いなモらス

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ガラタサライが勝利 ベスト8に進出

2006-12-18 | Galatasaray(ina)
トルコカップのグループA第3戦が16日に行われ、稲本潤一が所属するガラタサライはホームでカイセリスポルと対戦した。結果は、後半にゴールを奪ったガラタサライが1-0で勝利し、ベスト8進出を決めた。稲本はボランチとしてフル出場を果たした。
試合は序盤から、ガラタサライがボールを支配し攻撃を仕掛け、カイセリがカウンターを狙うという展開。だが、ガラタサライは前線で起点が作れずに、なかなか決定的な場面を作れない。チャンスは前半11分と43分にMFイリッチがGKと1対1で迎えた場面のみだった。一方のカイセリもカウンターからの攻撃でシュートを放つ場面を見せたが、苦し紛れのミドルシュートに終わり、チャンスらしいチャンスを作り出せず。両チーム共にゴールを奪えないまま、前半を終えた。
後半は前半とは対照的に、両チーム共に序盤から決定的なチャンスを作り出した。
ガラタサライは、後半1分にイリッチがMFサブリからのパスを受けてシュートを放つがゴールは奪えず。逆に6分には、カイセリが決定的なチャンスを迎える。ペナルティーエリア外からMFラグプが放ったシュートはGKモンドラゴンにクリアされるが、こぼれ球を拾ったDFトレドが至近距離からフリーでシュート。だが、このシュートもモンドラゴンにセーブされ、ゴールは奪えない。試合後にガラタサライのゲレツ監督が「モンドラゴンの素晴らしいセーブはこの勝利の重要な要素だ」とたたえたほど、モンドラゴンはこの試合で好セーブを連発した。このプレー後はカイセリがペースを握り、次々とシュートを放ったが、最後までゴールを奪うことはなかった。
そして、カイセリの攻撃を耐えたガラタサライが15分にようやく先制点を奪う。左サイドからユミトが放ったクロスを、相手DFがクリア。こぼれた球をDFトマスが拾い、フリーでシュートを決め1-0とした。その後は両チーム共に前掛かりとなりチャンスを作り出したが、ゴールは生まれず。1-0でガラタサライが逃げ切った。
この勝利でグループリーグの成績を3戦3勝し、ベスト8進出を決めたガラタサライ。だがこの試合で見せ場は少なく、優勝を狙うチームとしては物足りない試合内容だった。ボールは支配するものの前線でボールが収まらず、相手の守備を崩す攻撃の形を作れなかった。だが、ゲレツ監督は「グループ突破という目標を達成できた。私たちにとって重要なのはゴールを奪われなかったことと、こうして勝利しグループリーグ突破を果たしたことだ。相手もいいチームでいいサッカーを見せたが、結果的に勝利に値するプレーをした私たちが勝利した」と語り、無失点とグループリーグ突破という成果を評価した。
稲本はダブルボランチの一角としてフル出場。終盤には疲れを見せボールを失う場面もあったが、攻守で存在感を見せた。特にこの試合で目立ったのが、攻撃参加したときに空いたスペースへ全力で走り込む姿勢。こうした稲本のプレーは、ボールが停滞し攻撃が行き詰っていた中盤に動きをもたらした。
これまであまり見られなかった動きができた要因としては、ボランチでコンビを組んだオカンと攻守のバランスを取れたポジションをとり、いい関係を作れていたことが大きい。稲本は「チームのやり方とか、すべてにおいて3、4カ月経って慣れたというのはある」と自身のプレーの変化の要因を語った。だが一方で、「ディフェンスの部分はできているので、得点を意識したプレーをやっていきたい」と今後は攻撃の面でチームに貢献することを目標として掲げた。
[スポナビ]