忘備録の泉

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パレスチナ⑤

2019-09-04 16:02:24 | 読書
ユダヤ人側はエルサレムが手に入らないなど、希望どおりではなかったが、小さくても取得した領土に国家建設をはかることが必要、との考えで国連案を受諾した。
アラブ最高委員会は国連案を拒否し、抵抗を呼びかけ10万人を結集した。

初期のユダヤ人とパレスチナ人の小規模な衝突のあと、1948年3月になるとアラブ連盟が介入し、シリアからアラブ解放軍がパレスチナに入り戦争状態となった。
第一次中東戦争の始まりだ。
5月14日にイスラエルが建国を宣言すると、アラブ側は一挙にパレスチナに侵攻した。
シオニスト側は、この戦争前から入念に検討されていた計画で、エルサレムおよびアラブ国家の重要部分の占領作戦を進めた。
9月になってようやく戦争は下火になったが、このときすでにイスラエルは、国連がアラブ国家と決めた土地のかなりの部分を占領していた。

こうしてパレスチナの独立は、根こそぎもぎ取られ、自決権はふみにじられ、そして多くのパレスチナ人は難民となったのである。
イスラエルが建国されたあと、パレスチナ住民の追放と村の破壊が「合法的」に開始された。
これは現在まで延々と続いている。
(つづく)



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