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旅に出よう(海外、その3)「マニラ(その2)」

2012-06-10 00:36:07 | 旅行
 旅に出よう(海外、その3)「マニラ(その2)」

映画を観た

繁華街に行ってみた

■ 映画を観た ■

洋 画

 夜、「退屈だな~」ということになり映画館が数館並ぶ場所に行ってみた。その内の1つで、洋画を上映していた。映画館の壁に掲げられた大きな看板には、タンクトップを着た男の人が機関銃のようなものを抱えた絵?が描かれていた。

 「まあ、何かよく分からないけど観てみるか」ということで、チケットを購入した。館内はかなり込んでいたように記憶している。映画の内容であるが、クリスマスの時期に、単身赴任中の男性が家族の元に帰るのだが、直接、家には戻らず、まず妻の勤める会社を訪れるところから始まった。

 それはとても高いビルで、訪れたときは社内でクリスマスパーティーの真っ最中であった。彼が妻のオフィスにいると、テロリストがビルに侵入し、社員たちを人質に取るのである。彼は、孤軍奮闘でテロリストたちと戦い、最後にはビルを彼らから奪還するという内容であった。

 全く映画に対しての予備知識はなく、「どんな映画だろう?」と何気なく観てみたものの、これが結構面白かった。ストーリーが単純だったので、英語がそれほど堪能でもない私にも内容は理解できた。

 帰国してのことだが、この映画が「ダイ・ハード」であることが分かった。日本でもかなり話題を呼んだようで、雑誌などには、映画を観ようと、映画館の前に長い行列を作っている写真などを掲載されていた。

 

アダルト映画

 アダルト映画に行ってみた。館内に入るとほぼ満席状態で、2階にしか空席を見つけることは出来ないような状態だった。私は、映画館にアダルト映画を観に行くという趣味はない。日本でも、「1回も行ったことはありません!」とは自信を持って断言はできないので、恐らく、1回や2回くらいは観ているのかもしれないが、それがいつかは全く思い出せない。

 まあ、日本の場合も、幕が上がってスクリーンに映された映像が、いきなり男女が裸で絡み合っているというようなことはないと思うが、ここマニラで観たときも、その始まりは「これがアダルトなの?」と疑ってしまうほど、ごく普通の映画であった。

 しかし、いつまでたってもメロドラマのような映像が続くので、「もしかしたらアダルトと勘違いしたのだろうか?」と思ったほど。あと10分か15分くらいで上映時間が終わってしまうというときに、突然、客席から拍手や指笛があちこちで起こったのである。

 「何事だろう?」と思っていると、突然、今までのメロドラマのような映像が、全く関連性のないアダルトの映像に変わったのである。現在はどうなっているのかは分からないが、何とも不思議なアダルト映画であった。

 

■ 繁華街に行ってみた ■

 マニラにも観光する場所はあると思うが、全くその記憶が残っていない。そして、その写真もアルバムには1枚も張られていない。「デパートと映画にしか行かなかったのだろうか?」と思いだしてみると、観光地ではないのだが、夜、繁華街を歩いたことを思い出した。

 飲み屋なども軒を連ねているようなところで、店先には客引きが立っているわけだが、とにかく彼らはしつこい。そういうところでは、まともに道をまっすぐ歩けるものではない。まず、通りを歩いていると、真正面に立ちはだかってくる。

 それだけなら横によければ良いが、女性の客引きなどは、手をつかむと放そうとしないこともあった。「今、忙しいから!」と言っても「ビール1杯だけでいいから」と店の中に引きずり込まれそうになるほどだ。あまり、しつこいので「分かった!分かった!じゃあ、ビール1杯だけ」と言って店に入ったが、出る時も大変だった。

 また、そのような繁華街ではないが、街中を歩いているときもたびたび苦労をする。それはやたらとしつこく話しかけてくるのである。主に英語でだが、「こんにちは」「日本人?」、または「お元気ですか?」などの片言の日本語の場合も多い。

 この手の情報は、「地球の歩き方」などにも「注意事項」として載っているので、無視をするのが一番である。その手の輩は、「単に挨拶をしたい」というよりは、ほとんどが「何とかカモにしてやろう!」とたくらんでいる連中である。

 彼らは、そう簡単には引き下がらない。とにかく会話を成立させてはならないので、仮に簡単な日本語で話しかけられても、それ以上は日本語は話せないので、それからは英語となる。こちらは、終始、日本語で対応しなければならない。少しでも英語で話そうものなら、「こいつとはコミュニケーションが取れるな!」と思わせてしまうので注意をしなければならない。

 彼らが話しかけてくるのは、「いい女がいるぞ!」とか、「カジノで一緒に金儲けをしないか?」というような話ばかりである。この手の輩に慣れるまでには、少し時間がかかってしまうわけである。  


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