さて、昨日のレッスンで、あるフレーズが吹けなかった中学生の生徒さんが、
「むずか!」
と言っていました。“難しい!”か、“むずっ!”っていうのは聞くけど、そこで切っちゃいけないんじゃないのー?という話になりました(笑)
で、日本語はむずか!しい、という話になりました。そこで質問しました。
「とんでもない、を敬語にするとどうなる?」
すると生徒さんは、なにやらものすごく悩んだ挙句、
「限り無いでございます?」
とのお答え。
えええええ!それは新しい!!
「そしたらさ、誰かに、“〇〇ちゃんはすごいですねえ”って褒められて、謙虚に、とんでもない、って言おうとしたつもりが、“限り無いでございます”って言ったら、ものすごく変なことになるよ!」
「うわあ!意味が逆になってる!!」
そしてレッスン中、限り無いでございます、が流行っていました。
で、レッスン時間が終わり、次の生徒さんが来ました。次の生徒さんは、この生徒さんと同級生です。
「先生、彼にもさっきの質問して下さい。」
とのことだったので、
「とんでもない、を敬語にすると何になる?」
と質問してみました。すると彼はしばらく考えて、
「…とんでもない、は、敬語にしなくていいんじゃないんですか?」
いや!ちゃんと敬語に直して!!と言うと、またしばらく考え、
「とんでもないですね。」
と、答えてくれました(^_^)
それも新しい!!!間投助詞!(笑)
そして、レッスンでは、とんでもないですね、や、限り無い、がはやっていました。
「今の息継ぎの場所、限り無いね、(←とんでもないね、の意味)」
みたいに。
また、別の生徒さんで、レッスン終わって帰る時に、
「では先生、お達者で。」
と言う子がいた、という話をしたところ、
昨日のその生徒さんたちは二人ともそれぞれ、レッスン後に、ドアのところで、
「ありがとうございました、お達者で!」
と言って帰って行きました☆
中学生かわいいなあ☆
ちなみに、とんでもない、を敬語に直すと?
それは大学の講義で習いました。
言葉づかいの講義で、
「そこのあなた、とんでもない、を敬語に直すとどうなりますか?」
と、当てられてしまったのでした。
とんでもない、は、一つの言葉なので、それをいじってはいけない。だから、“とんでもございません”というのは間違いだ、というのは、分かっていました。でも、どうすれば良いのかわからない!!!!うわあああ!!!正解は??!!!と、頭パニックになり、
「とんでものうごさいます!」
と、答えてしまった私。
「あなた、いつの時代の方ですか?」
と、言われてしまいました…(>_<)
“とんでもないことでございます”が、正解でした。
写真は、母にもらったメガネふき。
カメレオンの舌がメガネふき。働くカメレオン。