遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

ガソリンの悪夢再び

2011-03-09 21:58:17 | たわごと
北海ブレント原油先物が1ドル上昇し、バレル114.06ドルに(トムソンロイター) - goo ニュース
ガソリン1リットル、2年4か月ぶり140円台(読売新聞) - goo ニュース
ガソリン高くなってきてますね。ガソリン高に対応するために昨年ホンダのリトルカブを購入したのですが、天気が悪くて雪や雨がふると原チャリが使えません。北国での生活はコストがかかります。
今のとこ中東の政変が原油市場に影響しているのですが、それがなくても商品市場が上昇傾向でしたから簡単にはおさまらないでしょうね。最近ちょいと円安気味(1ドル83円くらい)なのもガソリン高に効いてきているような気がします。「デフレ退治のために円安へ誘導しろ」と言ってる人もいますが、円高+低金利でないと日本はやばいと思うんよ・・・。ECBは来月金利を上げるなんてほのめかしてるけど、その余裕は日本にはないしな。
原油価格が上がったのは北アフリカ地域の政変が原因で、バーレーンやサウジの政情がどうなるか心配されてます。しかし、今回の原油高のために彼の国々は余計に儲かったわけでして、お金はあるはずなんですね。それなりの対処をすれば国がひっくり返るような事態を避けられるんじゃないでしょうか。

TPP関係で農業の改革が話題になってますが、TPPがどうであれこのままでいいわけがないでしょう。食品の市場価格が上がっていることは、日本の農業にとってはいいことなので今のうちに対策をうっておくべきです。今からでも遅すぎるくらいですが、農業と一緒に日本が衰弱死っていう展開はよろしくありません。『尊農攘夷』だけは勘弁してください。開国して外へ打って出るしかないですよ。日本の胃袋はこれからどんどん小さくなるんですから。
原油高は前に起こったようなトラブルを再び引き起こしそうです。一次産品の価格上昇を覚悟しないといけないでしょう。むしろ、上がらなければ農業や漁業者にしわ寄せが来ていることになります。この情勢だとインフレ対応は簡単じゃなさそうですし・・・そうなったタイミングで、どうゆう政権が日本を仕切っているか、そしてその政府が機能しているかが疑問でありまする。

本日のお酒:URMENETA RESERVA MERLOT 2008
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする