岩倉高等学校 放送部

東京都台東区上野にある岩倉高等学校・放送部のブログです(創部1958年)

自分の見方を問え

2019年02月16日 | 活動

学年末試験前最後の土曜日の活動。来週の土曜日から試験一週間前になりますのでしばらく活動できません。

平日の放課後は、7時間目や8時間目また講習などで足並みがそろわないことも最近は多いので、土曜日の午後は実に貴重です。そのため、少し時間の使い方に無駄(この無駄という定義も私たちのような活動内容ですと難しい所ではありますが)が感じられるとじれったくなります。そこで少々小言。

さて、学年末試験を前にNコンの方向性を定めたいのでいくつかのグループに分かれ活動。ブレスト、シナリオの開示、取材の開始など様々な動きがありましたが、共通して部員に認識してほしいことをしつこく言うことにしています。それは、番組でもアナ朗でも、もちろん研発のようなものでも、「自分の見方を問え」ということです。

「自分の見方を問え」とは、自分はどう思う、自分はどう感じる、自分はどう伝えたいといったことです。自分が今、目の前にしているものに対して、自分にとってどうなのかということを常に問わないといけないということです。

探し求めていたものでも、たまたま出会ったものでも、ただ対象物が存在している事実を感じているだけでは、たぶん面白いことは起きません。自分が「こう見て」「こう感じて」「こう言う」といった過程を踏んでいかないと、決して自分がウキウキするようなことは始まらないと思います。ウキウキしないことで人をウキウキさせることなど恐らく無理でしょう。


部室には思いつきで(思った時すぐが肝心)色々なものを貼っています。

そのすべてが「自分の見方」を問うものです。君ならどう思う?どう感じる?好き?嫌い?なぜ?こんなことの繰り返しがない所から、何となくモノが出てくるとは到底思えないです。


昨日表現(L特)の授業で屋上に行きました。寒い灰色の空の下、「この色と空気は」なんて妄想しました。


ちょっとした日常の風景で妄想しろよとまでは言いませんが、遠くに見えるスカイツリーをただ「日本で一番高い建物」という事実だけで終わらせるのには、面白さや感動は大してありません。何かを伝える、その何かを常に自分の見方として問うことが一番大切だと思うのです。

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