村の笛吹きの、日々のこと。

茨城県東海村のこうやフルート教室の講師、市村明日美の、ちょっと思ったことなどを、ひそかに書いています♪

台風。

2016年09月08日 | 日々のこと

 さて、台風がまたひとつ、通り過ぎていきました。

 午前中や夕方の生徒さんは、ちょうどひどい時間に当たってしまい、いらっしゃるのが大変だった方も。

 今日は、すごい大雨も数分でやみ、晴れたり曇ったり、みたいな日でした。

 今年の台風や大雨はすごいですね。昔は、夕立、なんて、夏の風物詩みたいな、そんな感じだったのに。

 たしか、雷の電気が空気中の窒素を稲の生育に良い物質に変えるので、雷の多い年は稲も豊作で、だから、稲妻、と言うんだとか…、だった気がします。

 が、このような雷雨が続いては、豊作どころか、稲も大打撃ですよね。

 小さいころは、台風、というと、ちょっとどきどきしていたものです、学校休みになるかなあ…なんて思ったりして。…今は、台風というと、最近本当に災害が大きいし、仕事への影響もあるし、本当に、心配なだけですが…。

 私が小さいころ、父の転勤の関係で、瀬戸内海の島に住んでいたのですが、住んでいた家が、大正時代に建てられたという、木造の、すごい家だった!社宅だったんですが、それはそれでものすごい(笑)良い時代に建てられたようで、すごく頑丈。なので、全部、木。柱や廊下はもちろん、お風呂やトイレの戸まで、全部、木。お風呂も、下は簀の子でした。

 窓も、サッシなんか無くて、木枠に、薄いガラスがはめ込まれているもの。鍵は、ねじ式の回すやつなんですが、…お子さんは見たことないでしょうねえ。トイレなどは、内側からかける鍵も木で、出っ張ってる部分とへこんでる部分をうまく組み合わせると、鍵がかかったり開いたり……とても説明しにくいですが。

 温暖な瀬戸内海らしく、つくりは頑丈でしたが、寒さに強いわけでもなく、防犯なんて全く考えられていませんでした。かぎっ子なんて誰もいなかったはずです。そもそも、家に鍵をかける人はいなかったんで。あの島は犯罪なんて皆無の、おおらかな島でした。今は、やはり…時代が変わっているでしょうか。あ、でも、私が住んでたその家はまだあるんですよ!!

 で、雨戸も無いので、台風が来ると、父が、ベニヤ板を準備してました。

 台風が来ると、父は安全対策だかでずっと会社にいないといけなくて、母に、

 「窓が割れたらこれを釘で打ってふさげ」

 と言っているのが、なんだか怖かったです。

 台風で大きな被害が出たのは、小学3年の時。大きな台風が来る!と騒いでいたわりに、雨も風もそれほどでもなく、安心してみんな眠ってしまいました。

 しかし、朝起きてみるとびっくり。漁に使う大きな浮きが庭に。そして、内の物干し竿はお隣に。

 大潮と重なって、床下まで海水が来ていたようです!

 畑の作物や植木鉢のお花はみんな塩分で枯れてしまったし、海沿いのお墓では、お骨があたり一面にちらばってしまい、ものすごく大変なことになったり。

 自然の力は、すごい。

 しかし、昔は、台風が来ていることも、大雨が降ることも、ほとんど予測できなかったはず。

 怖かったでしょうね…。

 今は、いつでもテレビ、ラジオ、インターネットなどで情報が得られて、それはとてもすごいことだと思います。

 お天気の変化、十分気を付けましょう!!

 

 

 

 

 

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