村の笛吹きの、日々のこと。

茨城県東海村のこうやフルート教室の講師、市村明日美の、ちょっと思ったことなどを、ひそかに書いています♪

どこが基準なんだろうか

2023年03月07日 | 日々のこと

 先日中学校でレッスンをしていて思ったことがあります。

 いえ、以前からほのかにひっかかってはいたのですが。

 

 フルートでタンギングする時の舌の位置について。

 Tu Tu とか、To Toとか、Tu Ku Tu Ku とか、いろんなやり方があって、どんな音が出したいかでも使い分けたりするのですが、一般的に、上の歯の裏あたりに舌先を付ける感じから、奥の方…うーん…給食の手巻き寿司食べた時に海苔がくっつくとひええ、って思う辺り?まで、いろいろあるわけです。

 歯に近い方だと固い感じで、奥の方だと柔らかい感じになる、とされてます。舌の位置だけの問題じゃないですけど、そんな感じ。

 ゴールウェイなんかは完全に、唇の間から舌先が出るくらいの位置でやっていたらしいです。それであの音の立ち上がりなのか!!!ものすごくはっきりした音の立ち上がりが欲しい時、たまに私も真似しますが、なかなか面白いです。感染対策には、遠慮したい奏法かもしれない(笑)

 おおおお、久しぶりにフルート奏者のブログっぽい!!!!!

 

 で、問題は。

 何となく、生徒さんがタンギングした時の音がモゴモゴしていたので、

 「もうちょっと、下の位置手前にしてみようか。」

 と、言いました。

 

 手前。

 

 って、どっち?????

 私は、無意識に、奥の方にある舌を、前歯の方にしてみて、という意味で言ったのですが、

 考えてみたら、手前ってどっち????

 

 奥歯と前歯だったら、どっちが手前にあると思いますか?前歯な気がしませんか???

 

 目の前あるものならば、30cm先のものと、50cm先のものならば、手前、は、自分に近い方のものですよね。

 じゃあ、自分の体内だと、どこを起点に考えたら良いのだろう??

 私は、無意識に、前歯あたりを基準に考えていたっぽい。

 

 辞書を引きます。

 自宅にあった岩波国語辞典では、 自分の前、自分に近い方

 くらいしか、位置については書かれていませんでした。

 

 コトバンクを見てみると、

 自分の目の前、という記載が。

 

 目!!!

 

 目基準なんじゃなかろうか?!

 

 

 というのが、私の結論です。

 

 ご意見受付中です(^^♪