岩手に出張で来ており、台風が近づき雨が降っているが一時間半掛けて一関へ向かう。
十二時半に到着し、開店していない場合は昼飯にするかと思っていたが、ランプが灯っており一安心。
店に入ると一番乗りで、程よい音量でクラシックが流れている中、特等席の後部席に座る。
その後、掛ったアルバムは以下の通り。
「セロニアル・ヒムセルフ」のラウンドミッドナイト本テイク前に収録されたソロピアノらしい。「Making of Round Midnight」といった感じで試行錯誤しているモンクが聴ける。これは探さねばならないな。
ベイシーでもう3回以上聴いた筈。モンクのソロに掛かった所為か、店内が暖色にかわり、優しいコルトレーンノテナーに頬が緩む。
1枚目、2枚目と徐々にボリュームも上がり、本アルバムでMAX音量か。ベイシーでこの音量で聴くといいと思うのだが、ウサギ小屋の自宅ではビックバンドを好んで聴かない。切れ味抜群で圧倒される。
フレディ・ハバートのトランペットが耳に刺さり、トニー・ウイリアムスのバスドラが腹に響く。これが聴けて、雨の中来た甲斐があった。
ジャズ喫茶のベイシーには一度行きましたが、すごいですね。できればまた訪れたいジャズ喫茶です。マイアミのベイシーは是非同店で聴いてみたいし、次のハンコックのものも鋭いピアノの音が聴こえてきそうです。一時間半かけても、出かける価値がありますね。
あの広い空間と音量で、マイルスの「フォア&モア」やコルトレーン『ライブ アット バードランド』を聴いてみたいですが、リクエストは無理なので運頼みです。
今、気に入っているカマシ・ワシントンの「Truth」も聴いてみたいですが、これは間違いなく掛ることないですね。