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トヨタ ル・マン24時間初優勝! 中嶋一貴 日本車+日本人での初制覇!

2018-06-20 00:05:00 | スポーツ観戦記
歴史的快挙!

トヨタ ル・マン初優勝!

日本車と日本人による優勝は史上初の快挙



第86回ル・マン24時間耐久レースは6月17日、フィニッシュを迎え、TOYOTA GAZOO Racingのセバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ組8号車トヨタTS050ハイブリッドが388周を走りきりトップチェッカー。トヨタが日本メーカーとして1991年のマツダ以来となる優勝を飾った。日本車に日本人ドライバーが乗り込んでの優勝は史上初となる。



1985年にトムスの手によりトヨタ童夢85Cがル・マンに初挑戦し、86年からはトヨタ・チーム・トムスとして参戦。その後1994年までの活動、1998〜99年のTS020での活動、そして2012年からはハイブリッド搭載車で続けられてきたトヨタのル・マン24時間挑戦。これまで1994年、99年、そして残り3分で優勝を逃す悲劇となった2016年と、2位は複数回獲得しているが、その“未勝利”の歴史についに終止符が打たれた。

今季、ハイブリッドを搭載したメーカーワークスのマシンがトヨタのみとなったLMP1クラスで、戦力差はライバルに対し余裕がある状態ではあったが、24時間の戦いで何が起こるか分からないのがル・マン。特に2016年の経験、優位にレースを進めていながらことごとくトラブルに見舞われた2017年の経験があるチームは、スタートから他のLMP1車両を大きく引き離しながら、無用のトラブルを避けるべく走行を続けた。

途中、スタートから6時間ほどで8号車を駆る一貴と、7号車を駆る小林可夢偉が接近したり、7号車が先行するシーンもあったものの、朝にふたたびトップを奪い返した8号車が先行。終盤の11時43分には、7号車をドライブしていたホセ-マリア・ロペスがダンロップコーナーでスピンを喫するなど、2台の差は広がっていった。

8号車トヨタは、残り2時間22分というところで最後のドライバー交代を実施。アロンソから一貴に交代する。一方、7号車はロペスから可夢偉に交代し、チェッカーに向け周回を重ねていった。そして現地時間15時、2台はタンデムを組み、デイトナフィニッシュでチェッカー。メインストレートでアロンソとブエミを乗せた一貴は、恒例のウイニングランを終えると、週末ピリピリとしたムードを漂わせていたドライバークルーたちからようやく満面の笑顔が。

優勝はブエミ/中嶋一貴/アロンソ組8号車で、12年からの挑戦以来プロジェクトを支え続けた一貴が、嬉しい初勝利をポール・トゥ・ウインで飾ることに。また、世界三大レース制覇を目指すアロンソは、これでF1モナコグランプリとル・マン24時間制覇を成し遂げた。

2位はマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ロペス組7号車トヨタで、残り1時間40分というところで、インラップにピットに入り切れず一時スローダウンし、ひやりとさせたほか、燃料使用量や使用可能周回で2回の10秒ペナルティを受けるなどがあったが、TOYOTA GAZOO Racingは初勝利をワン・ツーフィニッシュで飾ることに。11周差の3位には、レベリオン・レーシングのトーマス・ローラン/マティアス・ベッシェ/グスタポ・メネゼス組3号車レベリオンR13が入った。4位には1号車レベリオンR13が入り、その他のLMP1勢はすべてトラブルに見舞われた。

激戦が展開されたLM-GTEプロクラスは、ミハエル・クリステンセン/ケビン・エストーレ/ローレンス・ファントール組92号車ポルシェ911 RSRが優勝。今季、70周年記念として1971年のポルシェ917/20に施された“ピンク・ピッグ”のカラーリングが、47年の刻を越えて優勝にたどり着いた。

 終盤まで同じタイミングでピットインし、激しいバトルが展開された2位争いは、往年のロスマンズカラーをまとったリヒャルド・リエツ/ジャンマリア・ブルーニ/フレデリック・マコウィッキ組91号車ポルシェが入り、ポルシェが70周年をワン・ツーで飾った。3位はポルシェ勢と激闘を展開したフォード・チップガナッシ・USAのジョーイ・ハンド/ディルク・ミューラー/セバスチャン・ブルデー組68号車フォードGTが入った。

LMP2クラスは、序盤から首位を守りきったロマン・ルシノフ/アンドレア・ピッツィトーラ/ジャン-エリック・ベルニュ組G-ドライブ・レーシングの26号車オレカが優勝。2位は36号車アルピーヌA470、3位はグラフ-SO24の39号車オレカとなった。

LM-GTEアマクラスは、デンプシー・プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSRが優勝し、ポルシェ70周年に華を添えることに。澤圭太が乗り込んだクリアウォーター・レーシングの61号車フェラーリはクラス6位でフィニッシュ。石川資章がフィニッシュを担当したMRレーシングの70号車フェラーリはクラス10位でフィニッシュした。

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昨年の佐藤琢磨選手インディ500優勝といい、スゲなぁ~!表彰台で流れる君が代に身震いがした。昨年から日本勢の活躍が目立ってきたモータースポーツ。F1でもホンダが現行のトロ・ロッソと並行し来年からトップチームのレッドブルにもPU供給が決定!否が応でも期待が膨らむ!

あと、これでフェルナンド・アロンソはトリプルクラウン達成まで残るはインディ500制覇のみ。来年はF1引退してインディに転向しちゃうような雰囲気が少なからずも感じ取れる。まぁ、今のマクラーレンに残留しても勝つことは難しそうだし、それも悪い選択ではないかもね。


P.S. Happy Birthday 我が愛しの弟よ!モータースポース好きな君にこの記事を捧ぐ