雨の連休に考える

　雨の連休となっています。今日は城山の紅葉も調度良いお湿り具合で、モミジの衣をまとっているようです。昨日からの観光客の皆さんの入込み具合も好調で、まちの中もにぎわっています。

　日銀のサプライズによる量的緩和で、昨日は世界中の株価が上がったようです。しかしその分第一の矢の「金融緩和」、第二の矢の「財政出動」に限界が見えてきたことへのテコ入れであるとも指摘されています。アベノミクスの第3の矢「成長戦略」にうまく火がついて、本当の意味でのデフレの解消や、地方の再生・成長といった方向へ向かってほしいのですが・・・

　高山はまちなみ観光が地域の経済を牽引しています。古いまちなみ、宮川、陣屋、朝市等の観光資源がまちの中心部に集中しており、商店街もその地域に貼りついています。街のにぎわいといった意味では非常に恵まれた商店街です。
　それでも今年は夏場の天候不順や災害などで、景況感はマイナスで推移しています。よく言われることですが、消費税増税後の地方の家計への影響は大きく、本当に消費税の再増税ができる環境にあるのか、非常に疑問に思っています。高山の観光は外国人客の入込増で活況を呈しているようには見えますが、国内客の動向はあまり芳しくないようにも思います。