「天道虫(てんとうむし)の会」

私たちは、今井信子さんのライフワークでもある「ゆらぎの里」での音楽活動に賛同して、「天道虫の会」を立ち上げました。

ヴィオラスペース2019に寄せて・・・アントワン・タメスティ

2019-05-16 06:20:59 | 日記

  旅は私たち音楽家にとって人生そのものといっても過言ではありません。旅することは私たちの演奏や音楽解釈に影響を与えます。新しい仲間や新しい生徒との出会い、あるいは初めての作曲家や指揮者から受ける刺激によって、音楽は形づくられていきます。さらに、さまざまな土地を訪ね、そこにいる人々と交流することによって私たちを取り巻く世界は進化し、文化は発展するのです。

 今年28回目を迎えるヴィオラスペースのテーマは「旅」。1日目のプログラムはイタリアに焦点を当てます。この国はヴィオラの楽曲、そしてヴィオリストにとって、特別な意味を持っています。エクトル・ベルリオーズ(仏、1803~69)によるヴィオラ独奏付き交響曲『イタリアのハロルド』は大変よく知られた名曲です。またイタリアは超絶技巧で知られるヴァイオリニストでありヴィオリストでもあったニコロ・パガニーニ (1782~1840)を生んだ国でもあります。今日なお、イタリアには素晴らしいヴィオラ音楽の伝統が受け継がれています。 2日目のプログラムでは、会場の皆さんを世界旅行にお連れします。ヨーロッパやアジアに加えてアフリカ、南アメリカ、オーストラリアの各大陸で生まれたヴィオラ音楽がひとつの舞台に集められるのは珍しく、皆さんにとって大変貴重な音楽旅行を体験する機会となることでしょう。

  今年は都内でも最も美しい2つのコンサートホール、紀尾井ホールと上野学園 石橋メモリアルホールで開催します。さらに大阪と仙台でも地元縁の演奏家を交えて公演を予定しています。皆さまのお越しをお待ちしています。Bon Voyage!

 (テレビマンユニオンホームページから)

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