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天網恢恢疎にして漏らさず

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「はやぶさ 遥かなる帰還@試写会」5本目

2012年02月02日 | 映画感想
「はやぶさ 遥かなる帰還」

BlogにUPしたい飯ネタとかあるんだけどなー。
今週風邪でずーっとグダグダでした。ようやく復調したトコロで試写会です。

衛星探査機「はやぶさ」に関しては何本か映画が作られてますよね?
既に公開したモノもあるし、今後公開予定のモノもあったハズ。
正直言って・・・このネタには全く興味がないので「はやぶさ」関連の作品はコレがお初です。
多分試写会に当たらなかったら見なかっただろうと思われ(すいません)

あらすじはー、って、書く必要ないと思うけどな。散々ニュースになったし。
まあ要するにはやぶさ帰還までに起こった様々なトラブルや困難をどのようにして
日本の素晴らしい頭脳の結集達が乗り越えて行ったのか、というのが軸な訳ですが
本作は敢えて語り部を朝日新聞の科学部担当の女性記者(夏川結衣さん)に据えて
彼女の視点をメインにし、更にオーディエンスな視点を絡ませているという感じ。
科学者達の苦悩や努力を見せるのに並行して、女性記者と彼女の父親、女性記者の息子の
三代の家族模様や日本の科学を下支えする小さな町工場の「草の根的日本の技術力」の末端まで見せる。

個人的に江口洋介さんが好き♪←まーたどーでもいい情報を^^;
そして多分私はDr.コトー(※勝手にニックネームです)が個人的に好みじゃないんだと確信した。
先日「三丁目の夕日」見た時にイラッと来たけど本作でもやっぱりイラッと来た。だから間違いない。

はやぶさが帰還した時は随分ニュースで話題のなったので流石の私も覚えてるけど
実はこんなに困難にまみれた、全く想定外の長旅を経て帰還したのだとは正直知らなかった。
イトカワのサンプル採集が目的だったのに、サンプルを採る為の機械が上手く作動しなくて
ちゃんとサンプルが採れているのかカプセルを開けてみないと判らない・・・とか言ってたのは
よーく覚えてるけど、はやぶさが40日以上も通信が途絶えて宇宙で迷子になっていたというのは知らなかった^^;

ぶっちゃけ・・・大して面白い話じゃーないんだけど(ヲイ
でもね、子供は是非見て欲しい作品ですね。思ったより難しくなく、専門用語も出て来るけど話の筋が判らなく
なるような部分じゃなくて「はやぶさの監視するのに専門用語が飛び交ってるねナルホドフンフン」みたいな
感じで使われてるだけなので、子供が見ても充分理解出来る内容になってる。

日本の宇宙探査・開発・研究費はNASAの1/10しかないんだそうだ。
それだって劇中で言っていた事なので、自民党政権下での話だろう。
民主党政権になって、どこかのタレント上がりの議員が「1位じゃなきゃダメなんですか?2位でいいじゃないですか」
とかナントカ言って日本中のサイエンティスト達をマジギレさせていましたよね。
彼女にこの映画見て欲しいですよ。それでもまだ「1位である必要なんてない」と言うなら
・・・きっと日本の科学者・技術者達はみんな世界中に流出して、10年後20年後に日本が誇れる技術なんて
1つもなくなっているだろうと思うよ。

あー、映画自体に立ち戻って書くと
映像は正直「やっすいなー^^;」って感じ。一緒に見に行ったK嬢は「はやぶさがディアゴ●ティーニの模型キットみたいw」
って言ってたし(指摘が的確過ぎてツッコミが出来ません^^;)
人間ドラマ部分は結構上手に描けてると思いますよ。演技派のにいい役者揃えてますしね♪
渡辺謙さんって本当に物凄い吸引力って言うか・・・本作も地味な科学者の役なんだけど、やっぱり「華」がありますよね。

後ね、音楽を盲目のピアニスト「辻井伸行さん」が全編作曲されているそうですが、これがかなりいい。
個人的に映画序盤のはやぶさが宇宙に飛び出して行く場面で流れた曲は特にいいと思った。
宇宙の壮大さと、みんなの夢、希望、勇気、色んなキラキラと輝くような感情がウワーッと空に広がって行くような、
そんな荘厳でありながらワクワクするような気持ちにさせるメロディだった。彼のアルバム買おうかな♪^^

大人が見て満足出来るクオリティなのか?正直微妙なんだけど、家族連れで見に行くのに適してると思いますね。
お子様は是非積極的に本作を鑑賞して、是非将来の日本の科学力・技術力を支える決意を固めて頂きたい!頑張れニッポン!!^^
コメント (4)
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