釣行日 : 2019年11月26日(旧暦10月30日大潮)
釣行先 : 広島湾
ホームグランド : 広島宇品 彗星Ⅲ Fishing
小川 訓裕 船長
今回は一年振りに広島湾のブリ釣りに挑戦です。少し前に太刀魚釣りの福山K船から彗星Ⅲを見つけてご挨拶!
昨年同時期にブリが無茶釣れし今年も好機に乗船お願いしていたもの。前線を伴った低気圧は前夜に通り過ぎて降雨は免れたが、風が強くて何処まで出られるか若干気になるところです。気温も前日より冷え込む予報で、着衣は冬装備ですね。自宅から宇品までの行程は過去の記録をチェックし適時の到着でした。愛車は間もなく一年になるが、高速道路での自動運転に近い運転補助システム アイサイトで随分楽な走行でした。信号機も踏切も無い 行け行けドンドン の完全整備道路ですからシステムも余裕の安心安全走行 車線変更は人為操作だが先行車検出追随は継続機能なので気疲れは殆ど有りません。旧車では1時間以上継続運転すると休憩しましょう!音声通報が有ったが、最新システムではこれが無くなりました(?)長時間運転での ヒヤリ はっと! なんてのは全く縁が無くなりましたよ(真面目運転前提!)
京橋川河口近くの専用桟橋は、大口径キャスターで楽に通れるように整備されていた。ブイに繋留されている 赤 青 白 に塗り分けられた三艘のシリーズ船が懐かしく目に入る。燃料を補充して河口を下る。
右舷前寄りの席を戴いてセットに掛る。左席は、今は広島に住む岡山出身の若手釣り師、あとはグループで常連の若者(中にはそれなりの人も!)釣り上手に見えます。隣の人も後ろの人も、顔を合わせると”いつもブログ見てます!”と声を掛けて呉れました。釣り談義と共にご愛読のお礼を伝える。
江田島の向こうから朝日が上がる。反対側の突出した山=宮島の弥山が照らされて一際明るく見えます。気象海象は良いとは言えないが湾内なので問題なし。途中でサビキ仕掛けにどんぶり籠を下して餌の小鯵を調達。餌撒きして寄って来るのにやや時間要したが、後は余るくらい釣って生簀に溜めてから目指すポイントへ!すぐに実釣開始。早々と左右舳席が竿を曲げる。時間を掛けて確実に獲り込んだ。リールを巻いてる人は懸命だが、待つ方は随分と長く感じますね。
時間を空けずに自分も!と攻めるが中々その気配が無い。背中席で掛けたが ”逃げられた!”
暫くして左席が二匹目をヒット!バッチッと合わせたところでバッチン!とラインが合わせ切れ、残念!
随分と時間が経っていく。誰も食わせる気配が無さそう・・・ 頭数半分は釣っている。残余組に入った私は焦りを感じてきましたよ。でも気を取り直して、色気 殺気を殺して精神統一・・・ここで船長が私の仕掛けを調整してくれた。ポイント移動してから艫席4人が次々にヒット、二匹目を挙げたのも居る。自分に来るのも時間の問題だろう・・・と楽観してたらやっぱり来ました。小鯵に喰いつきから竿先が突っ込むまでややモタモタしたが合わせはバッチリ!中々寄せさせてくれない。周りからデカイ!と声が掛る。無理せずドラグ緩めで垂直巻!今日の竿はガラスの強くて柔らかいモノ。垂直巻で竿の硬軟デメリットを殺して落ち着いて巻き上げる。船長が玉網入れしてくれて今日ではデカイ部類の一尾を獲り込んだ。80超だが90には届かないけど、丸々とした立派なブリですネ。
左隣席 一番に釣り上げた一尾、終わりごろに私が取った太っちょの一尾。
後方で終盤怒涛の取り込みしたグループさん、クーラーに入りきりませんね。
今日は乗船者全員ゲット! 中には複数獲った人が2~3人? 皆さん良い釣行ができました。有難うございました。
略定刻の納竿でした。船長も、全員収穫!で肩の荷が下りた気持ちですね。 お疲れ様でした。
背中合わせのお仲間釣り師のリーダーさん、小鯵釣りの籠等気遣い戴き有難うございました。
皆さん 楽しい釣りができましたよね。 欲を言えばきりが有りませんから、 あそこで!あと1本・・・いろいろ口から出かかる言葉種々雑多。でもね、大勢の乗船者 一人の犠牲者なくめでたしめでたし! 船長さん 最高でしたネ
同船の釣り師諸兄 お世話になりました。 有難うございました。 また 彗星Ⅲ 船上でお会いしましょう※◯◇☐$¥~
次は、今週末 今季最後のテンヤ真鯛の予定です。 来週は12月、年末行事多端な中太刀魚 待望のポイントを攻められたら最高なんですが・・・ 先ず 出られたら幸せ、後は状況に即応です! た の し み!!!
じゃあ またね~
追伸(ブリ釣り その②)デカ鰤を我が家に持ち帰ってどうするの? きちんと処理して美味しく食べてやろう!
1.釣り上げたら元気なうちに血抜きを完了する その前に活け〆を!(脳死)
(麻酔無しで喉を切られる残酷さは禁物 )
1-1.活け〆は、殺すことではありません。頭蓋(脳)を一瞬に破壊(脳死状態)し、内臓(心臓)は動いている。
(エラ元をナイフでえぐって心臓を壊してはいけない。やたらにナイフを刺して血を流すと血圧が下がって血抜きの時に血が籠もってしまう)
1-2.部位は頭蓋の位置を正確に狙って締め鈎を打ち込む。太い獲物は目と目の間 脳天を一撃し瞬殺(脳死)
2.血抜きは確実十分に!
2-1.エラ元の太い動脈一か所から一気に血を抜く。(裏側とか尻尾とか多数箇所での血抜きは逆効果)
心臓に近いから、心臓を傷つけないよう注意
2-2.動脈一か所を切ったら、水を満たした大型バケツに頭から突っ込んで上下に揺すって体内の血をバケツに流し出す
2-3.しっかり2^3分程度揺する。 目安は、 元はどす黒かった鰓がピンク色に成れば十分です。
(船上でナイフを刺して血が出てきたら=血抜き ではない。 血が固まって流血が止まってしまいます)
エラがピンクになった魚体からは殆ど血は流れ出ないが、クーラーが血だらけべっとり溜まるのは血抜きが未了
3.念を入れれば、ワイヤーを尻尾の半切カット面の神経穴から挿し込んで”神経締め”しておけば死後硬直が遅延できる
但し、氷を多量に獲物を埋める様では魚体がカチカチ硬調して、神経締めの効果を消す。氷は頭と腹付近に2袋程度で十分
(釣りたての魚は7℃前後に維持、持ち帰りもその後の保存熟成も然りです)
4.私は持ち帰り後数日保存できるような熟成処理をしておきます。
4-1.先ずエラ・内臓を除去
4-2.口から水道ホースを挿し込んで水圧で残血を排出
4-3.尖端水圧ノズル(自作)を水道ホースに繋ぎ、尻尾の半切カット面の神経穴に加圧して骨髄神経糸を排出。
次に、下側の脊椎血管に刺して残った血液を下から上に吹き上げて排出
(末梢血管の血や骨髄液が残留していると、数日間の熟成中に臭みの元となる)
5.一晩寝かす・さらに熟成させる いずれにしても吸水包装紙にくるみ大型ポリバックに入れて空気を抜き密閉。
氷を2~3袋入れた大型クーラーボックスに保存。早く食べたいなら翌日刺身に下します。数日後に熟成して旨味が増したのを捌く。半身は翌日、残りは熟成後 と二度楽しむこともできますね。
魚をきちんと捌いて美味しく食す 必須手順を守る・必要な小道具も最低限揃える 釣りに+ワンの楽しみです
昨年11月の本稿 No.250 釣った魚を美味しく戴くための処理 魚は真鯛ですが同じことですね!
釣行先 : 広島湾
ホームグランド : 広島宇品 彗星Ⅲ Fishing
小川 訓裕 船長
今回は一年振りに広島湾のブリ釣りに挑戦です。少し前に太刀魚釣りの福山K船から彗星Ⅲを見つけてご挨拶!
昨年同時期にブリが無茶釣れし今年も好機に乗船お願いしていたもの。前線を伴った低気圧は前夜に通り過ぎて降雨は免れたが、風が強くて何処まで出られるか若干気になるところです。気温も前日より冷え込む予報で、着衣は冬装備ですね。自宅から宇品までの行程は過去の記録をチェックし適時の到着でした。愛車は間もなく一年になるが、高速道路での自動運転に近い運転補助システム アイサイトで随分楽な走行でした。信号機も踏切も無い 行け行けドンドン の完全整備道路ですからシステムも余裕の安心安全走行 車線変更は人為操作だが先行車検出追随は継続機能なので気疲れは殆ど有りません。旧車では1時間以上継続運転すると休憩しましょう!音声通報が有ったが、最新システムではこれが無くなりました(?)長時間運転での ヒヤリ はっと! なんてのは全く縁が無くなりましたよ(真面目運転前提!)
京橋川河口近くの専用桟橋は、大口径キャスターで楽に通れるように整備されていた。ブイに繋留されている 赤 青 白 に塗り分けられた三艘のシリーズ船が懐かしく目に入る。燃料を補充して河口を下る。
右舷前寄りの席を戴いてセットに掛る。左席は、今は広島に住む岡山出身の若手釣り師、あとはグループで常連の若者(中にはそれなりの人も!)釣り上手に見えます。隣の人も後ろの人も、顔を合わせると”いつもブログ見てます!”と声を掛けて呉れました。釣り談義と共にご愛読のお礼を伝える。
江田島の向こうから朝日が上がる。反対側の突出した山=宮島の弥山が照らされて一際明るく見えます。気象海象は良いとは言えないが湾内なので問題なし。途中でサビキ仕掛けにどんぶり籠を下して餌の小鯵を調達。餌撒きして寄って来るのにやや時間要したが、後は余るくらい釣って生簀に溜めてから目指すポイントへ!すぐに実釣開始。早々と左右舳席が竿を曲げる。時間を掛けて確実に獲り込んだ。リールを巻いてる人は懸命だが、待つ方は随分と長く感じますね。
時間を空けずに自分も!と攻めるが中々その気配が無い。背中席で掛けたが ”逃げられた!”
暫くして左席が二匹目をヒット!バッチッと合わせたところでバッチン!とラインが合わせ切れ、残念!
随分と時間が経っていく。誰も食わせる気配が無さそう・・・ 頭数半分は釣っている。残余組に入った私は焦りを感じてきましたよ。でも気を取り直して、色気 殺気を殺して精神統一・・・ここで船長が私の仕掛けを調整してくれた。ポイント移動してから艫席4人が次々にヒット、二匹目を挙げたのも居る。自分に来るのも時間の問題だろう・・・と楽観してたらやっぱり来ました。小鯵に喰いつきから竿先が突っ込むまでややモタモタしたが合わせはバッチリ!中々寄せさせてくれない。周りからデカイ!と声が掛る。無理せずドラグ緩めで垂直巻!今日の竿はガラスの強くて柔らかいモノ。垂直巻で竿の硬軟デメリットを殺して落ち着いて巻き上げる。船長が玉網入れしてくれて今日ではデカイ部類の一尾を獲り込んだ。80超だが90には届かないけど、丸々とした立派なブリですネ。
左隣席 一番に釣り上げた一尾、終わりごろに私が取った太っちょの一尾。
後方で終盤怒涛の取り込みしたグループさん、クーラーに入りきりませんね。
今日は乗船者全員ゲット! 中には複数獲った人が2~3人? 皆さん良い釣行ができました。有難うございました。
略定刻の納竿でした。船長も、全員収穫!で肩の荷が下りた気持ちですね。 お疲れ様でした。
背中合わせのお仲間釣り師のリーダーさん、小鯵釣りの籠等気遣い戴き有難うございました。
皆さん 楽しい釣りができましたよね。 欲を言えばきりが有りませんから、 あそこで!あと1本・・・いろいろ口から出かかる言葉種々雑多。でもね、大勢の乗船者 一人の犠牲者なくめでたしめでたし! 船長さん 最高でしたネ
同船の釣り師諸兄 お世話になりました。 有難うございました。 また 彗星Ⅲ 船上でお会いしましょう※◯◇☐$¥~
次は、今週末 今季最後のテンヤ真鯛の予定です。 来週は12月、年末行事多端な中太刀魚 待望のポイントを攻められたら最高なんですが・・・ 先ず 出られたら幸せ、後は状況に即応です! た の し み!!!
じゃあ またね~
追伸(ブリ釣り その②)デカ鰤を我が家に持ち帰ってどうするの? きちんと処理して美味しく食べてやろう!
1.釣り上げたら元気なうちに血抜きを完了する その前に活け〆を!(脳死)
(麻酔無しで喉を切られる残酷さは禁物 )
1-1.活け〆は、殺すことではありません。頭蓋(脳)を一瞬に破壊(脳死状態)し、内臓(心臓)は動いている。
(エラ元をナイフでえぐって心臓を壊してはいけない。やたらにナイフを刺して血を流すと血圧が下がって血抜きの時に血が籠もってしまう)
1-2.部位は頭蓋の位置を正確に狙って締め鈎を打ち込む。太い獲物は目と目の間 脳天を一撃し瞬殺(脳死)
2.血抜きは確実十分に!
2-1.エラ元の太い動脈一か所から一気に血を抜く。(裏側とか尻尾とか多数箇所での血抜きは逆効果)
心臓に近いから、心臓を傷つけないよう注意
2-2.動脈一か所を切ったら、水を満たした大型バケツに頭から突っ込んで上下に揺すって体内の血をバケツに流し出す
2-3.しっかり2^3分程度揺する。 目安は、 元はどす黒かった鰓がピンク色に成れば十分です。
(船上でナイフを刺して血が出てきたら=血抜き ではない。 血が固まって流血が止まってしまいます)
エラがピンクになった魚体からは殆ど血は流れ出ないが、クーラーが血だらけべっとり溜まるのは血抜きが未了
3.念を入れれば、ワイヤーを尻尾の半切カット面の神経穴から挿し込んで”神経締め”しておけば死後硬直が遅延できる
但し、氷を多量に獲物を埋める様では魚体がカチカチ硬調して、神経締めの効果を消す。氷は頭と腹付近に2袋程度で十分
(釣りたての魚は7℃前後に維持、持ち帰りもその後の保存熟成も然りです)
4.私は持ち帰り後数日保存できるような熟成処理をしておきます。
4-1.先ずエラ・内臓を除去
4-2.口から水道ホースを挿し込んで水圧で残血を排出
4-3.尖端水圧ノズル(自作)を水道ホースに繋ぎ、尻尾の半切カット面の神経穴に加圧して骨髄神経糸を排出。
次に、下側の脊椎血管に刺して残った血液を下から上に吹き上げて排出
(末梢血管の血や骨髄液が残留していると、数日間の熟成中に臭みの元となる)
5.一晩寝かす・さらに熟成させる いずれにしても吸水包装紙にくるみ大型ポリバックに入れて空気を抜き密閉。
氷を2~3袋入れた大型クーラーボックスに保存。早く食べたいなら翌日刺身に下します。数日後に熟成して旨味が増したのを捌く。半身は翌日、残りは熟成後 と二度楽しむこともできますね。
魚をきちんと捌いて美味しく食す 必須手順を守る・必要な小道具も最低限揃える 釣りに+ワンの楽しみです
昨年11月の本稿 No.250 釣った魚を美味しく戴くための処理 魚は真鯛ですが同じことですね!