鬼無里 ~戦国期越後を中心とした史料的検討~

不識庵謙信を中心に戦国期越後長尾氏/上杉氏について一考します。

はじめに

2020-05-29 15:08:00 | その他
初めまして、鬼無里(キナサ)と言います。

上杉謙信は戦国大名としてあまりに有名であり、その研究も進んでいます。その周辺の人物に対する研究もまた進展しています。しかし、未だに全てが解明されたわけでは無く、自分の中で腑に落ちない部分も出てきます。それを、関係する一次史料を元に解釈し考察してみようとするのが、当ブログにおける試みになります。具体的には、史料間の整合性を取り、より蓋然性が高い一説を導くことを目標としています。

また、数多く残る書状の中でも面白いと感じたものを取り出し、それを紹介していけたらと思っています。

無知の素人が趣味で進めてくものであり、通説や他の説を否定するものではありません。興味のある方にそんな見方も面白い、と感じていただけたら嬉しい限りです。

よろしくお願いします。


以下は考察におけるスタンスの説明になります。
・古文書を始めとする一次史料を最も重要視する。
・系図、所伝類の伝えるものを鵜呑みにはしない。その事柄が複数で伝えられていることを確認したい。
・系図、所伝類においては作成時期を重視する。例えば、江戸初期作と江戸後期作では前者の方が信頼性は高い。
・武将の実名が系図類のみで見られる場合は、その信頼性を考える。


※2021/1/10 加筆