村の笛吹きの、日々のこと。

茨城県東海村のこうやフルート教室の講師、市村明日美の、ちょっと思ったことなどを、ひそかに書いています♪

日本語は難しい。

2013年04月05日 | 日々のこと

 

 さて、昨日のレッスンで、あるフレーズが吹けなかった中学生の生徒さんが、

 「むずか!」

 と言っていました。“難しい!”か、“むずっ!”っていうのは聞くけど、そこで切っちゃいけないんじゃないのー?という話になりました(笑)

 で、日本語はむずか!しい、という話になりました。そこで質問しました。

 「とんでもない、を敬語にするとどうなる?」

 すると生徒さんは、なにやらものすごく悩んだ挙句、

 「限り無いでございます?」

 とのお答え。

 えええええ!それは新しい!!

 「そしたらさ、誰かに、“〇〇ちゃんはすごいですねえ”って褒められて、謙虚に、とんでもない、って言おうとしたつもりが、“限り無いでございます”って言ったら、ものすごく変なことになるよ!」

 「うわあ!意味が逆になってる!!」

 そしてレッスン中、限り無いでございます、が流行っていました。

 

 で、レッスン時間が終わり、次の生徒さんが来ました。次の生徒さんは、この生徒さんと同級生です。

 「先生、彼にもさっきの質問して下さい。」

 とのことだったので、

 「とんでもない、を敬語にすると何になる?」

 と質問してみました。すると彼はしばらく考えて、

 「…とんでもない、は、敬語にしなくていいんじゃないんですか?」

 いや!ちゃんと敬語に直して!!と言うと、またしばらく考え、

 「とんでもないですね。」

 と、答えてくれました(^_^)

 それも新しい!!!間投助詞!(笑)

 そして、レッスンでは、とんでもないですね、や、限り無い、がはやっていました。

 「今の息継ぎの場所、限り無いね、(←とんでもないね、の意味)」

 みたいに。

 

 また、別の生徒さんで、レッスン終わって帰る時に、

 「では先生、お達者で。」

 と言う子がいた、という話をしたところ、

 昨日のその生徒さんたちは二人ともそれぞれ、レッスン後に、ドアのところで、

 「ありがとうございました、お達者で!」

 と言って帰って行きました☆

 中学生かわいいなあ☆

 

 ちなみに、とんでもない、を敬語に直すと?

 それは大学の講義で習いました。

 言葉づかいの講義で、

 「そこのあなた、とんでもない、を敬語に直すとどうなりますか?」

 と、当てられてしまったのでした。

 とんでもない、は、一つの言葉なので、それをいじってはいけない。だから、“とんでもございません”というのは間違いだ、というのは、分かっていました。でも、どうすれば良いのかわからない!!!!うわあああ!!!正解は??!!!と、頭パニックになり、

 「とんでものうごさいます!」

 と、答えてしまった私。

 「あなた、いつの時代の方ですか?」

 と、言われてしまいました…(>_<)

 “とんでもないことでございます”が、正解でした。

 

 写真は、母にもらったメガネふき。

 カメレオンの舌がメガネふき。働くカメレオン。

 

 

 

 

  

作成者 いちむらあすみ : 2013年4月5日(金) 23:32