1年生のジュニア教室では、文字の練習から
徐々に日記の練習をしています。
子ども達の今しかない1年生の時を文章に
残せるように、話し言葉を書き言葉に変換する
表現の練習です。
最初の段階は先生のインタビューに答えて、
それを文字にすること。
川上「きょうの給食は何だった?」
子ども1「シチュウとパン、ハンバーグ、
イチゴと牛乳」
それを文字にするとこんな風になりました。
「しつうと
ぱん
はんばあぐ
いさこ
ぎゅうにゅう」
頑張って書けましたね。
はじめは誰でもこんな感じです。
断片的な言葉がだんだんつながっていって、
やがてまとまった文章になってきます。
---
お手本もないまっさらな紙に自分の言葉を
書いていくのは、とてもこわくて勇気の
いることだと思うのです。
絵画の指導で有名な酒井式の酒井臣吾先生の
お話を聞いた時に、「絵」のことですが、
やはりまっさらな白い紙に
「思った通りの絵を描いていいんだよ」と
子ども達が言われても、怖くて描き出せない、
子ども達が何かを表現するには勇気がいる、
という話を聞いたことを思い出します。
そんな子ども達の気持ちを汲みながら、日記書きも
気負わずに、励ましていってあげたいと思います。
---
「学校で昼休みにどんなことをしたかな?」という
テーマで初めて「日記」を書いた時に、
ある1年生の人はこんな日記を書いてくれました。
「きょうわ しょうがく6ねんせいの
おともたちと おにごっこお して
あそびました」
頑張って書けています。
しかし、2回目ではもうこんな風になってます。
「きょう いちばん うれしかったことわ
きゅしょくか わたしの すきなもの だった
からです また きゅしょくが いしょの
きゅしょくが いいな。」
「わたしのすきなもの」と言っている給食のメニューが
この絵です。
↓
楽しくなってきましたね。素晴らしいです。
子ども達は、素晴らしい可能性を秘めているのだと
感じさせられます。
「さっぱりさらだ」が気になります。
数行、数文字でも、子ども達の喜び、嬉しい気持ちが
伝わり、こっちも嬉しくなってしまいます。
---
ある男の子の日記です。
「おやまで でんぐるがいしお しました」
「でんぐるがいし」の図
↓
昼休みにした「でんぐる(=でんぐり)がえし」が
楽しかったのですね。しかも山から。
子ども達の興奮と嬌声が伝わり聞こえてくるような
そんな2行です。(注:原文は1行8文字)
2回目には、こんな風に書いています。
「きゅうしょくは パン くりームしちゅう
パンとくりームしちゅう うまっかったです」
いいじゃないですか。
「パンとくりームしちゅう」を繰り返していることで、
「うまかった」喜びを思い切り強調しています。
無意識に子ども達はそんな表現を出来るのです。
---
これからどんどん練習を繰り返していくことで、
子ども達の日記が、「日記らしきもの」から、
「本格的な日記」になっていきます。
積み重ねていく中で、1年生のキラキラした目でみた
世界を表現できたらいいなと思います。
楽しみにしています。
またときどきここで紹介します。
楽しみながら行こうね!みんな。
---
Change!! IKUEI!!
by 川上
徐々に日記の練習をしています。
子ども達の今しかない1年生の時を文章に
残せるように、話し言葉を書き言葉に変換する
表現の練習です。
最初の段階は先生のインタビューに答えて、
それを文字にすること。
川上「きょうの給食は何だった?」
子ども1「シチュウとパン、ハンバーグ、
イチゴと牛乳」
それを文字にするとこんな風になりました。
「しつうと
ぱん
はんばあぐ
いさこ
ぎゅうにゅう」
頑張って書けましたね。
はじめは誰でもこんな感じです。
断片的な言葉がだんだんつながっていって、
やがてまとまった文章になってきます。
---
お手本もないまっさらな紙に自分の言葉を
書いていくのは、とてもこわくて勇気の
いることだと思うのです。
絵画の指導で有名な酒井式の酒井臣吾先生の
お話を聞いた時に、「絵」のことですが、
やはりまっさらな白い紙に
「思った通りの絵を描いていいんだよ」と
子ども達が言われても、怖くて描き出せない、
子ども達が何かを表現するには勇気がいる、
という話を聞いたことを思い出します。
そんな子ども達の気持ちを汲みながら、日記書きも
気負わずに、励ましていってあげたいと思います。
---
「学校で昼休みにどんなことをしたかな?」という
テーマで初めて「日記」を書いた時に、
ある1年生の人はこんな日記を書いてくれました。
「きょうわ しょうがく6ねんせいの
おともたちと おにごっこお して
あそびました」
頑張って書けています。
しかし、2回目ではもうこんな風になってます。
「きょう いちばん うれしかったことわ
きゅしょくか わたしの すきなもの だった
からです また きゅしょくが いしょの
きゅしょくが いいな。」
「わたしのすきなもの」と言っている給食のメニューが
この絵です。
↓
楽しくなってきましたね。素晴らしいです。
子ども達は、素晴らしい可能性を秘めているのだと
感じさせられます。
「さっぱりさらだ」が気になります。
数行、数文字でも、子ども達の喜び、嬉しい気持ちが
伝わり、こっちも嬉しくなってしまいます。
---
ある男の子の日記です。
「おやまで でんぐるがいしお しました」
「でんぐるがいし」の図
↓
昼休みにした「でんぐる(=でんぐり)がえし」が
楽しかったのですね。しかも山から。
子ども達の興奮と嬌声が伝わり聞こえてくるような
そんな2行です。(注:原文は1行8文字)
2回目には、こんな風に書いています。
「きゅうしょくは パン くりームしちゅう
パンとくりームしちゅう うまっかったです」
いいじゃないですか。
「パンとくりームしちゅう」を繰り返していることで、
「うまかった」喜びを思い切り強調しています。
無意識に子ども達はそんな表現を出来るのです。
---
これからどんどん練習を繰り返していくことで、
子ども達の日記が、「日記らしきもの」から、
「本格的な日記」になっていきます。
積み重ねていく中で、1年生のキラキラした目でみた
世界を表現できたらいいなと思います。
楽しみにしています。
またときどきここで紹介します。
楽しみながら行こうね!みんな。
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Change!! IKUEI!!
by 川上
川上さんの温かいお言葉が、とても嬉しかったです。
「あのね日記」いいですね。
自分の言葉で表現するって素晴らしいですね。でも、
>子ども達が何かを表現するには勇気がいる…
自分の子を見ていても、ダンスに来ている子ども達を見ていても、本当にそうだなぁ…と感じます。
川上さんのように、私も子ども達の気持ちを汲みながら、気負わずに励まし見守ってあげたい…と思いました。
子ども達の「あのね日記」楽しいですよ。
一生懸命に知っている言葉を駆使して
先生に伝えようっていう、子ども達の
その気持ちが嬉しいです。
子ども達の「心」に端を発する
「表現」は楽しいもんだなぁと
いつも思います。
そして、私達の心をも打ちます。
技術は後からついてきますよね。たぶん。
表現方法が違っても、きっと同じですよね。
これからも楽しみながら子ども達と
学んでいけたらいいなぁと思っています。