遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

上陸ちうですね

2017-07-21 23:49:41 | たわごと
クソ暑かったですが、エアコンの使用は最小限にしました。そもそも人工の冷たい風が苦手なので、朝からなら送風機のみで働けます。一度、部屋を移って冷房の効いてるとこに入ってしまうとアウト。クーラーが必要になります。
土曜は猛烈な暑さと滝のような雨に警戒 (tenki.jp)
先日書きましたが、週末に獅子吼エリアで飛べるかどうかは、北から降りてくる停滞前線次第だったんですが・・・近すぎ・・・土曜も日曜も南西強風予報です。たぶんこれは当たる。午後にはにわか雨も・・・・

日本の南で台風が5号6号と生まれてるんですが、上陸するのはありますかねぇ。
夏休みで「ヒアリ」に注意 環境省がチラシ作成
九州初、博多港でヒアリ=コンテナヤードに数十匹-環境省 (JIJI.COM)
ヒアリ侵入、「鎖国」復活を検討 長崎・出島本格運用へ(虚構新聞)
ただいま続々上陸ちうなんが、ヒアリさん。僕はちょっと過剰反応だと思ってみています。もちろん関係の方々が真剣に取り組むのは当然ですが、素人が騒いだところで見分けられませんよ。そんなわけで、大学の蟻の研究者がテレビに引っぱりだされてモテモテです。基礎研究を必ず一定のレベルでキープし続けなければならないのはこういうことがあるからです。素人には・・・いや、玄人にも何が役に立つかなんて予測できないんですよ。予測しちゃいけないんです。種はばらまくもんでして、水も肥料もばらまいてこそ意味があります。花が咲いて実がなってからあげる水も大切ですが、そこから全く新しい芽は出ないんすよ。
それにしても、九州で初のヒアリ発見ですか・・・もう鎖国して長崎の出島を再利用するしかないですねぇ。相手国はオランダ以外にも欲しいですけど。

もう一つ、厄介なもんが上陸してたみたい
ピーナツ豆菓子に発がん性のカビ毒 岐阜市が回収命令
今月、三重県が津市のスーパーマーケットで売られていた商品を対象に抜き打ち検査をしたところ、ピーナツ豆菓子から12マイクログラムのアフラトキシンを検出したそうです。基準値は1キロあたり10マイクログラムです。
アフラトキシンはAspergillus flavusの出すカビ毒でして、真菌界最恐の毒であります。肝臓がんを引き起こします。加熱してもだめです。カビは死にますが毒は失活しません。急性中毒もあります。厄介なのが、A. flavusが麹カビA. oryzaeそっくりだということ。真菌分類学の玄人でもめっちゃ難しい。てなわけで、カビで見つけるのが難しいのでアフラトキシンを検査するのが常道となっております。ナッツ類って、良く見つかるんですよ。
まあ、100%の安全なんてこの世にないので素人が必死に怖がってもしょうがないです。だからこそ、すぐに意義が分からなくても専門家とかいう人は、尊敬しなくてもいいですから大事にしてやってほしいと思います。基礎の知識って大事なんすよ。いつどんなとこで役に立つか(本人にも)分からないのですから。見つかったピーナッツ豆菓子を怖がってもしょうがないっすよー。もう回収されてるだろうし。

本日のお酒:KIRIN 一番搾り 滋賀づくり + 立山 特別本醸造 + 宗玄 吟醸剣山
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