「山本剛/Blues to east」を聴き始めた瞬間、この頃気に入っている白州の炭酸割りのように鮮烈な音が弾け飛んで来た。すぐさま誰が録音したのか確認すると、Cutting Engineer :Tohru Kotetuと記載されている。また、『小鉄徹』さんだった。
昔、DIWから発売された『円盤新世紀 小鉄徹工房』でそれ以前から所有していた盤との音の差に驚かされたことがあったが、次に続いた小鉄ブルー・ノート盤が期待外れで自分の中で小鉄ブームは終わってしまったのだが、TBMのオムニバス盤「山本剛、今田勝/Stardust」に続いて2枚目もである。
こちらは小鉄さんカッティングだが録音は神成芳彦さんで、元々TBM盤は録音が良いから音が良いと思っていたが、聴いてCutting Engineerが誰かと思うことが2回も続くのは、今までヴァン・ゲルダー以外いなかった。
これは小鉄盤を探さねばと思いネット検索すると、なんと小鉄さんのディスクグラフィーがあるではないか!きっと、今頃こんなこといっているのは僕だけだったのだろう。この頃、国内盤も高いし、地道に探そうと思うのであった。
山本剛さんのピアノは、BARで頼むおつまみセットに一つだけあるチョコレートのようで、最後の一杯飲みながら食べて帰りたい。
こんなこと言っておきながら怒られるかもしれないが、2枚続けて聴くと僕の耳はヴァン・ゲルダーのMONO盤が欲しがっているようだ。
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