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12月16日(月) 新線、新駅、幸せの黄色い電車。

2019年12月17日 07時56分52秒 | 2019年

 5時半起床。妻と娘が起きてくるまでにシャワーを浴び、身支度を整える。

 朝早く起きて準備をしていたからだろうか、通常よりも早く準備を済ませ、保育園へ送っていく。

 朝食は健康味噌汁。

 午前中はオフィスで事務処理。予定していた項目は何とか全てやり終える。

 午後からは休暇を取る。先月末に開通した相鉄・JR直通線に乗車したいと思い立つ。

 横浜から湘南新宿ラインに乗り、大崎まで移動する。

 そこからすぐに折り返し、相鉄線直通の海老名行きに乗車。最新の12000系である。この路線の開通から半月が経ったが、未だに先頭車両には多くの鉄道マニアが詰めかけていた。私はドア越しに立ち、景色を眺める。

 武蔵小杉駅を出てから東海道貨物線に入る。次の停車駅である新駅・羽沢横浜国大駅までは15分掛かる。

 これまで旅客列車が走ったことのない貨物線を走るというのは、鉄道マニアにとってはとてもワクワクするものである。「ここでポイント切り替えがあるのか」とか、「ここは単線で交互運行なのか」といった発見がある度に心躍る。

 羽沢横浜国大駅に近づく。ここは東海道貨物線の横浜羽沢駅に隣接して作られた新駅である。

 羽沢横浜国大駅がJRと相鉄の境界駅である。先ほどまではJR線(東海道本線)の「各停・海老名行き」だった列車が、ここからは相鉄線(新横浜線)の「特急・海老名行き」になる。

 西谷駅で従来の相鉄本線に合流。大満足で電車を降りる。

 せっかくなので西谷駅周辺を散策する。駅を降りた瞬間は何もない景色に驚かされたが、南口から少し歩くと商店街に出た。相鉄とJRの直通運転開始を祝う旗が至るところで掲げられている。確かに、この直通運転開始をきっかけに西谷にはこれまで停まらなかった特急が停まるようになったので、横浜へも海老名へも、そして渋谷・新宿へも便利になって、住民の皆さんは喜んでいるのではないだろうか。

 商店街を歩いているうちに見つけた喫茶店「りんごの木」で遅めの昼食をとることにする。店内は常連さんで賑わっている。店主さんも交えた話し振りからして、毎日ここに集まってお喋りをしているらしい。

 注文はおすすめだというオムライス。鉄のフライパンで出てくるので、最後まで熱々で食べられる。味もこれぞ王道のオムライスといった感じで、美味しい。卵の火の通り具合も、ケチャップライスの食感も、私としてはほぼベストである。

 西谷駅へ戻る。日中のJR直通列車は30分に1本だけ。いずれ羽沢横浜国大駅から新横浜経由で東横線につながると、この駅を通る列車ももっと賑やかになるだろう。新横浜まで通ってくれると、私としてもとてもありがたい。

 ホームへ下りると、相鉄線のドクターイエローともいえる保守管理用の700系車両に出くわした。主に架線の状態を検査するための車両だと言われている。仕事で散々相鉄線に乗っている私だが、生で見たのはこれが初めてである。聞くところによると、1ヵ月に1度しか走らないらしい。運行スケジュールも非公開だから、これは本当に貴重な出会いである。一瞬だったが、間違いなくこの瞬間が今日のハイライトと言っていい。

 15時12分発の新宿行きに乗り、羽沢横浜国大駅で降りる。新駅も見ておかないと。

 新駅はメカニックな印象で、悪の組織の秘密基地のような雰囲気がある。端から端までうろちょろする。

西谷方面はトンネル。

東急東横線への直通に向けて、既に信号灯は準備されている。

武蔵小杉方面は地上へ上がっていく。

 改札を出て、外へ。駅前にはまだ何もない。

 貨物駅に掛かる長い陸橋の先には住宅街が広がっている。このあたりに家を買っていた人たちは大当たりである。完全に陸の孤島だったのが、一気に駅近物件に様変わりだ。これから駅周辺の雰囲気もどんどん変わっていくのだろう。

 帰りは、駅前のバス停から新横浜へ帰る。しかし、バスの本数は1時間に1本。たまたま15分くらいしか待たなかったから良かったが、とても駅前のバス停とは思えないダイヤ編成である。駅がなかったら本当に陸の孤島だ。

 バスはガラガラだった。新横浜駅までは15分ほどで到着する。東急線への路線が開通したら、羽沢横浜国大から新横浜までは何分で行けるのだろうか。

 16時半過ぎに帰宅。

 家事を済ませてから、保育園へ娘を迎えに行く。

 今日は妻が会社の忘年会なので、夜はワンオペ。一緒にヨーグルトを食べ、お風呂に入り、歯磨きと鼻水の吸引を済ませる。その後は絵本を読みながらゴロゴロし、一緒の布団でくっついて眠る。普段は妻にしているベタベタを、今日は私にしてくれた。嬉しい。しかし、いざ本当に寝ようというタイミングになると、いそいそと自分の布団へ移動して1人で眠りについた。これは妻の時と違う。少し寂しいが、自らの意思で眠れるようになったとは大したものである。

 洗濯機を回し、夕食はコンビニで買ってきた豚焼肉弁当とキムチ鍋を食べる。

 食事を終えてからは、少しパソコンに向かう。珍しく家で真面目な書類を作る。

 23時半前に妻が帰宅。

 作業が終わったのは0時半過ぎ。集中しすぎてこんな時間になってしまった。

 1時過ぎに就寝。最近また夜の咳がぶり返してきた。使用途中だった吸引型の薬を復活させる。