30)
2七桂打     ( 1:22/00:12:23)
4九玉(39)   ( 1:13/00:15:43)
8六角(64)   ( 0:05/00:12:28)
5八金(48)   ( 0:57/00:16:40)
6七銀打     ( 1:25/00:13:53)
5七金(47)   ( 0:42/00:17:22)
4七香打     ( 1:14/00:15:07)
4七金(57)   ( 0:58/00:18:20)
5八銀成(67)   ( 0:04/00:15:11)
5八飛(38)   ( 0:02/00:18:22)

で局面図は下図。

64の角は86から覗いて活用できました。
先手は23香からの強襲が最後の切り札として残っていますが、変に駒を渡さない限り後手玉がすぐに詰んだりすることは無さそうです。

さて後手の僕はここらへんでもうケリを着けに行きたいと考えていました。

ここでのソフト推奨手は68馬!(評価値は-3000点で後手勝勢)なんか筋の悪そうな手なんですが・・・ちゃんと読んでいけばなるほどな手です(ソフトの読み筋はここでは割愛)。

もちろんそんな手は見えないマキバオー。
「飛車持てば早そうだな~」とのんきに考えていた僕はここで悪手を放ちます。

 

59金!

う~ん、悪手!w

取ってくれれば寄りですが、もちろん38玉と逃げられてしまい、一気に先手玉が遠くなってしまいました。

評価値的にはまだ後手有利なものの、3000点を超える勝勢から1000点を切るほどまで下がってしまい逆転ムードが立ち込めます。

58金と飛車を拾うくらいですが先手は待ってましたとばかりに23香と最後の攻勢に出てきます。

寄せられたら負け。凌いだら勝ち。ただそれだけの勝負です。

前局面図以降の指し手は以下の通り。

3八玉(49)   ( 0:07/00:18:29)
5八金(59)   ( 0:02/00:15:18)
2三香打     ( 0:22/00:18:51)
2三金(32)   ( 0:51/00:16:09)
3一銀打     ( 0:31/00:19:22)

一見普通の銀打ちに見えますが・・・これが先手痛恨の悪手!

本譜12玉で後手玉への寄りがなくなってしまいました。

31銀に代える手としては35桂でした。金が逃げれば23ぶち込んで先手勝ちなので34香や41歩で受けますが、本譜よりはだいぶアヤがつきそうです。

上図以降12玉27玉と先手も一旦自陣に手を戻しますが、なにしろ後手玉がとても遠いためここで勝負あり。

上図以降の手順は以下の通り。

1二玉(22)   ( 0:45/00:16:54)
2七玉(38)   ( 0:40/00:20:02)
5五馬(77)   ( 0:27/00:17:21)
4六歩打     ( 0:22/00:20:24)
4九飛打     ( 0:55/00:18:16)
4二銀成(31)   ( 0:09/00:20:33)
4二銀(53)   ( 0:55/00:19:11)
3二銀打     ( 0:54/00:21:27)
2九飛成(49)   ( 0:52/00:20:03)
2八桂打     ( 0:27/00:21:54)
3五桂打     ( 0:51/00:20:54)
3六玉(27)   ( 0:35/00:22:29)
2七銀打     ( 0:10/00:21:04)
3五玉(36)   ( 0:15/00:22:44)
3四香打     ( 0:23/00:21:27)
3四銀(45)   ( 0:03/00:22:47)
3四金(23)   ( 0:06/00:21:33)
 投了         ( 0:08/00:22:55)

投了図は下図参照。

なんとか勝ち切りることができ、後輩に先輩としての意地を見せつけました!(途中で詰みを逃している顔)

 

ということで、交流戦とは言えども将棋人生初の中四ベスト16、2日目へ駒を進めることができました!

 

さて、2日目でマキバオーはどんな戦いを繰り広げ、どこまで勝ち進むことができたのか・・・(あれ最初にネタバレしてたような)。

 

 

 

この次も、サービスサービスぅ!


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