社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月25日(日)

2011年09月25日 23時13分05秒 | 2011年

  10時起床。野暮用があって近所をうろちょろしている時に、中学時代の同級生に会う。最後に会った時にはまだお互いに学生だったから、おそらく4年振りぐらいの再会である。その時の彼の第一声は「久しぶり」でも「元気だった?」でもなく、「太ったね」だった。その言葉だけなら会う人会う人に言われるのでもはやそれほど傷つかないのだが、その後に真剣な表情で「薬とかやってんじゃないよね」と言われた時はさすがに凹んだ。ウォーキング、骨盤、ヨーグルトと徐々にダイエット活動の幅を広げてきたが、そろそろ本格的に核となる部分(食事)にメスを入れなければならないかもしれない。

  昼食は、久しぶりに吉野家で牛丼を食べる。最近は、食事に限らず意識的に大手チェーン店の利用を避けるようにしているのであまり訪れる機会がないのだが、私にとっては牛丼といえばやっぱり吉野家である。吉野家が牛丼を280円で販売していた時期にちょうど高校生だった私は、その安さから毎週のように通っており、その時に味覚を洗脳されている。だから、他のチェーン店の牛丼を食べても全く美味しいとは思えない。吉野家の牛丼、つゆだく、生卵。私にとってこのメニューは、これからもずっと鉄板であり続けるだろう。

  午後からは、自宅でサンとお留守番。床をフローリングに替えてから、サンは私の部屋で過ごすのが快適なようで、ずっと入り浸っている。時には、お気に入りの人形や自分の布団を勝手に持ってきて寝ていたりもする。

  夕食は、駅前の回転寿司「海鮮三崎港」でテイクアウトしてきたお寿司。母がここの寿司屋を比較的気に入っていて、確かに味は悪くないのだが、いかんせん接客が悪い。敬語は使えないし、言い方もぶっきらぼう。これが港近くの古くからあるお寿司屋さんとかならわかるが、チェーン店でそれはまずいだろう。「回転寿司ごときで職人気取りとは笑っちゃうぜ」なんて、さすがに恐くて言えないが。

  さて、今日でシルバーウィークが終わる。前後半ともにサッカー観戦以外はダラダラと過ごしてしまったが、それなりに休みらしい休みを過ごせたとも言えよう。

 


9月24日(土)

2011年09月25日 02時05分42秒 | 2011年

  8時起床。インターネットのニュース記事で、「ホワイトハンズ」というNPO法人が紹介されていた。この団体は、介護行為として障がい者の射精介助サービスを行っている。代表の坂爪真吾さんは、東大で社会学を勉強し、専攻はジェンダー・セクシュアリティだったとのこと。となれば、当然誰の下で学んでいたかは明らかである。

  障がい者の性に関しては、2004年に新潮社から出版された『セックスボランティア』(河合香織著)を読んで以降、それなりに興味を持っていた。ホワイトハンズの射精介助の対象は(当然ながら)あくまで男性に限られているが、『セックスボランティア』の中では女性を対象としたサービス(?)も取り上げられている。当然ながら、「障がい者の性欲をどう扱うか」という問いは、「障がい者の男性の性欲をどう扱うか」と同義であってはならない。ただ、男性の性欲処理のゴールが射精という形である程度想定される反面、女性の性欲は何をもって満たされたとするのかよくわからない。1度のオーガズムで良いのか、それとももっと精神的な充足が必要なのか…。そうなると、これは男性についても同様に考えなければならないことだが、そもそも性欲とは何なのかという難しい話になってくる。

  このホワイトハンズの上手なところは、その目的を「性欲の解消(充足)」はなく、「射精」としていることである。それによって、「性欲(を満たす)とは何か」という先の問いをとりあえず棚上げすることが出来る。そして実際、その介助によって幸福感を得ている人々がいる。彼らからしてみれば、理屈云々以前に、「そこにニーズがある」のだろう。ただ、私個人の感情を言わせてもらうならば、上野ゼミで学んだからには、「女性の障がい者の性欲をどう考えるか」という問いにも向き合って欲しい。

  昼過ぎに家を出て、武蔵小杉へ。今日は、等々力競技場でJリーグ第27節、川崎フロンターレvs.清水エスパルスの試合を観るのだ。駅に到着後、しばらく周辺を散策してから、新丸子駅近くにある蕎麦屋「寿美吉」で昼食。ざるそばとカツ丼のセットを食べる。お蕎麦は何の変哲もないものだったが、カツ丼がなかなか美味しかった。このお店に限らず、蕎麦屋の丼物はなぜか美味しいような気がする。

  20分ほど歩いて等々力競技場へ。開場時間(16:30)の30分ほど前から列に並ぶ。今日はチケットが完売ということで、アウェイ(エスパルス)側にも長蛇の列が出来ていた。そのため、実際に入場出来たのは17時前。しかし、それでもゴール裏ほぼ中央の良席を確保することが出来た。

  等々力競技場では、一旦入場した後でもスタジアムの外に出ることが出来る。これまで行ったスタジアムは全て再入場が禁止されていたので、これには驚いた。多くの観客は、一度入場して座席を確保してから、外のイベント会場(フロンパーク)へ繰り出す。このイベント会場もなかなか趣向を凝らしたもので、特に子どもたちにとってはとても楽しい空間となっている。再入場制度の導入も含め、こうした顧客サービスの取り組みは素晴らしいと思う。ちなみに、今日は「エコ」をテーマとしたイベントが数多く開催されていた。


リユース食器の積み上げ大会。


エコアイスクリーム作り教室(byハーゲンダッツ)


環境紙芝居

  キックオフは19:03。今回、初めてゴール裏の席から観戦したのだが、思ったよりは見やすかった。反対側のゴール前の様子はほとんどわからないが、手前のゴール前の競り合いは迫力がある。ただ、周りの客層はサイドスタンドに比べて熱い人が多く、好き嫌いの分かれるところだろう。私は熱い応援に囲まれるのは好きだが、罵声に近い叫びを上げている輩も多く、それは非常に鬱陶しい。こういうことを言うとフェミニストからコテンパンにされるだろうが、女性が汚い言葉を発しているのを見ると、気分が悪い。若い女の子ならまだしも、中年女性となると殊更である。「おいおい、完全に女捨ててるじゃん。萎えるわー」と思ってしまった私には、もはやフェミニストを名乗る資格はないだろう。

  試合は前半を0-0で折り返したものの、56分(後半11分)にゴール前の混戦からアレックス選手が押し込み、エスパルスが先制する。得点したアレックス選手はもちろんだが、その前の高木選手の突破が素晴らしかった。しかし、その約10分後、65分に今度は同じくゴール前の混戦からジュニーニョ選手に押し込まれ、同点に追いつかれる。その後、互いに決定的なチャンスを迎えるものの決めきることが出来ず、1-1で試合終了。しかし、攻撃の迫力も出てきたし、守備面でもGK山本海人選手のスーパーセーブやキャラ(ヨンアピン選手)の献身的なタックルなど見所が多く、良い試合だったと思う。ただ、相変わらず主審(井上知大さん)の判定はひどかった。特別どちらかを贔屓しているというわけではないのだが、日本の審判は一体いつまで激しいプレーとラフプレーを混同し続けるのだろうか。現在の日本のサッカーは、フィジカルの強い選手がその強さを活かせない(逆にそれが邪魔になる)状況になっている。特に海外から来た選手たちにとっては、当たり前だと思っている激しいプレーがいちいちファールにされるので、相当ストレスが溜まるのではないだろうか。


お疲れ様でした。

  22時半前に帰宅。なぜか、足が筋肉痛になっている。武蔵小杉駅から等々力競技場まではそれほどの距離でもないのだが、それ以外に散策する時間が多かったのかもしれない。何はともあれ、運動するのは良いことである。