制御屋の雑記

気になる出来事や感じたことなどを、すこしばかり言ってみようかとw

【壊すな】皇室典範「改正」阻止!

2006-02-28 | 国内社会
 つ こういうチラシがありますよ。

 皇室に近年男子がお生まれになっていない事から、皇室典範(皇室の決まり事を定めた法律)を改定して、女性やその子供の「(いわゆる)女系」にも皇位継承を認めようとする動きが、当事者である皇室も、主権者である国民もカヤの外に置かれたままで強行されようとしています。
 「男系か女系か」とよく言われますが、その実体は”初代天皇以来の男系”から”知らない人の男系”への移行であり、「皇統断絶」そのものです。


 Q 女性天皇と「(いわゆる)女系天皇」の違いは?
 A 女性天皇が一般人と結婚し、その子供が即位すれば、「(いわゆる)女系天皇」

 歴史上、有名な推古天皇など8人の女帝がいましたが、いずれも父が天皇か皇族である「男系の女性天皇」でした。これに対し、母だけが天皇や皇族で、父方に天皇の血を引かない方が天皇になれぱ、本人の性別にかかわりなく「(いわゆる)女系天皇」となります。例えば、敬宮殿下(愛子さま)が天皇になれば「男系の女性天皇」ですが、愛子さまが一般の男性と結婚され、そのお子さまが天皇になれば「(いわゆる)女系天皇」です。「女系天皇」は、歴史上一度も例がありません。なお、男系天皇(歴代の全ての天皇)は、父・父・父・・・と辿って行けぱ必ず初代天阜に行き着きますが、「(いわゆる)女系天皇」は、母・母・母・・・と辿っても初代天皇には行き着きませんから、実は「女系」ですらなく、Γ他系」「雑系」「ナンデモ系」とでも呼ぶベきものです。

 Q 「(いわゆる)女系」天皇だとなぜ皇統断絶?
 A Γ女系ヘ」と言うより、「初代天皇以来の男系」から「知らない人の男系」に移る

 歴代の全ての天皇は、父・父・・と辿って行けぱ必ず初代天皇に行き着きます。父・父・・と辿って初代天皇に辿り着くことが、「皇統」の意味なのです。「女系(実は女系ですらない“ナンデモ系”)天皇」は、父・父・・と辿った場合はもちろん、母・母・・・と辿っても初代天皇には行き着きません。Γナンデモ系(いわゆる女系)天皇」が即位すれば、これまでの皇統とは仝く異質なものとなってしまいます。この問題の本質は、Γ男系」対「女系」ではなく、「初代天皇以来の男系」対「知らない人の男系」なのです。皇位が「知らない人の男系」に移れば、「皇統断絶」「王朝交替」「易姓革命」そのものです。

 Q 議論は尽くされた?
 A 素人集団がたった17回、30時間程、結果が最初から決まっていた密室会議のみ

 首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」なるもので、ロボット学者やギリシャ文学者など、皇室の歴史もよく知らないたった10人が、議事録も公開されない密室でたった17回、実質30時間ほど懇談しただけです。しかも会議の人選は官僚の恣意的なもので、官僚の注文どおりの結論を出すことが最初から分かっていたシャンシャン八百長会議でした。当事者である皇室や、主権者である国民は一貫してカヤの外に置かれたままです。

 Q 女系(他系)を認める以外に方法は?
 A 皇室のご親戚である旧宮家には、正統な男系男子が多数いらっしゃいます
 戦後、占領軍は皇室を弱体化するため、十一もの宮家を皇籍離脱させました。これら旧宮家には正統な皇統(男系)に属する男子が多数いらっしゃいますし、皇籍離脱後も、皇籍のご親戚として日々宮中に出入りされてきました。こうした方に何らかの形で(養子・婿人り etc..)皇室に復帰いただけば、「皇統断絶」の危機を乗り切ることは出来るのです。当事者である皇室でも、寛仁親王殿下が「旧宮さま方にお帰り願いたい」旨の発言を繰り返されています。

 Q 当事者である皇室のお考えは?
 A 置意見を封じようとする輩に負けず、「(いわゆる)女系」反対を明言されています
 宮内庁の制止にもかかわらず、寛仁親王殿下(皇位継承権第5位)は、このような形の皇室典範改定には反対であることを繰り返し明言されていますし、崇仁親王殿下(同第4位)も同じお考えだとのことです。皇室の方が、宮内庁の妨害を斥けてこうした意見表明をされるのは大変異例なことです。I皇統断絶」が、あれよあれよという間に強行されようとする現状に、やむにやまれぬ「悲鳴」を上げておられるのです。

           この問題について詳しくは

        http://www.angelfire.com/journal2/hikojuro/

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北朝鮮人権侵害救済法案を衆議院に提出

2006-02-28 | 国内政治
 ( ゜д゜) 社民党の記事かと思ったら民主党だったのですね。orz
 拉致問題に引っかけてこんなもん出してくるとは…
 もし北朝鮮がヤバくなり、大量に難民が発生したとして、民主党はそれを諸手を上げて受け入れるつもりなのか?
 一般国民まで巻き込むのは辞めて頂きたいもんです。 


 【民主党】
 民主党は24日午後、衆議院に「北朝鮮に係る人権侵害の救済に関する法律案」(北朝鮮人権侵害救済法案)を提出した。浅尾慶一郎『次の内閣』ネクスト外務大臣、中川正春国会対策委員会副委員長(党日韓議員交流委員会副委員長)、渡辺周・武正公一・松原仁各衆院議員、榛葉賀津也参院議員が、法案提出のため衆院事務総長室に赴いた。

 民主党議員立法である同法案は、拉致被害の全容調査および拉致被害者の帰国実現のため、拉致問題担当大臣を任命し拉致被害調査・対策本部を設置するなど、政府の責務を明確にしている。また、脱北者や北朝鮮への支援の実施については、民間団体と連携するなどの基本原則を定めている。昨年の第162回通常国会へ提出された際には、審議未了で廃案となった。

 中川・渡辺両衆院議員は提出後に記者会見を行い、法案の内容を説明した。「『他国と連携する中で、拉致問題を解決できる』というのは民主党の基本的な考え方だ」と述べた上で、党派を超えて委員会の中でも連携を図り、脱北者支援についても各国の取り組みを参考に進めるべきなどと、実効性のある法律を成立させる意欲を示した。

 民主党・ニューストピックス      2006年02月24日
 
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日中関係/なぜ刺激的な発言続ける

2006-02-28 | 中国関連
 なぜ刺激的な発言? 日本企業が中国での商機や投資機会を失い?
 中国が民主主義国家であれば分からなくもないのですが?
 一体どうゆう風に考えれば共産社会主義国家と民主主義国家と理解し合えるのだろうか。
 私には分かりません。(´・ω・`)


 【河北新報社】
 日中関係改善の期待を担った中川秀直自民党政調会長ら与党議員団と二階俊博経産相の2組の訪中。中国共産党や政府要人との会談は、障害が小泉純一郎首相の靖国神社参拝にあることをあらためて浮き彫りにした。修復の糸口をどうつかむか。中国側の中川氏と二階氏への対応の違いに着目し考えてみたい。

 中川氏は、首相や「ポスト小泉」に有力視される安倍晋三官房長官に近い。首脳対話再開の地ならしを目指したが、中国側は、「私的参拝」と首相を擁護する中川氏に態度を硬化させ、後継首相が参拝しないようくぎを刺した。希望した曽慶紅国家副主席との会談は実現せず、李肇星外相との会談は突然中止された。

 二階氏は東シナ海のガス田開発問題で昨年秋、「中国が権力を行使する。日本がそれに対応する、では話し合いの交渉にならない」と語り、中川昭一前経産相時代の中国対抗路線を修正。それに呼応するかのように中国軍艦の示威的な行動はみられなくなった。二階氏はガス田担当の商務相とはじっこんの間柄。親中派としての人脈も生かして温家宝首相との会談にこぎ着けた。

 どういう姿勢と言葉で相手に臨むか。人と人が理解し合うことは、外交でも重要な要素だということを示しているだろう。

 その反対を行くのが最近の日中の要人たちだ。「私が靖国参拝しなければ首脳会談に応じるという方がむしろ異常だ」(小泉首相)、中国、韓国との関係改善は「期待しない方がいい」(麻生太郎外相)、「小泉首相には期待していない」(唐家〓国務委員)。売り言葉に買い言葉。日中が協調して地域課題に取り組めば、アジアの発展を支える大きな力になる。なのに両国は大きなロスを続けている。

 むろん相手に心地よい姿勢や言葉ですべて解決できるわけではない。中国が対話相手を恣意(しい)的に扱い、後継首相に注文を付けるのは自分勝手だ。

 首脳同士の信頼関係構築こそが大切だ。そのためには、刺激的な言動はお互い慎み、自分で自分の視野を狭める近視眼的な発言にも注意すべきだ。

 小泉首相は「貿易・経済、文化芸術では交流が拡大している」と語る。その一面だけをみて今や「政冷経涼」とまでいわれる現状も意に介さないようだ。

 対中貿易で日本は2004年以来、額、伸び率とも欧州、米国に及ばない。中国への人の往来も昨年は日本の伸び率が2%台に対し、欧州、ロシアなどは2けた。拡大の勢いが違うのだ。

 日本企業が中国での商機や投資機会を失い、気付けば諸外国に水をあけられていた―そんなことになりかねない。狭い視野では、国際経済でも時代の方向感覚を失う。

〓はへんが王、つくりが旋
  2006年02月26日日曜日
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「産経は言論暴力団」 中国誌、名指し批判

2006-02-26 | 中国関連
 傲慢不遜なあちらからここまで言われるということは、褒められてると言うことだし正しい報道を評価されていると言うことかとww
 「朝日新聞」はすでに「アカヒ新聞」に成り下がってますが、外国に報道規制を求める国っていったい何様?ヽ(´ー`)ノ
 

 【北京=福島香織】
 中国外務省傘下の半月刊誌「世界知識」(16日発行)は3ページをさいて産経新聞などを名指し批判した。中国メディア上で産経が批判対象となることは珍しくないが、「言論暴力団」「保守御用喉舌(宣伝機関)」と呼ぶなど、ここまで激しい論調は珍しい。今月上旬、日中協議の席で、中国側が日本側に報道規制を求め断られた経緯があるが、当局が日本メディアの中国報道にいかに敏感になっているかがうかがえる。

 記事は中国社会科学院日本研究所の金●(●=「亡」の下に「口」、その下に「月女凡」)・助理研究員の執筆で「日本右翼メディアを解剖する」「日本右翼メディアの言論の“自由”と暴力」といった刺激的な見出しが躍る。

 まず「正論」執筆者らを名指しで列挙、「侵略戦争を否定し、靖国神社参拝を支持し、周辺隣国を誹謗(ひぼう)中傷し、平和憲法改正を訴えるのが“正論者”の最大公約数」と説明。「デタラメの論に立ち、故意に過激な言動で人の興味を引きつけようとする」と批判した。

 一方、朝日新聞については、「広範な大衆を代表する進歩的メディア」と紹介し、戦後の保守勢力台頭に断固反対する民衆と朝日新聞に対し「保守勢力は言論操作の重要性を実感した」と解説。フジサンケイグループを、保守政財界のてこ入れで生まれた「保守勢力の御用喉舌」と位置づけた。

 さらに産経新聞などを「狭隘(きょうあい)な民族主義を吹聴するだけでなく、異論を排斥する言論暴力団」と呼び、「朝日新聞や進歩的論客を長期にわたって悪意に攻撃してきた」と述べた。

 中国は最近、日本の新聞の論調に敏感で、中国外交官が「日本新聞で産経だけが首相の靖国参拝を支持している」と語るなど、当局の産経新聞に対する不満が強まっているようだ。

 【2006/01/17 東京朝刊から】
 http://www.sankei.co.jp/news/060117/kok030.htm

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海自「秘」情報流出、CDで持ち出し…ずさん管理露呈

2006-02-25 | 国内社会
 なんだかなー、もうあちこちでタガが緩みっぱなしなような…
 徹底的に膿は出し尽くさねばいけません。
 (;゜ Д゜) …?!


 【読売新聞】
 海上自衛隊の護衛艦「あさゆき」から多量の資料がインターネット上に流出していた問題で、流出させた通信員の海曹長(41)は、艦内の電信室内にあるパソコンのデータを無許可でCD―R(書き込み可能CD)などに移し、艦外に持ち出していたことが分かった。

 電信室は多くの秘密情報を扱うことから、立ち入りが認められている通信員は通常の隊員以上に機密保持を求められており、海自のずさんな防衛情報管理が露呈した形だ。

 防衛庁によると、流出が判明しているデータのうち自衛隊法上の「秘」に該当するのは、自衛艦のコールサインの一覧のほか、砲撃の着弾地点を読み替える暗号表の一種「側方観測換字表」など。防衛庁は「換字表」などは月ごとや訓練ごとに変えており、安全保障上問題はないとしている。

 流出元は、2001年から「あさゆき」に乗艦している海曹長の自宅の私用パソコン。同艦では、電信室は戦闘情報指揮所(作戦室)より秘密度が高い場所と位置づけられている。海曹長など通信員は、許可を得て「極秘」までの秘密文書を取り扱う権限を持つ。

 防衛庁では秘密文書の扱いについて訓令で厳しく管理。秘密文書以外の業務用データを自宅に持ち帰ることも通達で禁止している。だが昨年11月、自衛隊病院の患者の個人情報が、医官の私用パソコンからWinnyを介して流出していたことが判明、通達の再徹底を図ったばかりだった。

 資料を持ち出したことに関し、海曹長は「自分のパソコンで仕事をするため」などと説明しているという。  
 (読売新聞) - 2月24日3時7分更新
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【フィギュア】金の荒川、完ぺきな演技 各国メディアも賞賛

2006-02-24 | スポーツ
 今年のトリノオリンピックで、日本勢のメダルはダメかなと思いかけてましたがやってくれましたね。
 素晴らしいですねー。
 グーーーッジョブ!━━━━ヽ(・ω・` )ノ━━━━!! 



 【毎日新聞】
 海外メディアもフィギュアスケート女子で金メダルを獲得した荒川の演技を高く評価した。ロイター通信は、使用曲「トゥーランドット」が「ビンチェロ!(私は勝つ)」と、最後に歌い上げることに触れ、「彼女は歌詞通りに、ライバルのスルツカヤとコーエンを倒した。完ぺきな演技で初の金メダルを手にし、日本フィギュア界の歴史を作った」と絶賛した。
 また、AP通信は「日本選手団はここまで成績が上がらなかったが、荒川は素晴らしかった。五輪で2連覇しているカタリナ・ビットさん(ドイツ)が、演技が終わる前から立ち上がって拍手を送っていたほどだ」と紹介。
 米紙「ニューヨーク・タイムズ」(電子版)は「コーエンやスルツカヤが致命的なミスを犯す中、エレガントな演技で金メダルを手にした」などと報じた。

 【安藤由紀】
  (毎日新聞) - 2月24日14時3分更新
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「台湾人元日本軍人・軍属の慟哭」

2006-02-24 | 思い
 我々は過去の史実と真摯に向き合い、そしてそれを教訓として学び、無数の先人達の生き様を後世に伝えなくてはならない責任と義務があると思います。 
 社会や教育が出来ないのなら、気がついた者から始めれば良い。またそうしなくてはいけないのではないかと自問しています。

 
 『台湾の声』 読者投稿文より転載します。
 昨年6月に、私は台湾人のおじいさんにある頼まれごとをされた。その方は、若い頃、ビルマ戦線で日本軍人・軍属として、戦った方だ。頼まれ事とは、「朝雲新聞社から出版されている『イラワジ会戦』という本を探して、買ってきてもらいたい」とのことだった。

 おじいさんは私が多忙なのを知っているので、「急がないから、ついでのときで構わないよ」と気を遣ってくださった。私も日常生活の多忙の中、時々、気にかけて、同書を探したが、結果、出版元に問い合わせても、「絶版」との返答であった。国立国会図書館、防衛庁図書館などに所有していることが分かったが、COPYするにしても、版権の問題もあるし、このような図書館のCOPY代金は通常よりも高いので、どうしたものかと二の足を踏んでしまった。

 あるとき、東京大学の図書館にあることが分かり、東京大学大学院生に事情を話して、その本を借りてもらって、外部で複製製本してもらうように、依頼した。しばらくすると、彼は、「名古屋の古本屋で1冊だけ販売している」という情報を私に伝えてくれた。私は大急ぎで、注文して、取り寄せた。
 
 昨年末、ちょうど台湾に行く機会があったので、私は知り合いの台湾人のおばあさんと一緒に依頼主の台湾人おじいさんを訪ねた。目的は、勿論、依頼された『イラワジ会戦』の本を渡すためだった。最初は、たわいもない話で談笑したが、うっかり私は本来の面会目的を忘れそうになり、あわてて、本を取り出した。

 「長らくお待たせして、すみませんでした。6月に頼まれていた本が、東京大学大学院の友人の協力もあって、苦労して、やっと入手出来ました。絶版した本なので、入手するのが大変でしたが、約束を来年に持ち越さないで、そして、約束を守れて良かったです」と私は言いながら、その本を台湾人おじいさんに手渡した。

 台湾人おじいさんは、かなり驚いた様子で言葉がすぐに出なかった。むさぼるように、本をめくり、同封された戦法の地図を広げながら、興奮した様子で、おっしゃった。「そうだよ、私たち”日本兵”が大東亜共栄圏を守るために、必死で戦ったんだ。ああ、ここで、戦友が死に、ここで戦友が負傷して…」
 
 台湾人おじいさんは、自然にあふれる涙をぬぐおうともせず、私の手を握り締めて、「ありがとう。本当にありがとう」と何度も頭を下げてくださった。ご自身さえ、この本の購入を依頼したことを忘れかけていたところに、私が台湾まで持参したというのだ。

 その様子を見ていた台湾人おばあさんは、おっしゃった。「日本人だからよ」
 私はとっさに何の意味か理解できなかった。おばあさんは厳しい口調で、続けておっしゃった。「他の国の人間に、こんなことを頼んで、誰が約束を守りますか! 日本人だから、どんなに忙しくても、必死に約束を守ってくれるの」

 私は身が引き締まる思いがした。「そんな大そうなことをしていないのに」と思ったからだ。同時に、台湾人が日本人をそのように評価してくださる言葉に日本人の立場の私の方が有難かった。

 台湾人おじいさんの涙は止まらず、おっしゃった。「私たちの心の叫びが分かりますか?今、高砂義勇隊ばかりを日本人は顕彰しているけど、それは違うんだ。アジアの平和を守るために、”日本軍人・軍属”として、命がけで戦ったのは、高砂族だけじゃないんだよ!我々、平地の台湾人だって、最前線で、戦ったんだ。たくさんの大切な戦友を亡くして、大きな犠牲を払って、一生懸命…」

 私は、何と言葉をかけて良いか分からなかった。良かれと思って、日本人たちが、高砂義勇隊の慰霊碑を建立したり、高砂慰霊碑撤去を救って、募金活動したことが、ある意味、平地の台湾人元日本軍人・軍属の心を傷つけている現実が目の前にあるのだ。

 台湾人おじいさんの心の慟哭は、続いた。「我々は、中国や朝鮮半島のように、日本政府に対して、戦争賠償金や謝罪を求めようなどという気は全くないのだ。天皇陛下でも、日本国総理大臣でも、たった一言でいい。”おまえたち、日本軍人・軍属として、よく頑張ってくれたな。ご苦労さん。”その言葉さえあれば、充分なのだ。どうして、戦後60年、日本はたったその一言を言ってくれないのですか!」

 日本人として、本当に謝らねばならないのは何だろうか?
 日本人として、本当に感謝しなければならないのは何だろうか?
 日本人が本当にすべきことは、何なのだろうか?

 私は1人、同じ日程で、高雄の旗津半島にある無名戦士の慰霊碑を参拝した。
 許昭栄さんは、命がけで、全人生と全財産をかけて、すべての戦争犠牲者に対して、 この慰霊碑を建立した。私が許昭栄さんを訪ねたときには、マンションの家賃が払えずに、部屋を引き払うところだった。
 
 私は許昭栄さんとの約束も翌年に持ち越したくなかった。アルバイトで得たわずかばかりのお金を 「無名戦士の慰霊碑維持と献花のために使ってほしい」と封筒を渡した。

 許昭栄さんは「学生がそんなことをするものではない」と笑っていたが、私は笑えなかった。

 夕日が沈むバシー海峡を背景に、無名戦士の慰霊碑と複雑な台湾事情に対して、日本人の私は、心から頭を下げた。
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本日2月22日は「竹島の日」

2006-02-22 | 国内政治



 遅ればせながら、本日は「竹島の日」です。

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【声明】慰霊碑撤去は中国に歩調を合わせた反日、反台湾的行為

2006-02-22 | 海外関連
 私に出来ることはたかが知れていますが、これを支持し転載します。


        世界台湾同郷会副会長、「台湾の声」「日本之声」編集長 林 建良

1,今回の高砂義勇隊慰霊碑事件では、在台湾中国人の本質がよく見えた。それは魂を慰めることすら許さない残虐性である。

2,これは原住民に対する侮辱のみならず、台湾の歴史を無視し、台湾に中国的な思想を押し付ける横暴であり、台湾全体への侮辱なのである。

3,中国と歩調を合わせる統一派は、今回中国に媚びるため、この行動に出たのである。
  親中国派は反日派だけでなく、反台湾派でもあることが証明された。

4,この戦いは過去の歴史認識を巡るものである以上に、現在の中国人対台湾人という戦なのである。台湾人を大量に虐殺した蒋介石の廟や銅像の存在を許しながら、原住民の慰霊碑を許さないのは中国人の横暴そのものの現われであるのだ。


                  2006年2月21日 
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嫌韓流2

2006-02-22 | 書籍等
マンガ嫌韓流2

晋遊舎

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