７年前からＨＰ（ピロリ菌）陽性の難治性胃潰瘍や十二指腸潰瘍症例に対し、新３剤除菌治療（ランソプラゾール,アモキシリン＆クラリスロマイシン）が保険収載となり、当院でも当初より積極的に同除菌治療を取り入れ、すでに７５名の患者さんに施行して８０％台の除菌成功を確認しております。しかし、除菌失敗例では患者さんを落胆させるケースもありまして、その症例を何とかしたいと常日頃思い悩んでおりました。しかし、今年の８月に入りメトロニダゾール（フラジール）を追加した最新除菌治療が保険収載になりまして、ＨＰ除菌失敗例の患者さんに朗報となりましょう。この最新ＨＰ除菌治療はクラリスロマイシン（クラリス）の替わりにメトロノダゾールを使用するもので、薬剤耐性が進んだクラリスをフラジールに変えることで除菌効果を高めることが可能になります。したがって、ＨＰ除菌失敗症例でも高い除菌効果（８０％以上）は期待でき、完全除菌を目視した外来治療が現実のものになりそうであります！詳しくは当院までご相談ください。
