
子どもっぽい好奇心ってのが、抜け切れていない。
この角を曲がればどんな路地が見えるのだろう。
ある漠とした期待感といったらよいのだろうか、それは悪くない感覚で、ポジティブと考えれば好く言い過ぎだろうか? それはすなわち、
この丘を越えたら、どんな景色が広がるのだろう?
と、いった感覚に繋がる。この能天気な性格、お気楽感が全うできたら、どんなに幸せなことだろう。
年頭にあたりいつも牧水の歌が口に出る。
いざ行かむ 行きてまだ見ぬ 山を見む
今年は、下の七七がどう表現できることになるのだろう。
僕の年越しの儀式はアン・マレーの風来坊の歌だった。