長岡育英センター・ブログ

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中間発表会を終えて

2008-11-16 10:54:54 | きょうの育英
一昨日、14日の音楽教室・中間発表会では
たくさんの保護者の皆様から、夕方の貴重な
お時間をいただいて子ども達の応援に駆けつけて
いただきました。


皆さんの温かい応援が本当に嬉しかったです。
子ども達、そしてセンタースタッフ一同を代表して
御礼を申し上げます。

ありがとうございました。

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さて、今回の発表はわずか3曲でしたが、
どれもわたしたち音楽教室のメンバーには
大きな意義ある曲でした。

当日の曲紹介では、曲が未完成ですという
ところに話が終始してしまいましたが、
選曲の主旨などを話したかったんですよね。

今一度、落ち着いて曲の説明を。

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1曲目は合奏「木星」。

昨年から1曲は新曲、1曲は従来からある西方先生の
編曲の曲を選ぼうということで、こちらは新曲。

「木星」は、イギリスを代表する作曲家
ホルストが1914~1916年にかけて作った
組曲「惑星」の全7曲の一曲です。

大雑把に言うと、今からおよそ100年前に
作られた音楽です。

原題では、Jupiter~Bringer of jollity~
日本語にすると、「木星~喜びをもたらすもの~」
という副題が付けられています。

中でも第4主題は、歌手平原綾香によりカバーされ、
中越地震の後の復興の際のテーマや、長岡まつりの
震災復興花火「フェニックス」のテーマの
「Jupiter」として、長岡ではあまりにも有名です。

練習の時も「練習記号【K】から」と説明するより、
「エービーデー~から」とついつい言ってしまうほど。

(ちなみにこれは、平原版「Jupiter」の歌い出し
「Everyday I listen to my heart~ 」の頭のところ~

で、その印象的な主題(テーマ)だけではなくて、
実はこの「木星」には印象的な主題が他にもいくつも
あります。

ちなみに、川上が初めて「木星」に出会ったのは
中学時代、家にあったLPレコードでした。

家にあったたくさんのレコードを片っ端から
わかろうがわかるまいが聞いていたのですが、
このホルストの「惑星」にはやられました。

そして全7曲のうち圧倒的に「木星」が好きでした。

どの主題(テーマ)も時に繊細に、時に雄々しく、
時に雄大に、語りかけるような雄弁なメロディで、
音楽がこれほどドラマチックなのかとなんとも言えない
興奮をおぼえたのを記憶しています。

「エービーデー」に代表される主題以外にも
素晴らしい主題に彩られたこの曲に、子ども達と共に
挑戦したいという意味で選曲しました。

今年2回目の川上が指揮をします。

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2曲目は合奏「新世界」。

両保育園のマーチング、合奏の多くの曲の編曲を
手がけてくださる西方先生による編曲です。

この「新世界」は、1893年にチェコの作曲家
ドヴォルザークが作曲した交響曲第9番「新世界より」
の中の第4楽章をモチーフに編曲されています。

ドヴォルザークはチェコから1892年から3年ほど
アメリカに招聘されて滞在していますが、その間に出会った
アメリカの黒人音楽やネイティブ・アメリカン(先住民)
の音楽に影響を受け、作曲されたと言われています。

題は正確には「From the new world」(=新世界より)。

「新世界」とは、大航海時代にヨーロッパの人々が
「新たに」発見した土地をそう呼んだといいます。

これは、ヨーロッパ人から見た「旧世界」つまり
ヨーロッパ、アフリカ、アジアから、世界が形成されるという
ものの見方によるものです。

で、旧世界=ヨーロッパから新世界=アメリカに渡った
ドヴォルザークがアメリカの黒人音楽、ネイティブの
音楽に刺激を受けて、故郷ボヘミアに向けて作られた
曲だと言われています。


この編曲では、原曲の10分以上ある長さの中から
印象的な主題を絞り、3分少々にまとめてあります。

緊張感のある序奏に始まり、印象的な主題が現れます。

中間部は、マレットパーカッションによるやや静かなメロディ。

そして、ふたたび最初の主題が現れて、激しいティンパニーの
爆発を経て、緩やかに初めの主題が現れて最後へ。

こちらは里絵先生による指揮です。

子ども達の熱い演奏をお楽しみください。

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そして、3曲目の歌は、「ひまわりの家の輪舞曲」。

この夏大ヒットしたスタジオジブリの映画
「崖の上のポニョ」のイメージアルバムから。

作曲は久石譲。アルバムでは久石氏のお嬢さん、
麻衣さんが歌っています。

タイトルの「ひまわりの家」は、宗介の通う
保育園に隣接してある老人ホームの名前です。
そこに集うおばあちゃん、おじいちゃんたちの
思いを描いた曲が「ひまわりの家の輪舞曲」です。

この曲はイメージアルバムの曲であるため、
実際の映画では流れませんが、嵐になって
停電した「ひまわりの家」のシーンで流れます。

さて、わたしたちは、歩くことも、踊ることも
当たり前のように出来るし、掃除やお料理、
洗濯をすることだって、当たり前のように出来ます。

出来ることは当たり前となり、無関心どころか、
面倒だ、いやだと感じることさえあります。

忙しかったり、疲れたりしていたら、
掃除も洗濯もいやだ、料理だってしたくないし、
ってこともあるかもしれません。

しかし、ふと考えてみると、これらの
「当たり前」のことが当たり前に出来ることは
どんなにうれしいことか。

人は必ず老いるものです。
そして、年を重ねて、体が弱り、もう決して
自分の足で歩いて掃除をしたり、洗濯をしたり、
料理をしたり、大好きな人と手をつないで
踊ることなど出来ない人も、大勢いらっしゃいます。

わたしたちが「当たり前」と思っていることは、実は
当たり前ではなく、感謝すべきことなんだと。

雨の日にバシャバシャと水を跳ね上げて
歩き回れることも、ただお日さまの下を
歩けることも、笑いながら走って、手をつないで
みんなと踊ることだって出来るって、
なんて素晴らしいことだろうか。

わたしたちが生きていることは、一瞬一瞬の
今しかない時間の積み重ねであり、二度とはない
その時間を、親子や家族、友達や或いは先生と、
また子ども達と共に、生きていることが
どんなにかけがえのない素晴らしいことであるか。

そう思った瞬間に、自然と涙があふれるのでした。

そんなことに、気付かせてもらえるのが
この歌「ひまわりの家の輪舞曲」です。


メロディーは決して奇をてらうこともなく、
淡々とした歌ですが、深く深く心を打つ歌です。

子ども達の優しい、澄んだ歌声は、1週間で
作ったものでしたが、わたしも後ろで聞いていて
涙が出ました。

これからさらに歌い込んで、良い歌声にしていきたいと
思っています。

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12月7日には、
午前に大島保育園の生活発表会、
午後にはリリックコーラスフェスティバル。

12月14日には、午前に希望が丘保育園の
生活発表会。

以上3回の歌のステージが予定されています。

ぜひとも実際に子ども達の声をお聴きいただき、
またたくさんの皆様の応援をお願いいたします。


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最後になりましたが、

暑い夏休みから、忙しい時間をさいて合奏の指導に
あたってくださった大島保育園、希望が丘保育園の
先生方、本当にありがとうございました。

そして、お忙しい中、毎週子ども達の送り迎えに
ご協力をいただきました保護者の皆様、本当に
ありがとうございました。

それから、厳しい練習を共にがんばったセンターの
子ども達の努力と汗に感謝しています。

ありがとうございました。

そして、これからも応援とご協力をよろしくお願いします。


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Challenge!! IKUEI!!
 by 川上

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追記11/16 11:52

麻衣さんが歌う「ひまわりの家の輪舞曲」の
You Tubeの映像がありました。

リンクしておきますので、ご覧ください。


http://jp.youtube.com/watch?v=9gfGKfBn4DY


「ひまわりの家の輪舞曲」
久石譲武道館コンサートより。