遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

可能性がいっぱい

2017-07-23 23:31:48 | たわごと
雨でした。これは予報通り。今日はけっこう寝れた。起きたら8時だった。
今日は無性に海鮮丼・・・いや、能登丼を食べたくなったので七尾へ。まあ、近江町市場へ行けば金沢でもいい海鮮丼が食べられるんだけど、時間たっぷりあるし・・・・ああいったもんは海の近くで食った方が美味かろう。
昼食には早く着いてしまったので、うろうろっとして時間を潰してからメシ屋に突撃。真夏なので、あぶり丼にしました(上の写真)。生が乗っかったやつは冬にいただきましょう。
今週前半 北は大雨 東と西は猛暑 (tenki.jp)
〔大雨〕明日も大雨続く見込み 東北地方と北陸地方は厳重警戒を(7/23)
明日は新潟が要注意と言われていますが、能登も同じ雨雲に襲われます。石川県もたいへんだ。能登には大きな川がないんですよ。大きな川が暴れたらたいへんですが、全然ないってのも怖いことです。

大雨といえば四国ですが、あの島は九州よりも小さいですが、大きな川が流れてるし(四万十はけっこう暴れますが)、川に架かる橋も大雨が前提になって作られてます。四国で怖いのはやっぱプレートタイプの地震。
バクテリアで津波軽減? 高知の研究所、実験で効果確認
東北ほどではないにしても、高知県は津波で何度もやられています。それをバクテリアでどうにかしようと・・・いいぞもっとやれっ。
津波は海溝に近い海底から深さ数キロ未満の場所で、断層の浅い部分がずれて起きてしまいます。深さ1キロ程度の部分を固めれば、滑りにくくなって津波が小さくなると発案して・・・炭酸カルシウムの結晶を産生するバクテリア「スポロサルシナ・ウレアエ」を使うんだそうな。実際、断層内と同じ圧力をかけた実験では、バクテリアを注入した方が動き出しにくさと滑りにくさがいずれも1割ほど増したそうです。
現時点で津波軽減を目指していても、将来どういうことに役立つか分かりません。いや、役に立たなくてもやってみるべきです。役に立つ立たないは結果論でしかありません。頑張ってほしい。

バクテリアには可能性がいっぱいあるのです。
「常識外れ」の微生物発見 呼吸・代謝の遺伝子もたず (日本経済新聞)
どうやって生きてるのか…「常識外れ」の細菌、泉で発見(朝日新聞)
カリフォルニア州の地表に現れたマントル由来の岩石に湧く泉で、27種の微生物の遺伝子が見つかったそうです。その周辺は強アルカリ性で、約40億年前の地球に似た過酷な環境。そいつらは水中の岩石にはりついて生きてました。しかも彼らは酸素を使った呼吸など生命維持に必要とされるエネルギーを得るための遺伝子を一つも持っていなかった。全遺伝子数はたったの約400(酵母は約6000、人は約2万8千)。しかし、ちゃんと増殖して子孫を増やしていた。つまり、『合成』と『分配』はできてる。しかーし、代謝はやってるのかやってないのか・・・・泉の水とかんらん岩が触れて別の岩石に変わる反応過程を微生物が利用し、栄養を受け取っている可能性が考えられています。まあ、電子のやり取りを外注してしまえれば、細胞内でせんでもええのかもしれません。

本日のお酒:KIRIN 一番搾り 取手づくり + 立山 特別本醸造 + 十代目 純米大吟醸原酒生詰
コメント
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