山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

大盤振る舞いのツケ(後編)

2023年11月09日 | 山菜料理

 息子が帰省した翌日、昨夜のジンギスカンには大満足だったんだけど、本日はどうするか。

 そもそも、キノコが大量にあるので、それで楽しむべきでしょう。

 ただねえ、開けちゃったんですよ。

       瓶詰めのタケノコです

 コンパクトに見えるけど、かなりたっぷり入っています(1ℓ瓶にギュウギュウ詰めですから)。

 昨日の山菜蕎麦に使った分で1/3ぐらい。

 残りを天ぷらにしようと考えたのだけれど、これは多すぎですね。更に別の料理を考え始めます。

 当然のことなんだけど。美味しい料理に仕上げたい。だったらですねえ、

 ポクポクポクポク チ~ン

  タケノコとキノコのすき焼き風煮物

 はっはっは。また思いついちゃったよ。

       瓶詰めの残りの半分ぐらいに

       糸コンも使って

       牛肉の薄切りもいいよ。ただ、

 冷凍したばかりのブナハリタケも戻しちゃった。

 また食材を増やしてしまったのだが仕方がない。

     今回収穫のキノコをパック詰めして冷凍庫に入れようとすると

       既に満杯状態です

 保存する空間がないのなら、食べるしかないでしょう。

 ということで、タケノコとキノコのコラボレーションが決定したのです。

       素材を酒醤油みりん砂糖で煮込んで

       常備菜が一つ増えました(これ翌朝の画像)

 朝のうちにここまでやっておくと、大分心が軽くなります。

 日中、冷凍庫の整理をして、当面使わないキノコを保存しました。

 最後は、夕食の天ぷらなんだけど、今シーズン覚えた揚げ方のおさらいを兼ねて、チャチャッと進めます。

 ここで言う『チャチャッと』の意味は二つあって、そんなに悩まずにという意味は勿論なんだけど、食材と衣が冷たいうちに手早くという意味もあります。(エビ天も作るので時間はかかるんですけどね)

 

 ・衣は、濾して冷やしておいた小麦粉を卵水に押し付けるようにして馴染ませます

 ・前もって下ごしらえを済ませ、これまた冷やしておいたタケノコとエビに薄力粉を塗して

 ・揚げるのはエビよりもタケノコが先です

 ※エビは、どうしてもアクのようなものが出てきて、油に匂いが移ってしまうから

 そうして、調理完了!

       山菜尽くしになってしまった

 奥の天ぷらだけでなく、中間部にあるのは、コゴミの胡麻和えなめこのさっと煮。手前はもちろん、ナメコ汁です。

       お好きな順番で召し上がれ

 大変好評でしたが、ここまで辿り着くのに丸二日かかってしまいました。

 収穫物が山ほどあるのに、保存しておいた山菜まで動員してしまうと、こんな苦労をする羽目に陥ってしまう。

 収穫物は、まだあるので、調理は続くんですけど、ここまで来ると峠は越えた感じ。大盤振る舞いのツケは、何とか完済出来そうです。

 結構疲れたけれど、おもしろくて美味しかった。何よりも、息子をはじめ、家族がみんな喜んで食べてくれるのが嬉しい。

 山の神様、今回もありがとうございました。残りの料理も見守っていてください。