春に向けて、保存してあった山菜を少しずつ『戻して』いってるんですけど、ここまで、コゴミ、ゼンマイ、ワサビ、ウド、フキと来ました。次は、このお方です。
スーパースターのワラビ君です!
なんと言っても、数ある中でも、最も万人向けな山菜。これが苦手という人には逢ったことがないというぐらい美味しい山菜です。今回戻すのは、
この子達です
毎年、A氏と採ってくるワラビを塩漬けにしたもの。すごく高品質なので、戻す前からワクワクしています。
ただ、前回のフキ料理の時、山菜の色が戻らなかったことが少々気がかり。今回は、うまくいくのか、いかないのか試してみることにしました。
料理名は、 ≪ワラビの煮物≫。
名前は地味ですけど、ちゃんとできればすごく美味しい料理になるはずです。それでは、いってみます。
下ごしらえの部
・まずは、『銅鍋を煮出す』ところから始めてみました
たっぷりのお湯をしっかり沸騰させます
前回は、「しっかり」ではなかった。今回の変更点は、ここです。
・ワラビを入れて、再沸騰したら裏返して蓋をしてアク抜き
・一晩待って完全に冷めたら水を交換します
おおっ、美しく戻りましたよ!成功みたい
ただね、このワラビ君達、半端なく太いんですよ。そのため、アクが抜けきらない。もうひと手間追加します。
・一度水を入れ替えて再沸騰。ワラビも沸騰後再投入。重曹少々を入れて裏返し。
・また一晩おきました(所謂、普通のアク抜きです)
さすがに、2回茹でるとかなり柔らかくなってしまうんだけど、背に腹は代えられません(1回目から重曹を入れるとどうなるかは未知。塩抜きとアク抜きとを同時にっていうのは、少々不安です)。
翌日、鍋を見ると、結構アクが出ていました。やっぱりね。水を入れ替えます。
調理の部
・ワラビ(600gほど)を寸切りに
・油揚げ2枚を短冊に切って油抜き
・糸コン(ひと袋)も食べやすい長さに切ったら湯がいて臭み抜き
・ニンジン40g程を千切りに
・ちくわ1本、寸切りの千切り
これで、準備完了
・サラダ油を敷いた中華鍋でニンジンから炒めます
・続いて糸コン、更に油揚げとちくわを入れて熱と油とを絡めます
・最後に、ワラビを入れます
※火の通りにくいものから、崩れにくいものから です
・醤油とみりん各大さじ5と顆粒だし適量を加えて和えます
※ワラビが崩れないように、揺すったり返したりしました
・落とし蓋をして7分ほど弱火
・蓋を外して、中火で揺すりながら更に水分を飛ばします
出来たぜ!
ちょっと摘まんでみると、
ああ~!! 旨い!!!
またまた脳裏に蘇る春山の景色!
これをですね、前回のフキ炒めとともに、これから暫く食事のともにさせていただくことにしましょう。
・・・こうして、来たる春の日に向けて、マタギ家の食卓は彩られていくのであります。
はあるよこい! はあやくこい!
なんか、毎回、同じ事言ってるみたいだけど、これが本心ですから、仕方がないですね。
・・おんもに出たいと待ってます。
そうなんですよね、また新しいワラビの季節になってしまいますものね。
ハイ私思い出しました。ワラビのピクルスが冷蔵庫の主になっているのを。
今のうちに食べなければです。
銅鍋の威力はすごいですね。
ワラビって、チンアナゴみたいですね!(笑)
初めて見ました!!👀✨
あっ、食べたことはありますよ!!(^ー^)
春を感じる食材を使ってのご飯
素敵です♡
コメントありがとうございます。
太陽も高くなってきましたけど、食卓でも春を味わわなけりゃ、ですね。
お互い楽しみましょう。
何より、こうして美恵子さんからコメントをいただけるようになったことが、何よりも嬉しいです。
お身体大切にどうぞ。
コメントありがとうございます。
チンアナゴとは、ナイスなたとえです。
確かに、頭の辺りがそんな感じかも。
きっと、採ったタイミングが良かったことと、通常のワラビよりもずっと太いことから、そう見えるんだと思います。普通のやつは、枝みたいですからね。
その分、トロッと豊かな味わいなんですよ、このチンアナゴは。
・・・分けてあげたい。