最近マイコプラズマ肺炎と思われる患者さんが急増しているようであります。頑固な咳
と遷延性発熱が特徴ですが、CRPなど一般炎症反応が弱いのが特徴でもあります。聴診
上は特徴的な聴診音がないため、判りずらいのが特徴的でもあります。一見喘息(発作)の
ようにも思われがちですが、簡易PEEP検査(気道抵抗)などは正常のことが多いです。
しかし、胸部XPでは下肺野を中心としたスリガラス陰影が認められる場合もあります。
また高齢者では他の細菌を併発した混合感染も散見され、重症化する場合もあるので注意
が必要であります。検査法はマイコ抗体検査(MPHA法)が一般的ですが、確定診断のために
はペアー血清を取る必要があるため、1~2W掛かる難点があります。最近では口腔粘膜か
ら直接マイコのDNAを調べるLAMP法が開発され、早期診断が可能になりました。
治療ですが、従来クラリスやジスロマックなどマクロライド系剤が有効とされていましたが、
耐性化が進行中で、効果認められない症例も多いです。ですから、最近ではニューキノロン
系のオゼックスやグレースビットなどが選択されるようになってきています。むろん、当院
ではグレースビット(100~200mg)を選択しています。長引く咳ではマイコプラズマ感染症
を疑って適切な抗菌力のある抗生剤を内服することが重要となります。なかなか咳が止まず
心配な患者さんは是非当院院長までご相談ください!
と遷延性発熱が特徴ですが、CRPなど一般炎症反応が弱いのが特徴でもあります。聴診
上は特徴的な聴診音がないため、判りずらいのが特徴的でもあります。一見喘息(発作)の
ようにも思われがちですが、簡易PEEP検査(気道抵抗)などは正常のことが多いです。
しかし、胸部XPでは下肺野を中心としたスリガラス陰影が認められる場合もあります。
また高齢者では他の細菌を併発した混合感染も散見され、重症化する場合もあるので注意
が必要であります。検査法はマイコ抗体検査(MPHA法)が一般的ですが、確定診断のために
はペアー血清を取る必要があるため、1~2W掛かる難点があります。最近では口腔粘膜か
ら直接マイコのDNAを調べるLAMP法が開発され、早期診断が可能になりました。
治療ですが、従来クラリスやジスロマックなどマクロライド系剤が有効とされていましたが、
耐性化が進行中で、効果認められない症例も多いです。ですから、最近ではニューキノロン
系のオゼックスやグレースビットなどが選択されるようになってきています。むろん、当院
ではグレースビット(100~200mg)を選択しています。長引く咳ではマイコプラズマ感染症
を疑って適切な抗菌力のある抗生剤を内服することが重要となります。なかなか咳が止まず
心配な患者さんは是非当院院長までご相談ください!
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