静岡で重量鉄骨構造の建物ならアイディースリー池田建設 【スタッフブログ】

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清水区にて基礎のコンクリートを打ちました。

2011年11月30日 14時09分13秒 | 監督の現場日記

清水区にて基礎のコンクリートを打設しました。

今回はコンクリート打設にあたっての受け入れ検査をアップします。

 

 

はじめに・・・

コンクリートを打つ前にコンクリートの仕様を確認します。

構造計算によって指定されたコンクリート強度を、生コン業者に連絡すると、

配合報告書と呼ばれる、コンクリートがどのように作られているかわかる

資料が発行されます。

この資料には、コンクリートの中に含まれる、セメント、水、骨材(砂利)、混和材 等の

出荷場所や、検査資料が入っています。

確認後、コンクリートの発注をします。

 

打設前の検査は、コンクリート生コン車の一台目のコンクリートを

採取し、現場にて行われます。

検査項目は 空気量、スランプ、供試体の採取、塩化物の量等です。

 

空気量は、コンクリートに含まれる空気の量です。

空気の量は、目標値4.5%±1.5と規定されています。

下の写真は空気量測定器です。今回は4.1%でした。

 

スランプは、コンクリートのやわらかさの程度をしめす値です。

円筒状の器具よりコンクリートを出した時、どのくらい

コンクリートが下がったかを、調べます。普通コンクリートの

場合、規定値は18cm±2.5です。流動性がいいと施工性は

良くなりますが、コンクリートの品質が極端に悪くなります。

今回は17.1cmという結果でした。

 

供試体の採取は、コンクリートの強度を検査するために

行います。当社では、打ち込みから1週目と4週目に破壊検査を

しています。試験の結果が、指定強度以上になっているか確認します。

(今まで強度が足りなかったことは一度もありません)

 

 

塩化物量の検査(カンタブ試験)は、コンクリート内に含まれる

塩化物(塩分)の量を測定します。

規定値は0.3kg/m3です。

塩分の多いコンクリートは、鉄筋の腐食を促進し、コンクリートの

ひび割れ等、耐久性が落ちてしまいます。

今回は0.051kg/m3でした。

 

検査後打ち込みが開始されます。

コンクリートの打設方法にも様々な規定があります。

それは次回ということで・・・

 

打ち込み後養生期間をえて、型枠バラシ、埋め戻しと工事は

進んでいきます。

 

                        ねずみのしっぽ

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