以前の記事に書いたように、突然、銀のピッコロさんがうちにやってきたのですが、せっかくなのでちゃんと吹こうと、ここのところ、フルートよりも多めにピッコロを吹いています(^^♪
先週のコンサートはアルトフルートを吹かせて頂きましたので、なんだか特殊管ばかり吹いている気がします(*^-^*)ピッコロをこんなに個人練習で吹くのは学生時代ぶりくらいです。
この、アメリカ生まれ、オーストラリア育ちの珍しいピッコロさん、私が今までお付き合いしてきた子たちとだいぶ違います。
私が初めて吹いたピッコロは、中学生の時、学校にあったヤマハ。ABS樹脂の、定価8万円くらいの、しかもとても状態が悪いものだったらしいです。でも、初めてのピッコロだったせいか、吹きにくさを感じたこともなく、とても好きでした。コンクール会場で、リハーサルの前か後にタンポがポロっと取れて、会場に詰めていたリペアマンさんの所に急いで持って行ったら、
「ああ!これがあの噂のピッコロか!」
と言われ。噂になるくらい状態悪かったの?
応急処置、と言って接着剤で貼ってもらい(こんなことしたら後からすごく大変なことになる気がするけど、大丈夫だったのかな…。)、無事に演奏できました。
それにしても、本番前に楽器が壊れたり、すごく状態悪い楽器、なんて言われても、全然気にならずに元気に演奏できたなんて、私はメンタル強かったんだなあ…。
とか、いろいろありましたが、銀のピッコロさんは、明るくてすごくきれいな音が出ます。
しかし、ものすごくポイントが狭い!自分のフルートもポイントは狭い方ですが、この子はものすごく狭い!リペアマンさんも、どうして鳴らないんだろう、と、タンポを何日もものすごく慎重に調べて下さっていたそうですが、そういう頭部管だった、とのこと。鳴る時はすごくきれいな音。しかし、そこに当てるのが難しい。
うううむ。
って、やっているうちに、今まで持っていた木管のピッコロ、細かい動きや跳躍でピタッと当てるのがすごく苦手でしたが、気づいたら、全部狙いが定まって、ピタッ!と当たるようになっていた!!ひょええええ、このピッコロ、こんなに鳴るやつだったのか!と(>_<)
そして、ふと気づきました。この子、台座が無いぞ!!
管体からいきなり柱(ポスト、って言います)が立っている!!
ふつうは、
ちょっと見にくいですが、そして、これはフルートですが…管体に台座、その上にポストが立っています。
木管のピッコロでももちろん台座はあり、今、銀製のピッコロを作っているどのメーカーのカタログを見ても、台座がついているようでした。
台座なしというのは、フルートでも、以前、古いムラマツで一度だけ見たことがありますが、昔はけっこうこのような構造多かったのかな。リペアマンさんによれば、台座をつけないと、作るのが難しいそうです。
いろいろありますね、楽器。
週末は学校に伺ってレッスンですが、ピッコロどっち持って行こうかな???