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パソコン教室アイラブハイパークラブです。
教室に流れるBGMなどを紹介します。

創造の森…菖蒲園

2007-06-10 20:11:14 | 音楽

Yokoyama01

 自転車漕ぎには何かと配慮が必要な季節である。

 先ず、晴れていなければならない。泥除け(フェンダー)がないから路面が濡れていてはいけない。さらに、ライトがないので、夜は走らない。ベルもないから、人ごみの多い時間や場所は遠慮しなければならない。ナニ、降りて歩けば良いだけなのだ。

Yokoyama02  自然とお気に入りのコースが出来ている。的矢大橋往復なんてのはもっともダイナミックで心地よいのだが、自動車の通行量が多くて排気ガスが気になる。せっかく煙草をやめてきれいな肺に戻してるのだから。

 やはり奥の野コースが多くなる。大変な坂といえば横山口辺りだけで、全体が登り坂でも勾配が緩やかで、比較的に息を上げることなく創造の森までご機嫌でたどりつける。この「快さ」が継続の秘訣だ。

 ある時、ご近所のM氏に農道走行中にばったり出会った。なんでも所有の田んぼが横山の裏側辺りにあって、田植えの準備をする、というそんな頃の話だ。

「この先、左側に階段みたいなものがあるじゃら。そこを越えるとのォ、創造の森へ繋がっとるんやんなァ」

 もともと、

「この丘を越えたら、どんな景色が広がってくれるんだろ?」
「この角を曲がったら、どんなお屋敷が待ち構えてるんやろ?」

と考える性質(たち)である。その時は直ぐ言われた通り行った。自転車担いで、階段上って、倒木乗り越えて…、と。地図も何も持たないから、あわや第2展望台(第1ではない)が間近という場所まで行ってしまい、菖蒲園の標識を頼りに辛うじて目的地に到着できた。これはこれで自転車スポーツの醍醐味ではあるのだが、再度やってみる気持ちはない。蛇、とりわけマムシが怖い。

Yokoyama03  今日は日曜。登山道に出ず、創造の森手前の人家を迂回する杣径(そまみち)を昇って行くと菖蒲園にダイレクトなのだが、いつもより賑やかである。4時過ぎなのに人の声がする。祭りの後という風情で、遅ればせながら花菖蒲が盛りなんだと気づいた。ぼくの好きな花が、この花菖蒲であり、青春のほろ苦い思い出に繋がって行く。しばらく声が出ない。じっと見惚れた。

 紫陽花だって色とりどりでどれもが素晴らしく、驕りの美だ。汗をかいた分、愛しく、さらに慈しんで鑑賞できた気がする。現金なものだ。

Yokoyama04


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