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和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

ガチャピンの相方じゃない方のムック。

2009-03-03 20:13:25 | いつもの日記。
・・・何なの、この人たち。

いや、今日、ムックのニューアルバム「球体」を買ったんですよ。
前作「志音」がブッチギリで昨年一番聞いたアルバムだったので、
そりゃあもう期待も高まるというものなのですが。
でも、正直どっちかというと不安の方が大きかったんです。
これまでの経験上、すげーアルバムの後って、どうしても落ちちゃうんですよね。
大体どのバンドも、デビューから2、3枚目でベストなアルバムができて、
そこからは下降、よくても停滞するんです。

そんなわけで、不安と期待が7:3くらいの比率で聞いたのですが。
ここで、冒頭の感想になるわけです。

何でそこから更に進化するかな。

こう言っちゃ何ですが、伸びしろなんてもうそうそうないだろうに。
サウンドはより重厚に、メロディはよりポップに、歌詞はより深遠に。
全部が全部、見事にパワーアップしてます。
デビューしたての新人かよ!

確かに、その片鱗は先行シングル「アゲハ」「空と糸」の2曲から感じられる
ものではあるのです。
これまでのロック路線はそのままに、多少泥臭かったメロディはより洗練され
真っ直ぐな進化を見せ付けてくれました。
でも、だからってアルバム全体をここまで底上げしてくるポテンシャルって
どういうことなのよ?
Kenプロデュースがそんなに良いきっかけになったのかしらん。

いや、このアルバムは是非多くの人に聞いてもらいたい。
かなり広範囲の方々に受け入れられる作品になってるんじゃないでしょうか。
余程ロックが嫌いとか日本の音楽が嫌いとか歌謡曲メロが嫌いとかじゃなければ。

個人的には、今のところ
「咆哮」「ハイドアンドシーク」「陽炎」「レミング」「浮游」
辺りが好きです。

1曲目のインスト「球体」からの「咆哮」は、毎度お馴染みムックの先制攻撃。
アルバムのイメージをガッツリ伝えてきます。

「ハイドアンドシーク」はムックの王道とも言えるロックサウンド。
これぞムック!的な1曲。

そこから繋がる「陽炎」は一転してスローなロック歌謡曲。
サビメロの哀愁がたまりませんな。もはや演歌か。

そして、意外と珍しい字余りだらけの「レミング」。
メロディの邪魔にならない字余りは大好物です。

「浮游」はその独特なメロディが魅力。歌だけじゃなく、楽器陣も込みでね。
変化球のムックが楽しめます。

・・・と、予想外な出来に興奮冷めやらぬ感じですが。
このアルバムは良い。すげー良いですよ。マジで!
是非、一度。