遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

最後は人間力

2013-12-30 19:57:37 | PARAGLIDER
坂出で一人連泊して獅子吼後発組のパイロット仲間を向かえる事にしました。彼らは昨夜10時に金沢を出るはずなので、早朝未明に着くはずです。
そんな訳で、ドキドキしながら就寝。最初の到着メールが来たのは6時前でした。それから合流する為の場所をやり取りしたんですが・・・車にカーナビも無ければ、スマホも持っていない、タブレットぽいのが有るんだけど使い方が解らんと云う事で、何号線の○○町のローソンの駐車場とか言ってもお手上げ♪ 立派なおっさんが4人居て、この惨状。情報化社会なんてまだ来ていないのですよ。とにかく、海沿いだろうと云う事で県道16号を走っているらしい・・・ま、とりあえず正解。結局は彼らの勘と生存能力がITを凌駕したという事。最後は人間力なんだなぁ。笑

北峰エリア着陸場の讃岐パラグライダースクールクラブハウスで落ち合えたのが8時過ぎ。着陸場から見える尾根の吹き流しは北風を示しながらビョンビョンはねている。

「こりゃ、あかん・・ (x_x)」

しかし、離陸場に上がると正面から3メートル程度。

「こ、こりはいけるかも・・・」

僕は昨日飛んでいるので、少しゆっくり目に準備。せっかく徹夜運転で来てくれた仲間に飛んでほしい。でも、まあ、エリア経験者が僕だけなので、結局ウィンドダミーとして僕が一番にフライトしました。準備をすませた時には、再び北風が入りだしていて風も強くなる兆候があったんです。こういう時は昨日のエントリーで書いたように「即断即決」が肝要。止めるなら止める。飛ぶならさっさと飛ぶ。どっちかの選択です。様子を見れば見る程、事態は悪くなる。O田さんも準備出来てたけど、僕の判断で先にリバースポジションから翼を上げました。頭上で翼形が出来たらすぐに離陸方向へ振り向く・・・と、その場で緩やかに垂直上昇。フルグライドにして瀬戸内の空へ飛び出した(上の写真)。出てしまうと北風。地形のせいで少し風がかぶっているのか、荒れている。頭上の愛機を見上げると強風を受けながらグナッと変形したりしてる♪

やべぇ 

無線が入った。O田さんだ。

「はやしさーん」

「バックしてるよ☆」

アクセルを半分踏み込んでその空域を離脱。着陸場直上で翼を折って降下しました。

今日の4人の翼はEN-D機だし、僕よりもキャリアも技術も数段上なので(情報化はともかく)、飛んで降りるくらいならヘでもないんですが、やはりベテランは違います。車で下山されました。とても正しかったです。

そう、この日の北峰エリアでは、はやしというアホが一本飛んで降りただけなのです。orz

彼らが車で山を降りてからは、クラブハウスに入りスクール校長さんを囲んでミカンを食べながらおしゃべり。美味しい讃岐うどんのお店を教えて頂きました。こういう情報はやはし地元の方に教えていただかないとね。

はま弥さんで野菜たっぷりのしっぽくうどんを食べて仲間と離脱。坂出ICから高知へ向かいました。

津野町の実家には3時過ぎに到着。ちょいと昼寝をかましてから、親と桑田山温泉でお風呂。そして、家に帰って松阪牛のすき焼きでございました。うへへへへへ

本日のお酒:KIRIN 一番搾り + 賀茂鶴 特別本醸造
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする