
「毎度!」
「おおっ、旨いものあるか?」
「ねえ(ない)。いつものやつならある。」
「んだが。じゃあ、油揚げと豆腐な。豚コマある?」
「あるよ。」
「じゃあ、300g。」
「ねえ。200gならある。」
「んじゃ、それでいいわ。頼む。」
「あいよ!oo円だ。」
「OK。」
いつもやってくる移動販売の八百屋さんとのやりとり。
素っ気ないというか、商売っ気がないというか、これでいいのか?と思うのだが、固定客が非常に多い。それもそのはず、とにかく正直で誠心誠意なのだ。なんだかんだ言いながら、絶対に変なものは売らない。逆に、品質が危うくなってくると、
「おう、こいつ食ってけろ。」
「値段は?」
「いらねえ。」
と言って置いていく。
だからというか、その他諸々の理由で信頼している。おかげで、こんな適当なやり取りで売買が成立してしまうのだ。
ところで、勢いで買ってしまった豚コマだけど、実は何を作るか全く考えていなかった。さて、どうするマタギ!
見ると、なかなか綺麗な豚ロースの薄切り肉。これは、トンカツにして楽しみましょう!
まだ、夕食には遠い時間帯なんだけど、下ごしらえだけ済ませておきます。
・肉を広げたら、適当な厚さ、大きさになるように組み合わせて折りたたんでいきます
・塩コショウをまぶして、重ねておきます
・卵2個を割りほぐし、小麦粉をカップ1ぐらい入れました(と思う)
・生地に水を加えて微調整、パン粉その他を準備
・肉を生地につけてパン粉をまぶしていきます
途中省略で結果を見ましょう。
たっぷり揚がりましたよ!
「これって、ミルフィーユカツ?」
「何?それ。」
「肉を重ねて揚げたカツ。」
「じゃあ、そうだ。」
こんなおしゃれな名前が付いているとは知らなかったぜ。ということで、
美味しいディナーになりました(次回は何か挟むと思います)
ただ、今回は、これで終わっていなかったんですね。
残った生地に、パン粉の残りとベーキングパウダーと砂糖とバニラとバターと、ついでにレーズンを加えて焼いてみたんです。
さあ、どうなるか!
180℃で、何分だか忘れた(ひたすら見てただけ)
みんなで味見してみたら、文句なく旨い!この日のデザートになりました。そして、翌朝。何種類かのチョコレートをレンチンして塗ってみました。
プレーンとブラックとホワイトとピスタチオ
このままでは遺恨が残りそうなので、切り分けておきます。
皆さん、全種類、最低1個ずつは食べられますよ
非常に好評でした。マタギの感想としては、どれも美味しいんだけれど、ピスタチオが秀逸でしたね。
いやあ、面白かった!
たまたま留守番していたところに八百屋さんが来て、たまたま頼んだ豚コマをトンカツにして、残った生地をたまたま焼いてみたらこうなってしまった。
こういうのを瓢箪から駒って言うのかな。
こんな瓢箪、もっと落ちていないかなあ。そうしたら、また、遊んでしまいますよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます