最近、友達から勧められてアマプラで「転スラ(転生したらスライムだった件)」というアニメ見始めて、てかドップリとハマって延々転スラ見てるんすわ。
既に昨年シーズン2まで終わってて、昨日ようやくシーズン1を見終わって今シーズン2入ったトコロなんだけどさー。
アマプラのアニメさ、見始めると日常生活破綻するんだよね…去年「呪術廻戦」見てた間もだったけど。てか今転スラ以外に「SPY FAMILY」と「パリピ孔明」も見てる。やべぇ
と、そんな訳で映画館に行く頻度がドカッと落ちてます…ああ、アマプラって人をダメにする機能だよね(薄涙)、と映画と関係ない事書きましたが…
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「C'MON C'MON カモンカモン」
予告編を最初に観た時、ホアキンだってしばらく気付かなかった。「ジョーカー」の次がコレってさー、余りにもキャラも風貌も変わっててホントに驚愕…^^;
あらすじ
ニューヨークでラジオジャーナリストをしているジョニー(ホアキン・フェニックス)は、ロサンゼルスに住む妹・ヴィヴ(ギャビー・ホフマン)に息子のジェシー(ウディ・ノーマン)の面倒を見てほしいと頼まれる。9歳のジェシーはジョニーが独身でいる理由や自分の父親の病気のことなどを遠慮なく尋ね、ジョニーを困惑させるが、二人は次第に仲良くなる。そして、ジョニーは仕事のために戻ることになったニューヨークへジェシーを連れて行くことにする。(Yahoo!Movieから丸パク)
ラジオジャーナリストをしているジョニーは仕事で子供~青年期の若者達に「未来」についてインタビューを取る為に全米各地を回っている。で、劇中でそのインタビューシーンも沢山出て来るんだけど、インタビューする地域の違いで子供達は様々な感性を見せていて(インタビューは実際に行ったモノで演技ではないそうだ)映画全編で子供達の感受性の高さをまざまざと見せつけられる。皆んな「小さな哲学者」なんだよね。
そして多くの子供達が「未来」を割と明るいモノだと感じているのが何だか嬉しかった。中には「自分が未来を素晴らしい物にしていく」と宣言している子もいた。
さて、そんな中で久し振りに会った妹に頼まれてジョニーは数日間甥っ子を預かる事になり、甥っ子との数日間の様子を淡々と見せていく…というだけの地味な話で(ヲイ)
この甥っ子ジェシー(9歳)ってのが一言で表現すると「クソガキ」なんですがw、ジェシーを演じた子役のウディ・ノーマン君が卑怯なレベルで愛くるしい。子供らしいワガママや癇癪を見せたかと思うと伯父のジョニーに「どうして独身なの?」とか「どうしてママ(ジョニーにとって妹)ともっと会話しないの?」とズバリと痛いトコロをピンポイントに突いて来て苦笑モノなんだけど、そのジェシーの口撃に対してジョニーがテキトーにはぐらかすのではなく真正面から真摯に答えているのが非常に好感が持てた。
先のインタビューシーンでとある子供が「大人は自分が絶対に正しいと思って押さえ込んでくる」というような事を言っていたんだけど、子育てをした事のないジョニーだったが沢山の子供達の生の声を聞いていた事で、ジェシーに対しても「所詮子供」ではなく「1人の意思を持った人間」として対峙出来ていたのかな?と。
と言うか、ジョニーも甥っ子とどう向き合っていいのか分からなくて、母親の死後(この母親との関係絡みで妹とは長らく仲違いしていたらしい模様?)疎遠だった妹とジェシーについて語り合う事で、ようやく「兄妹」関係が雪解けしていく様子も見せている。単なる「子育て経験の無い伯父×甥っ子珍道中」でなく甥っ子ジェシーを通して色んな人間関係の有り様と葛藤、感情のぶつかり合いと赦し、和解、等を静かに淡々と見せています。
敢えて全編モノクロ映像にしてあって、特に展開のない「ドキュメンタリー」+「ロードムービー」の体を取っている。
公式サイトを見ると時系列順に撮影していたそうで、だからだと思うけど最初ギクシャクしていたジョニーとジェシーが色々な会話を続けていく内に少しずつ心の距離が縮まって行く様子が見て取れて何だか心がホッコリする。
クライマックス、2人が「大丈夫」「大丈夫じゃないよ」と繰り返し、辛い時は辛いって言おう叫びたい時は叫ぼうと言うシーンがあるんだけど、9歳の少年が心の中に色んな複雑な感情を持って必死に生きている姿をジョニーが丸ごと受け止めている優しくていいシーンだったなーと。
それから、ジョニーから「未来」についてインタビューされて「答えたくない」と拒否っていたジェシーが後にコッソリとジョニーに内緒でインタビューに答えて録音するんだけど、そこでタイトルの「C'MON C'MON C'MON C'MON…」というセリフを繰り返すんですが、通常「C'MON」と聞いたら「おいで」と勝手に脳内で訳すると思うんですが(少なくとも自分は)本作の字幕では「先へ」「先へ」と翻訳していました。確かにこの訳で合ってましたね。
今でもなんだかんだで人種差別が酷く、移民者に対しての風当たりも強い、治安も不安で1人で外を歩く事も難しいアメリカの子供達。
本作のインタビューに答えていたニューオーリンズの9歳の少年デバンテ・ブライアント君が、2020年夏に本作のインタビューに答えた後、市内の街角で流れ弾に当たって亡くなってしまったそうです。未来に明るい希望を持っている子供達の命をどうか奪わないでやって欲しい…心からご冥福をお祈りします。
既に昨年シーズン2まで終わってて、昨日ようやくシーズン1を見終わって今シーズン2入ったトコロなんだけどさー。
アマプラのアニメさ、見始めると日常生活破綻するんだよね…去年「呪術廻戦」見てた間もだったけど。てか今転スラ以外に「SPY FAMILY」と「パリピ孔明」も見てる。やべぇ
と、そんな訳で映画館に行く頻度がドカッと落ちてます…ああ、アマプラって人をダメにする機能だよね(薄涙)、と映画と関係ない事書きましたが…
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「C'MON C'MON カモンカモン」
予告編を最初に観た時、ホアキンだってしばらく気付かなかった。「ジョーカー」の次がコレってさー、余りにもキャラも風貌も変わっててホントに驚愕…^^;
あらすじ
ニューヨークでラジオジャーナリストをしているジョニー(ホアキン・フェニックス)は、ロサンゼルスに住む妹・ヴィヴ(ギャビー・ホフマン)に息子のジェシー(ウディ・ノーマン)の面倒を見てほしいと頼まれる。9歳のジェシーはジョニーが独身でいる理由や自分の父親の病気のことなどを遠慮なく尋ね、ジョニーを困惑させるが、二人は次第に仲良くなる。そして、ジョニーは仕事のために戻ることになったニューヨークへジェシーを連れて行くことにする。(Yahoo!Movieから丸パク)
ラジオジャーナリストをしているジョニーは仕事で子供~青年期の若者達に「未来」についてインタビューを取る為に全米各地を回っている。で、劇中でそのインタビューシーンも沢山出て来るんだけど、インタビューする地域の違いで子供達は様々な感性を見せていて(インタビューは実際に行ったモノで演技ではないそうだ)映画全編で子供達の感受性の高さをまざまざと見せつけられる。皆んな「小さな哲学者」なんだよね。
そして多くの子供達が「未来」を割と明るいモノだと感じているのが何だか嬉しかった。中には「自分が未来を素晴らしい物にしていく」と宣言している子もいた。
さて、そんな中で久し振りに会った妹に頼まれてジョニーは数日間甥っ子を預かる事になり、甥っ子との数日間の様子を淡々と見せていく…というだけの地味な話で(ヲイ)
この甥っ子ジェシー(9歳)ってのが一言で表現すると「クソガキ」なんですがw、ジェシーを演じた子役のウディ・ノーマン君が卑怯なレベルで愛くるしい。子供らしいワガママや癇癪を見せたかと思うと伯父のジョニーに「どうして独身なの?」とか「どうしてママ(ジョニーにとって妹)ともっと会話しないの?」とズバリと痛いトコロをピンポイントに突いて来て苦笑モノなんだけど、そのジェシーの口撃に対してジョニーがテキトーにはぐらかすのではなく真正面から真摯に答えているのが非常に好感が持てた。
先のインタビューシーンでとある子供が「大人は自分が絶対に正しいと思って押さえ込んでくる」というような事を言っていたんだけど、子育てをした事のないジョニーだったが沢山の子供達の生の声を聞いていた事で、ジェシーに対しても「所詮子供」ではなく「1人の意思を持った人間」として対峙出来ていたのかな?と。
と言うか、ジョニーも甥っ子とどう向き合っていいのか分からなくて、母親の死後(この母親との関係絡みで妹とは長らく仲違いしていたらしい模様?)疎遠だった妹とジェシーについて語り合う事で、ようやく「兄妹」関係が雪解けしていく様子も見せている。単なる「子育て経験の無い伯父×甥っ子珍道中」でなく甥っ子ジェシーを通して色んな人間関係の有り様と葛藤、感情のぶつかり合いと赦し、和解、等を静かに淡々と見せています。
敢えて全編モノクロ映像にしてあって、特に展開のない「ドキュメンタリー」+「ロードムービー」の体を取っている。
公式サイトを見ると時系列順に撮影していたそうで、だからだと思うけど最初ギクシャクしていたジョニーとジェシーが色々な会話を続けていく内に少しずつ心の距離が縮まって行く様子が見て取れて何だか心がホッコリする。
クライマックス、2人が「大丈夫」「大丈夫じゃないよ」と繰り返し、辛い時は辛いって言おう叫びたい時は叫ぼうと言うシーンがあるんだけど、9歳の少年が心の中に色んな複雑な感情を持って必死に生きている姿をジョニーが丸ごと受け止めている優しくていいシーンだったなーと。
それから、ジョニーから「未来」についてインタビューされて「答えたくない」と拒否っていたジェシーが後にコッソリとジョニーに内緒でインタビューに答えて録音するんだけど、そこでタイトルの「C'MON C'MON C'MON C'MON…」というセリフを繰り返すんですが、通常「C'MON」と聞いたら「おいで」と勝手に脳内で訳すると思うんですが(少なくとも自分は)本作の字幕では「先へ」「先へ」と翻訳していました。確かにこの訳で合ってましたね。
今でもなんだかんだで人種差別が酷く、移民者に対しての風当たりも強い、治安も不安で1人で外を歩く事も難しいアメリカの子供達。
本作のインタビューに答えていたニューオーリンズの9歳の少年デバンテ・ブライアント君が、2020年夏に本作のインタビューに答えた後、市内の街角で流れ弾に当たって亡くなってしまったそうです。未来に明るい希望を持っている子供達の命をどうか奪わないでやって欲しい…心からご冥福をお祈りします。