今日は高山市総合防災訓練が、南小学校を会場に行われました。各種団体の協力を得て、南校区の住民の皆さんも多数参加もされ、午前中さまざまな訓練が行われました。なんといっても災害時の救急救命体制の確保と、インフラ部門の復旧体制の確立が大事な要素です。
各ブースでは真剣な訓練が行われたのは言うまでもありませんが、市民の皆さんに対しては、各ブースの訓練の意義を理解していただくスタンプラリーも合わせて実施され、緊急時の対応への理解を深めていただきました。
今回は国土交通省の緊急特殊車両の参加もあり、非常に頼もしく感じました。この車両は緊急時6000Lの給水能力を持ち、被災地に駆けつけ給水する機能を持っています。専用の給水車を持っていない高山市にとっては、この車両が清見インターに配備されていることはありがたいことです。尚この車両は夏場の散水車としての機能や、冬季には除雪車としても活用できる多機能車両ということでした。
もう一件、幕処理による緊急浄水機を使った作りたての水を飲ませていただきました。これは緊急時に学校のプールなどの水を飲料水として供給するものです。幕処理という日本の技術力に裏打ちされた災害用装置といえます。現在1台しかありませんがバックアップ機能を考えると複数での運用体制が臨まれます。
その後被災地で必要となる温水ボイラー装置も見学してきました。こうした装置は緊急時に備えての点検保守が必要な機器といえます。装置として買い備えておくだけでなく、常にいつでも使えるように備える努力があって初めてその効能が発揮できる類のものです。消防車両等の整備と同様のメンテナンスへの努力が必要です。
最後に私もバケツリレーでの消火訓練等に参加してきました。