日記:10/21「東京カワイイTV」
数年前のことになると思うが、何となくNHKにチャンネルを変えてみた。すると「まだ売れていない日本人の無名デザイナーをパリに連れていき、現地の有名なデザイナーなどのファッション関係者を招いてファッションショーを行う」という企画の番組をやっていた。
面白そうで見入ってしまったわけだが、それが「東京カワイイTV」という番組であった。それ以来、ほとんど欠かさずに見ている。流行などにはほとんど興味をしめせない中年オヤジの私ではあるが、「とりあえず情報だけは…」ということで、毎週土曜日になると「今回はどんなないようだろう?」とちょっと気になったりする。
少しずつだが、今の若者が使う言葉も理解できるようになった。(以下、用語の誤使用の際はご容赦を…)
まず、ファッションで言うと
・ゴスロリ系 ・モード系 ・姫系(あれ、ゴシロリと同じだっけ?) ・悪羅悪羅系、など
次にスポーツは
・美ジョガ― ・山ガール ・ツーキニスト、など
その他として
・デコる ・盛る、など
いや~、改めていろいろ出てきた用語を列挙しようとすると、ノートにメモっていたわけではないので思い出すのが大変なのだが…。いろいろと勉強させていただいた次第である。
先日、パリで開催された「ジャパンエキスポ」のことを番組の中で取り上げていた。これまでも何回か取り上げられている「ジャパンエキスポ」だが、私の認識が正しければ、日本のポップカルチャーの愛好家がイベントを開いたのがきっかけで、毎年、参加者が増えていく中で、ポップカルチャーのみにとどまらず、日本の文化を広める場にもなり、今年で11回目を迎える。
参加者も、当初は数千人の規模だったものが、今年は20万人弱まで増え、日本からわざわざ出店する企業も出ている。
番組では、そんな企業の一つを紹介していた。ファッションとかアニメ関係の企業であれば分からなくもないが、それは作業着を製造している企業で、日本の作業着を「ファッション」として売り出していこうというものであった。
作業着というのが、鳶の人がよく着ているあの上がベストで下がニッカボッカなのである。ブースを設け、作業着などを展示しているが、入場者の反応はほとんどなし。打開策として、会場の一角で日本人の歌手(若い女の子で、有名かどうかは不明)の歌に合わせてその作業着のファッションショーを行ったところ、見物人もあつまり、少しずつその服装に興味を示す人がちらほらと出てきたというわけである。
しかし、あの作業着を「ファッションにして売って行こう!」というのはものすごい発想である。まさに、海外だからこそそんな奇抜なことができるというもの。
近い将来、あの「ベストとニッカボッカ」をこよなく愛する「トビ系」がパリの街を闊歩する日が来るのかもしれない。
ちょっと話はそれてしまうが、かねてから疑問に思っていたのだが、鳶の人が履いているあのニッカボッカって下が膨らんでいるのだけど、あれって、作業の邪魔にはならないのだろうか…?
若者の流行などと言うのは、ある程度歳を重ねていったものから見ると、理解できないところがあるのは世の常である。
ゴシロリ系とかを見ると、理解できないというよりは、「よくあの恰好で街中を歩けるな?!」と感心してしまうほどである。
しかし、あのデコネイルはちょっと…。「あんなに指先からはみ出していたら不便なのでは?」と首をかしげてしまう。デコっているわけだから、「ハデにした方がよい!」と考えがちだが、それが決して「きれいさ」や「かわいさ」を増すわけではない。全ての爪をキティだらけにしていたデコネイルを番組で紹介していたが、あれもすごかったな~。
でも、「健康的で、透明感があり、ツヤツヤした爪が好き!」という女性は絶滅危惧種に指定されてしまったのだろうか?おじさんとしては寂しい限りである…。
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