大きな会社でも、買い替えとなると台数が多い分、一時にという訳にはいかないようだ。したがって順次にということになるのだが、初心者には当然のようにお古をあてがうケースが多い。ここは一考をうながしたいところだ。理由はお分かりだろう。熟練者はどんな不安定なマシンだって何とか操れるものだ。ところが不慣れなひとがこれらに接しようものなら、誰かの助けを借りなければならないことは必然だ。また、不具合を自分のせいにして怖々扱うから、苦手意識を倍化させるばかりか、俗にいうパソコン嫌いを育てることになる。これでは何の益にもならない。パソコンに不慣れなひとほど最新式のものを手配して欲しい。
会社などでは一台のパソコンを複数の人で使うことが多い。だから、フロッピーが活躍することになる。ところが、このフロッピーにまつわるトラブルが多いのだ。
Excel でファイルを開こうとするとエラーが表示され、ファイルが開けない場合がある。
「'(File Name)'は読み取り専用です。アクセスできません」
おなじみのエラーメッセージだ。原因のほとんどが、
アクセス中にフロッピーディスクを抜き差している
ではなかろうか。フロッピーディスク (FD) 内のファイルを開いたまま他の FD に差し替えた場合、ファイルの一部を破損してしまい、以後ファイルを開けなくなることがある。
大事な鉄則がある。
原則として、Excel では作業中 (開かれている状態) のファイルが保管されているディスクを抜き差しすることはできない
のだ。
同じく、EXCELを閉じるまでフロッピーを抜いてはいけない。思い出して欲しい、FDから読み込んだファイルを閉じるとき、必ずFDのドライブのアクセスランプが点滅し、カチャカチャとアクセス音がするのを。意外と多いトラブルの原因だ。
教室ではどう指導しているか。
- データをまずマイドキュメントに保存する
- 次にマイドキュメントを開く
- 該当ファイルを右クリックして「送る」コマンドを選択する
- 選択肢から、「3.5インチFD(A:)」をクリックする
これで、データの保存は完璧だ。上書き保存を要求されたら、戸惑わずに「はい」を選ぶ。ただし、新しい領域に保存してから古いのを削除するのが順序なので、容量に余裕のあるFDを用意しよう。
FDほど壊れやすいメディアはないのを知るべきだ。大なる被害を受けた経験者が言うのだから間違いない。
「 アーバン・カウボーイ 」のDVDを鑑賞した。ミッキー・ギリーの店のでかいこと。家捜ししてサントラ盤を探している。今、聴いても、新鮮だ。