岐阜県恵那市 城下町ホットいわむらの日々

横須賀から参りましたふるさと活性化協力隊員のブログです

夏祭り迫る

2012-08-02 | 日記
さあ夏本番8月に入りました

今週末4日5日に行われる「いわむらの夏まつり/第65回大変装行列」も間近に迫ってきました

このお祭りの目玉は各町内会が手作りする「出し」と、タイトル通り町民自らが変装して本通りを躍り歩く大行列です。

いずれも町民の創意工夫で作られ、当日は審査員による採点をされ優勝町内会が決まります。


変装行列は町内会ごとにチームを組んで衣装を揃え、ダンスを披露します。65回という数字が物語るとおり、戦後まもなく始まり幾多の困難を経て(?)今に続く伝統行事と言っても過言ではありません。

当時にはそんな言葉はありませんが、いわばコスプレ大会、いかに岩村が時代の先を行っていたことかわかるでしょう(笑)

もちろん私も変装して踊ります!

ここ岩村のこと、何をやるにも本気です。連日連夜集会所で秘密の特訓に汗を流します。こんなに踊ったことないって。


当日は上町常夜燈から岩村駅まで約2キロを2時間ぶっつづけ!

初参加の私には何がどうなるか見当もつきませんが、かなりタフな一日になることだけは違いないでしょう。

そして私が新町1丁目ということで注目される理由がこの日あきらかに!?

来週のレポートをお楽しみに(笑)



夏祭り自体はさらに以前から明治のころに始められたもので、「出し」もそのころから続いているものです。

およそ120年という年月は決して短いものではありません。

私の住んでいた町がおよそ40年前に造成されたものですから、町の文化を受け継いでいくという感覚にはどうしても乏しくなります。

それだけに岩村の人々の奥底に根付いたお祭りにかける熱意を強く感じています。


わが新町1丁目も連日出し作りのために、集会所で歴戦のつわものが精を出しております。



毎年欠かさず出し作りをしてきた方々ですから、もうお手の物。経験に裏打ちされた様々な工夫が施され、だんだんと形が見えてきます。

ちなみに作業所となっている集会所は天満宮のお堂の中。これだけでもオツですよね~。


そしてこの出し、岩村オリジナルの特徴として、材料は野菜や野山の自然のもので作られます。

豊作を祈願する気持ちが込められているんですね。このあたりやはり田畑の恵みを糧に生きてきた地域であることがうかがえます。

以前の出しも写真で見せてもらいましたが、どれもかなりの力作!新町一丁目は昨年出し飾りで準優勝を果たしているだけある、実力派です。

何を形作っているのかは当日までのお楽しみ!


以前にも書きましたが、もう結構なお歳のはずの町内会の皆さんのやり取りが、きっと小さい頃から変わってないんだろうなぁと思わせられる何か温かいものに感じます。

時には出しの作り方をめぐって言い合いしたり(笑)、と思えば作業後ケロッと仲良くビール飲んでたり。

決して外からではわからない世代を超えた深い結びつきがこの地域を守ってきた一番の力になってきたんだと思います。


さあ夏祭りを思い切り楽しんできます!大変装行列は4日18時から!