吉野弘は山形県生まれの詩人です。
この詩人が書いた詩に、カトリッククリスチャンの作曲家高田三郎が曲をつけて「心の四季」という合唱組曲が生まれました。
その中で私がとても好きな「雪の日に」。
(著作権侵害になったら、削除します)
雪がはげしく ふりつづける
雪の白さを こらえながら
欺き(あざむき)やすい 雪の白さ
誰もが信じる 雪の白さ
信じられている雪は せつない
どこに 純白な心など あろう
どこに 汚れぬ雪など あろう
雪がはげしく ふりつづける
うわべの白さで 輝きながら
うわべの白さを こらえながら
雪は 汚れぬものとして
いつまでも白いものとして
空の高みに生まれたのだ
その悲しみを どうふらそう
雪はひとたび ふりはじめると
あとからあとから ふりつづく
雪の汚れを かくすため
純白を 花びらのように かさねていって
あとからあとから かさねていって
雪の汚れを かくすのだ
雪がはげしく ふりつづける
雪はおのれを どうしたら
欺かないで 生きられるだろう
それが もはや
みずからの手に負えなくなってしまったかのように
雪ははげしく ふりつづける
雪の上に 雪が
その上から 雪が
たとえようのない 重さで
音もなく かさなってゆく
かさねられてゆく
かさなってゆく かさねられてゆく
この曲は絶対に東北の合唱団が歌った方が良い(上手とは違います)演奏をします。
読んでいただくとわかるとおり、山形県の雪の激しさがテーマだから。
私はこの曲はもう1回歌いたいな・・・と思う。
子音(しいん)の発音の仕方から、歌い方まで、高校三年間で歌って体に全部染み込んでいる一曲です。
こういう鮮烈な詩を歌ってみたい。書いてみたい。
この詩人が書いた詩に、カトリッククリスチャンの作曲家高田三郎が曲をつけて「心の四季」という合唱組曲が生まれました。
その中で私がとても好きな「雪の日に」。
(著作権侵害になったら、削除します)
雪がはげしく ふりつづける
雪の白さを こらえながら
欺き(あざむき)やすい 雪の白さ
誰もが信じる 雪の白さ
信じられている雪は せつない
どこに 純白な心など あろう
どこに 汚れぬ雪など あろう
雪がはげしく ふりつづける
うわべの白さで 輝きながら
うわべの白さを こらえながら
雪は 汚れぬものとして
いつまでも白いものとして
空の高みに生まれたのだ
その悲しみを どうふらそう
雪はひとたび ふりはじめると
あとからあとから ふりつづく
雪の汚れを かくすため
純白を 花びらのように かさねていって
あとからあとから かさねていって
雪の汚れを かくすのだ
雪がはげしく ふりつづける
雪はおのれを どうしたら
欺かないで 生きられるだろう
それが もはや
みずからの手に負えなくなってしまったかのように
雪ははげしく ふりつづける
雪の上に 雪が
その上から 雪が
たとえようのない 重さで
音もなく かさなってゆく
かさねられてゆく
かさなってゆく かさねられてゆく
この曲は絶対に東北の合唱団が歌った方が良い(上手とは違います)演奏をします。
読んでいただくとわかるとおり、山形県の雪の激しさがテーマだから。
私はこの曲はもう1回歌いたいな・・・と思う。
子音(しいん)の発音の仕方から、歌い方まで、高校三年間で歌って体に全部染み込んでいる一曲です。
こういう鮮烈な詩を歌ってみたい。書いてみたい。