真夏の夜の夢 ～ちょっとだけ爽やか～

今季最多、１７０地点で猛暑日　長野・飯田で３８度(朝日新聞) - goo ニュース
暑くて寝苦しい。エアコンのタイマーが切れると目が覚める。覚めてはリモコンの１時間タイマーボタンを押して、タイマーが切れたら、またそのボタンを押す・・・
朝までその繰り返し。
夜中、目が覚めるとテレビをつける。チャンネルはBS-NHK。深夜は外国のニュースを外国語と同時通訳が流れてて、よく眠れる。こういうのがないと布団の中で目をつぶったまま、いやなことばっかり考えてネガティブの谷底に落ち込んでしまう。

テレビのスイッチを入れた。流れてきたのは・・・歓声とスポーツの熱気。しかもプロスポーツのもつ興行臭のする熱気ではなく、なんだか真夜中に爽やかで熱い・・・そう、『競技』というやつだ。しかも世界最高レベルを競う。

寺川、入江、鈴木が銅 競泳・３０日(共同通信) - goo ニュース
寺川選手がゴールした。３位だ。銅メダル。アナウンサーの声が喜びに満ちていた。期待していた選手が期待に答えてくれた。そんな感じ。
「よかったなぁ・・・」目を閉じて、眠りの世界に戻った。しかし、すぐにロンドンに連れ戻された。入江選手が登場。すごいレースを展開して３位。銅メダル。アナウンサーの声が喜びに満ちていた。期待していた選手が期待に答えてくれた。そんな感じ。
「まあ、彼ならな。うん。よかったよかった。」目を閉じて、再び眠りの世界に戻った。しかーし、またすぐにロンドンに引きずり戻された。
鈴木という初めて見る若い女性のスイマー（現役大学生だそうな）が平泳ぎ１００メートル決勝の第１コースで現れた。競泳は予選で速かったものほど真ん中のコースをもらう。つまり、第１コースってのは決勝進出選手でもかなりしょぼい。アナウンサーもあんまし期待しない感じで冷静な声で仕事をしていた。
スタート直前、第６コースの選手がスタート台から落っこちた。フライングにもならないタイミングだったんで、仕切り直しってことになった。液晶モニターから伝わる競泳プールの空気が緩んだような気がした。
スタートして最初の５０メートル、鈴木選手は５位から６位あたりで泳いでる。やぱりしょぼい。アナウンサーはとりあえず彼女の順位を教えてはくれるが、実況のメインは真ん中のコースを泳ぐ２選手のトップ争いがメイン。ところが、第１コースを泳ぐ鈴木選手は６位でターンするとスピードがぐっと上がり、ゴール直前になるとトップを泳ぐ２選手を脅かし・・・そのまま３位でゴールした！ 銅メダル！！ すげぇ～！！！

完全に起きてしまた。orz

表彰式。寺川選手は米国（金）と豪州（銀）の選手と並んでいかにも嬉しそう。もう彼女はこの世界で常連さんなんだろう。選手同士、打ち解けて楽しそうだ。スポーツの勝者の一番素敵で羨ましい光景を見せてもらった。爽やかだぁ。入江選手に勝った２人は両方とも米国の選手。次の２００メートル背泳でも争う相手なんだろうな。親しげにカメラに納まってるけど、少し互いに距離感を感じる。まあ、男同士だし。鈴木選手の表彰式。金メダルはリトアニアのRuta Meilutyte選手。リトアニアで初らしいね。泣いてた。アスリートから１５歳の女の子に戻ってた。爽やかだぁ。

次に目が覚めた時は８時すぎてたでござる。

本日のお酒：KIRIN CLASSIC LAGER　＋　ASAHI DIRECT SHOT　＋　春鹿山廃純米生原酒　鬼斬