バレエ 基本的な立ち方
「正しく立つ」つまり「正しい姿勢を取る」というのはバレエの基本中の基本となるようです。それは、単に静止しているときにとどまらず、動作中は常に守っていかなければならない事項になります。 私は、よくヨガのクラスも受けますが、ヨガでも「正しい立ち方」を常に意識するように言われます。基本的にはバレエと同じです。「一番身体に負担のかからない自然な姿勢」ということになるのでしょう。異なる点があるとすれば、バレエの場合は、「できるだけ首を長く見せて!」とか「頭が天井につくくらい背骨をしっかりと引き上げて!」などと指導され、ある意味では(バレエでは当たり前のことなのでしょうが)必要以上に「1本のまっすぐな棒のように、自分を高く見せる」ことが上げられると思います。
まあ、いくら足を高く上げられても上半身がきれいに保たれていなければ、動作全体としてはきれいな動作とは言えないと思います。
少し独断と偏見があるかもしれませんが、フィットネスクラブにいる人を見ていて、男性よりも女性の方がきれいな姿勢が取れていない人が目立つような気がします。背中に縦に伸びて姿勢を維持している「脊柱起立筋が弱いのかな?」などとも思ってしまいます。それに対して、男性の場合はお腹に原因があることが多いような…。
さあ、ぜひバレエのクラスで正しい姿勢を身につけていきましょう。姿勢がきれいであれば、歩く姿もきれいなはずです。いくら着飾ってもきれいに歩けなければどうしようもありません。
まずは「意識をする」、そして弱っている筋肉があれば、当然それは鍛えていかなければなりません。その2つがしっかりとできるようになれば、何気なく鏡を見たときに、鏡に映る自分のきれいな姿勢にハッとするかもしれません。
特に女性であれば、「姿勢がきれいですね!」とか「歩く姿がきれいですね!」などと言われてみたくありませんか?!頑張りましょう!
1・2 通常の場合
・背筋をまっすぐに伸ばす。(背中の筋肉、特に脊柱起立筋をしっかりと使う)
・下腹部をしっかりと締め腰に自然なカーブができるようにする。(下腹部を緩めてしまうと骨盤が前傾し、腰痛の原因となる。)
・指の裏もしっかりとフロアにつけ足の裏全体で体重を受けるようにする。(かかとだけに重心を置かない)
・膝は伸ばしていくが、ロックさせてしまうと膝にも負担がかかり、太ももの筋肉も必要以上に緊張させてしまうので、その手前で止めておく。
・正しい姿勢が取れれば、横から見たときに、耳、肩、かかとがほぼ一直線上に並ぶ。
3・4 足のポジションを1番、手をアンバーで立った場合
注意する点は上記のものと変わらない。
5 体の前後にある筋肉のバランスが崩れていると正しい姿勢は取れない。
体の前:腹筋(特に腹直筋)をしっかりと鍛える。
体の後:背筋群(特に脊柱起立筋)をしっかりと鍛える。
後はしっかりと「意識をする」ことが大切となる。
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