NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

山本裕康チェロリサイタルーその3 レッスン1

2007年04月02日 | チェロ
 花見の翌朝、興奮であまり眠れなかったにもかかわらず
早朝からしっかり目を覚まし、いつもの高速をいつもより慎重に運転し
クレストの本拠地へ向かいました。
いつものおにぎりも控え、サンドイッチを3切れ。
15分前には会場に到着しましたが、すでに笛子先生をはじめ5名が集結していました、
15分前ならいつもなら1番か2番なのに、皆さん張り切っているようです。
 九時から、レッスン開始予定の十時まで「慣らし」からかなりの早さまでブランデンブルグ5番第1楽章を
さらいましたが、途中で柔軟体操を交えたり、ストレッチをはじめたり、皆さん興奮気味。
 
 定刻の十時ぴったりに山本さんが到着。
「とりあえず通して聴かせていただきましょう」で始まりました。
大きなミスもなく弾き終えました。
まず言われたこと、第5パート、つまり私ともうひとりですが、
比較的簡単な刻みの部分を弾かされ、「ここがこの曲の象徴とも言えます。」
「全体として、第5パート、バスラインがしっかり曲をリードしてください。」
「71小節から1,2を抜いてやってみてください」
「みんなピアニッシモになっていますが5が聞こえるくらい、ピアノかメゾピアノで良いですね」
「オーケストラでもそうですが、バイオリンが引っ張るようでは曲にならない。」
「低音が実権を握ってしっかり形を作ってメロディーはその上で自由に弾けるようになっていることが理想です。」
次に細かな難しいパッセージを第三パートに弾かせ、
「なんとか正確に弾こうという気持ちはわかりますが、
細かい動きの中に和声の進行があるわけで、そこだけ弾けば良いんです。」
「譜面に顔を近づけて必死になっては音も響きませんし聴衆も疲れます」
自ら例のチェロを弾きながら構造を説明してくださいます。
まさに、間違えずに弾くこと、遅れず入れるように必死で数を数えていた私にとって、
ホーと思うことばかりで、実際そういう気持ちで弾いてみるとすごく楽になるし
ぐっと音楽的になってきました。
「チェロアンサンブルはね、何たってこの響きを聴かせなくちゃ~~」
「ちまちましたのはバイオリンやフルートにやらせておけばいい」
第一、第二パートには、メロディーラインの歌わせ方など
細かい指示も出て、ご自分で様々な運指を試しながら
「この曲難しいですね~~」そんな感じでリラックスしたレッスンが続きました。
~つづく


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