先日中学校でレッスンをしていて思ったことがあります。
いえ、以前からほのかにひっかかってはいたのですが。
フルートでタンギングする時の舌の位置について。
Tu Tu とか、To Toとか、Tu Ku Tu Ku とか、いろんなやり方があって、どんな音が出したいかでも使い分けたりするのですが、一般的に、上の歯の裏あたりに舌先を付ける感じから、奥の方…うーん…給食の手巻き寿司食べた時に海苔がくっつくとひええ、って思う辺り?まで、いろいろあるわけです。
歯に近い方だと固い感じで、奥の方だと柔らかい感じになる、とされてます。舌の位置だけの問題じゃないですけど、そんな感じ。
ゴールウェイなんかは完全に、唇の間から舌先が出るくらいの位置でやっていたらしいです。それであの音の立ち上がりなのか!!!ものすごくはっきりした音の立ち上がりが欲しい時、たまに私も真似しますが、なかなか面白いです。感染対策には、遠慮したい奏法かもしれない(笑)
おおおお、久しぶりにフルート奏者のブログっぽい!!!!!
で、問題は。
何となく、生徒さんがタンギングした時の音がモゴモゴしていたので、
「もうちょっと、下の位置手前にしてみようか。」
と、言いました。
手前。
って、どっち?????
私は、無意識に、奥の方にある舌を、前歯の方にしてみて、という意味で言ったのですが、
考えてみたら、手前ってどっち????
奥歯と前歯だったら、どっちが手前にあると思いますか?前歯な気がしませんか???
目の前あるものならば、30cm先のものと、50cm先のものならば、手前、は、自分に近い方のものですよね。
じゃあ、自分の体内だと、どこを起点に考えたら良いのだろう??
私は、無意識に、前歯あたりを基準に考えていたっぽい。
辞書を引きます。
自宅にあった岩波国語辞典では、 自分の前、自分に近い方
くらいしか、位置については書かれていませんでした。
コトバンクを見てみると、
自分の目の前、という記載が。
目!!!
目基準なんじゃなかろうか?!
というのが、私の結論です。
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