詩人
故・吉原幸子は
書いた
「肉だけが暗い」
と
或いは
「肉だけが暗ひ」
かも知れなひ
と
かのやふに
吉原幸子の
美しく哀しい旧仮名遣ひに
魅了され
旧仮名遣ひが持つ
疲れきったやふな
諦めたやふな
微熱のあるやふな
体温に
同じ体温を
感じて
孤独
終わらなひ
孤独
故・吉原幸子は
書いた
「肉だけが暗い」
と
或いは
「肉だけが暗ひ」
かも知れなひ
と
かのやふに
吉原幸子の
美しく哀しい旧仮名遣ひに
魅了され
旧仮名遣ひが持つ
疲れきったやふな
諦めたやふな
微熱のあるやふな
体温に
同じ体温を
感じて
孤独
終わらなひ
孤独