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余震発生確率(11/22)、過去の内陸型地震のデータなど

2004-11-24 01:39:58 | 育英センター情報
ちまたでもいろいろと今後の余震についての
推測・憶測・予言・予測・予想・観測・希望などが
まことしやかに言われているわけです。

今さら川上がこんなところで、おどかすわけじゃないのですが、
余震発生確率をお知らせします。

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◎気象庁発表(11/22.13:00現在)

11/22 16時~ 3日以内
 M5.5以上 約10%
 M5.0以上 約20%

11/22 16時~ 7日以内
 M5.5以上 約20%
 M5.0以上 約40%


今後、現在のような状況で推移すれば、M5クラスの余震(ところによって震度5弱あるいは5強となる)の発生の可能性は、12月半ば頃までには、かなり低くなるものとみられます。しかし、その後もM4クラスの地震(ところによって震度4、地盤の悪いところでは5弱となり得る)の発生の可能性はあり、引き続き注意が必要です。

余震活動が時間の経過とともに単調に減衰する場合には、余震発生確率は単調に減少します。新潟県中越地震では、その余震は、主に、3つの断層、すなわち本震(M6.8)の断層、最大余震(M6.5)の断層、および10月27日のM6.1の断層、で発生するなど、余震活動は複雑なため、全般的には時間の経過とともに減衰しているものの、一時的に活発化するなどゆらぎも見られます。

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さて、ちまたでは、地震雲や地震のプラズマ?稲妻?とか、動物の異常行動とか、
地震発生に伴う予兆現象、またはしるし思しき現象などが取りざたされていたり
いなかったり、またいろいろなことが言われています。

なにが正しいとか否かなどは川上が論ずる問題ではありませんが、
やはり用心だけはしていた方がいいかもしれませんね。

えっと…、なんのブログだかわからなくなってきましたが。
ともかく。

念のため、同じく気象庁から過去の大きな内陸型の地震の
余震のデータを見つけてきたのでお知らせしておきます。

必読です。

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気象庁11/22.16:00発表の
報道発表資料(のうちの「内陸(深さ30km以浅)で発生した本震M6.5以上とその余震の推移」)
によると、


1923年8月以降、本震の大きさがM6.5以上の内陸型地震というのは、
1925年5/23の北但馬地震から数えて、今回の新潟県中越地震も含めて、
26件あったそうです。(地震の単位は1件、2件か?)

このデータでは、
・最大余震・その本震発生からの経過時間
・2番目に大きい余震・その本震発生からの経過時間
・最後のM6.0以上・本震発生からの経過時間
・最後のM5.0以上・本震発生からの経過時間
・余震回数M5.0以上6未満・M6.0以上
がわかります。

まず、本震後の最大余震発生までの経過時間です。

今回の中越地震で言えば、最大余震は0.03日(=10/23.18:34のM6.5)です。
2番目に大きい余震までの経過時間は0.005日(=10/23.18:03のM6.3)です。

ちなみに、1995年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)では
最大余震は0.08日後=M5.4
2番目に大きい余震は0.003日後=M5.2でした。

問題はここから。

最後にM5.0以上の余震発生の経過時間。

1925/05/23 北但馬地震=31.1日後
1927/03/07 北丹後地震=32.2日後
1943/09/10 鳥取地震=38.2日後
1945/01/13 三河地震=25.9日後
1995/01/17 兵庫県南部地震=32.7日後

どうでしょう。
みな怖いくらい「1か月」に近いところに日数が並んでいます。

川上は、このデータを見て、大地震発生後に落ち着くまでは
1か月が目安と何かで聞いた(←ネタ元不明ですが)話の理由が
少しわかった気がしました。

また、上記の5件の地震の余震回数データでは、
 M5.0以上M6.0未満の回数は順に、5/12/16/17/6回。
 M6.0以上の回数は、1/2/2/1/0回。

ちなみに中越地震は、11/22.15時現在で
 M5.0以上M6.0未満 = 21回
 M6.0以上 = 4回

どの過去の内陸型地震よりも、中越地震の方が上回っているのです。
嬉しくはないけど。

それだけ今回の地震は大変なものだったということがわかるでしょうか。
ちなみに新潟地震は今回の内陸型と異なるため、今回のデータには
出てきていません。なお、新潟地震は本震M7.5、震度5の地震でしたが、
その後の余震は「そう大きなものは繰り返しなかった」と
体験した人は語っています。
しかし、新潟市はもともと0m地帯が多く、河口と海が近いことから
地盤が大変弱く、液状化現象により多大な被害があったのです。
揺れが大きい・多いから大変で、小さくて少なければいいという
たぐいのものではないと言うことはきっちり理解しておいた方が
良さそうです。

今後もやはり、大きな余震には十分気をつけて過ごしましょう。

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ガンバロウ新潟!!!
 ガンバロウ育英!!!
by 川上
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