毎年5月15日は春日神社・鎮火祭で神輿渡御も行われます。江戸時代から明治時代と飯田町には大火があり、町民は困り果てておりました。そこで時の春日神社宮司様が鎮火の神様である「愛宕神社」春日神社境内に末社として招聘して「鎮火祭・神輿渡御」を斎行されました。以来毎年5月15日に行われているそうです。消防車が境内に入っているのも、飯田消防団の皆様も本日春日神社参拝をされたからです。
春日神社の神輿渡御には大運寺様境内でも祝詞奏上をされます。春日神社と大運寺様は昔の親戚にあたられるそうです。詳しくは分かりませんが、大運寺様には渡御の度に訪問されます。
神輿渡御で休憩時間に宿を貸してくださいます「谷野旅館」さんでは鎮火祭に限り「護摩と黄粉のおはぎ」を準備されます。小豆は赤いので「鎮火祭」は使われません。春祭りと秋祭りは小豆と護摩と黄粉のぼた餅をご馳走になります。昔からのならわしとなって受継がれているそうです。
毎回の神輿渡御を終わって、こうして歩けるのも神様と一緒だからだと有難く感謝しております。