忘備録の泉

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日本の姿はどうあるべきか?②

2019-02-26 10:09:49 | 日記
2017年11月5日、トランプ米国大統領の姿は、日本の横田基地にあった。
これまで日本を訪問した米大統領は、すべて羽田空港に降りている。
米軍基地に直接来て、しかも軍服を着て演説したのは異例だった。
東京新聞は、なぜ「正面玄関」から来ない?、としてこのような記事を書いている。
なぜ「正面玄関」から来ない?
主権国家の自負心どこへ 「マッカーサーを彷彿」
5日午前、大統領専用機「エアフォース・ワン」から降り立ったトランプ夫妻を歓迎し、スマートフオンを向けたのは、米軍人やその家族らだった。
「アジア歴訪を始めるにあたり、アメリカの兵士と日本の自衛隊員が集まっているこの基地ほどふさわしい場所はない」。
トランプ氏が星条旗を背景に演台でそう熱弁を振るうと、会場からは「USA」のコールが。
出迎えに安倍晋三首相の姿はない。
埼玉県のゴルフ場へ一足先に向かっていたからだ。
日米地位協定は、米軍が米側以外の人を基地内へ立ち入らせない権利を認めている。
米軍の命令で移動する米兵が基地を経由して日本に入国する場合もパスポートは不要だ。
「事実上の治外法権」とも言われている。
主権国家としての機微にかかわる場所だけに、公式訪間でいきなり基地に降り立つ大統領は前代未聞。
実際、米大使館の広報サイトなどによると、1974年に現職の米大統領として初めて来日したフォード氏からオバマ氏まで、歴代の米大統領7人は入国時に羽田空港など民間機の離着陸する空港を利用している。
元レバノン大使で外交評論家の天木直人氏は「米国の要人が米軍基地から出入国するのは、連合国軍総司令部(GHQ)のマッカーサー最高司令官が厚木基地に降り立った占領下の日米関係を彷彿(ほうふつ)とさせ、象徴的な意味でまずい。
歴代の米大統領が『正面玄関』から来日したのは、主権国家である日本への外交儀礼上の配慮でもあったが、今回はそうした配慮が見られない。
日本側にも主権国家としての自負心がない」と批判する。