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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

春の海散歩で 希望がちょっと

2024年03月28日 | 釣り

 三寒四温どころか、五寒二温ぐらいの天候が続き、昨日から、やっと二温のうちの一日目。そして、本日が二日目という感じ。

 ありがたい巡り合わせ。ちょうど仕事も休みだ!

 せっかく、欲タガリの煩悩が落ち着いたと思ったのだが、またムラムラと虫が蠢き始めた。

 しかしだなあ、さすがに、一日ぐらいの温かさでは山菜も伸びないよね(これは心の落ち着きによる判断)。

 だったら、海はどうだ。

 調べてみたら、降水確率0%、波0.5m、風も穏やか

 最高じゃん!

 もう止まりません。朝、3時半に出発。

 目的地は、酒田港。

 さすがにキノコ採り場よりも遠いですね。

 約2時間で車止めに着いた。

 道具の準備をしているうちに東の空が明るくなってきた。

       真東の空

       久しぶりの御来光

       思わず手を合わせる

       岸壁にも日が当たり始める

 竿を下ろす予定の地点までは、約2km。

 平日のせいか、先行していた車の台数も少なかったので、のんびりと景色を眺めながら歩く。

       波で打ち寄せられた流木

 ひと冬の間に何度も大波をかぶってきたんだろうね。

       出羽富士は、いつも通り神々しい

 ここまではいいんだけど、肝心のタコちゃんの反応が全くありません。

 いつものこの時期みたいに雪代水が押し寄せているわけでもなし。

 岸壁のワカメも、季節相応に育ってきている。

 ということは、生き物たちの循環も始まっているはずだと思うんだけど・・・。

 2時間ほど釣り歩いて反応ゼロでした。

       先端部の釣り人たち

 向こうから声を掛けられた。

「タコ、いねろう?(いないだろう)」

「全然だめですね。」

「今年、来てねえんだ。」

「そうですか。・・・そちらはアジですか?」

「んだ。」

「今年も、随分早くから釣れてるんですね。」

「いや、最近は、一年中おるでのお。」

「はああ、変わったものですね。」

「うん。昔は、5月にならねど来ねんだっけどものお。」

 話をしていて思い出した言葉がある。

 それは、『死滅回遊』

 春に暖流の勢力が強くなるのに伴って、アジたちは北上してくる。

 そして秋。寒さとともに南下していくのだが、その時、湾内に残ってしまうグループがいる。

 この海流の流れに乗れなかったグループは、やがて、寒さと飢えのために死滅してしまうというのだ。

 以前、この地区で出会った釣り人から聞いた話だ。

 今回の話から考えると、海水温が上がってきたために、アジたちは、死滅回遊することなく冬を越すようになったということだろう。

 やっぱり、陸地だけでなく、海の環境も変わってきているんですね。

 とりあえず、本日ミズダコちゃんが釣れなかったのは、温暖化のせいということにしておきます。

 釣れなくても、久しぶりの日の出と春の海風を堪能できたんだから良しとしましょう。

 

 なんて言いながら、やっぱり、最上川河川敷の植物の生育状況は確かめておきますよ。

 河川敷の降りてみると、

       菜の花が咲き始めていました

       フキノトウもいい感じ

       アサツキに

       これはカンゾウですね

 ミズダコは来ないけど、里の春は来てるじゃないの。

 これなら、次の休日は山菜採りですな。

 最後の最後に、希望の光を分けてもらえたような気分で、酒田港をあとにしました。


『しか』より『も』で釣りましょう!

2023年05月21日 | 釣り

 明日は休み。しかし、前回の山菜採りから2日しか経っていない(山形に猛暑がくる前の日の話です)。いくら成長の著しい季節とは言っても、山の様子が劇的に変化しているとは考えられない。したがって、山菜採りはパス

 天気予報を丁寧に見ると、降水確率は低いし、気温も極端に下がらないから、家でじっとしているのはもったいない。更に詳しく見ると、「庄内地方の波高0.5m」だと。付け足すと、「海水面温度15℃」

 これは、もしかすると、アジ釣り日和じゃないか?釣り情報を紐解いていくと、確かに庄内地域の各地で釣れ始まっているようだ。

 はい、決定です。

 明日は、アジ釣りに出かけることにしましょう。日の出が4時20分ごろだから、遅くても3時半には着きたいですね。目覚ましを1時20分に合わせて、早めに就寝。

 心が躍ってるんでしょうか。目覚ましより前に目覚めました。

 道具と装備の点検をして出発。そして、予定時刻に釣り開始。

       真夜中の港

 本日は、所謂平日だから誰もいないと思っていたんだけど、ちゃんと先行者がいました。声を掛けて、隣で釣りを開始させてもらう。

 そのお方は、いつの間にかいなくなってしまった。代わりに別の釣り人が声を掛けてくる。

「隣、釣らせてもらっていいですか?」

「さっきまで、1人いたんだけど、何か残していませんか?」

「ないみたいですよ。」

「じゃあ、大丈夫じゃないのかな。」

暫く、二人で無言の釣り。ちょっと聞いてみたいことがあったので声を掛けてみた。

「ここには、よく来られるんですか?」

「この時期には、結構来ますね。」

「アジングですか?」

「いや、ジギングです。」

「へえ、イナダとか来てるんですか?」

「いや、何でもいいから、掛からないかなと思って。」

「そうですか、何か来たら楽しいでしょうね。ところで、この辺の海底が浅くなっている気がするんですけど、どうなんでしょうね。」

「その通りだと思いますよ。いつもの年だと、底の砂を掘って沖に捨ててくれるんですけど、今年は、全然やってませんから。」

「なるほど、道理でウキが立たないと思った。」

やっぱりそうだったか。だとすると、深い場所が好きなアジは、以前のようには寄り付かないかもしれない。

 そんなことを思っているうちに、ウキが海中に消えた。大きくアワセを入れて引き寄せると、引きの強さ程大きくない魚体が上がってきた。

 尺に満たないサバだ。このサイズは、料理しても美味しくないので放流。もっと大きくなってから来てね。

 さて、そこから10分ぐらい、全くアタリが来ない。もしかして、あれが本日唯一のアタリだったのだろうか。だとしたら、放流したのは、間違いだったかな。心が落ち着かなくなってくる。

 そうこうしているうちに、空が少しずつ明るくなってきた。

       あああ、空が白んでくる!

 サビキ釣りは、魚の視覚を欺いて釣る釣り方なので、完全に明るくなってしまうと勝負にならない。これはヤバいですよ。と思っているうちに、またウキが消し込んだ。

 今度掛かったのは、結構大型のアジ。ゴールデンタイム突入かな、と思って急いで仕掛けを飛ばすと、またアタリ。今度は中アジだ。

 ようし、来たぞ!と思ったんだけど、それっきりアタリは止まってしまいました。

        出羽富士が浮かび上がってきました

そして、

       向かいの灯台に朝日

 隣の釣り人にも、後から来た釣りグループにも、魚の反応は皆無。

 諦めましょう。さっきの反応が、本日訪れた僅かな時合いだったのでしょうな。

       お持ち帰りは2匹

 これを、2匹『しか』と考えるか、2匹『も』と考えるかは、釣り人次第。

 今シーズンの自分の釣りを振り返ると、マタギの場合、2匹『も』ですね。ありがたい海の恵みです。

 海の神様、本日もありがとうございました。

 眩しい日差しを受けながら、通勤通学の混雑が始まる前の道を山形に向かって引き返す。

 ちなみに、連れ帰ったアジたちは、活きがよかったので、

       三枚におろして

       刺身にして戴きました

 薄皮が剥がれちゃったのは、腕が悪いせいです。 でも、大変おいしかったです。


海のち山の日

2023年04月11日 | 釣り

 全く自由に使える明日の一日。深慮遠謀をめぐらせた結果、アジ釣りに出かけることにした。

 決めたのは、仕事と定期診察を終えて帰宅した夜のことだったのだが、何とかなるはずという気がしたのだ。

 理由は、昨年使ったアジ釣りのアイテムとエサとがそのまま残っているから。一応、リールにオイルを吹き付けて点検。こちらも問題なし。

 天気予報を見ても、明日行かなければ何時行くの?というぐらいの好条件。夜明けの時刻は、日に日に早くなっているから、午前2時には出発しなければ、ピークの時合いに間に合わないだろう。夕食を済ませたら、明日に備えて、さっさと布団に潜り込んだ。

 そして、翌朝、予定通りに夜明け前の釣り場に着いた。

       ほぼ、真っ暗闇

 仕掛けを飛ばし、コマセを撒いて時合いが訪れるのを待つ。これまでの経験から考えると、日の出の30分前あたりにピークが来るはず。

 しかしですな、その時が来ても全くアタリなし。そのまま日の出時刻を迎えても、魚の反応は全くなかった。

       非常に穏やかな海 ひねもすのたりかな

 先週末の釣り情報では、「アタリが出始めた。」みたいな記述があった。そして、タコ釣りに行った酒田港では、確かにアジが釣れ始まっていた。

 期待していたんだけど、撃沈

 釣りは、相手のご機嫌次第なんで、こういうこともある。仕方あるまい。

 と言いつつ、このまま手ぶらでは帰りたくない

 釣り道具を仕舞いながら次の行動を考える。

 ピーン!!

 帰り道の近くに、T川があるじゃない。今年の陽気なら、少なくとも早春の山菜たちは顔を出しているんじゃないかな。

 心の切り替え完了

 山用のシューズもハケゴもないけど、ナイフとビニール袋はある。それで、十分でしょう。

       結構勢いのあるT川の流れ

 この川は、米どころの庄内平野を潤すための水源にあたる川の一つである。そのために、遥かな上流の別の水系から水を引いている。田植えのシーズンが近づくと、この水が庄内平野の田に満たされることになる。

 さて、春の進み具合は、どんなものでしょうね。

       取水口管理用の道にツバキ

       ネコヤナギも咲いてますね

 これは、大丈夫でしょう。奥に進むと、

       フキノトウの花畑が広がっていました

 ここで、『フキノトウ味噌』に使う分を収穫。

 ちょっと日当たりの良いところで、

       『炒め煮』用も追加

 あっという間に、予定量達成です。

 魚は逃げるけど、山菜は逃げないからありがたい。ちょっと散策。

       ここにもヤブカンゾウがいっぱい(今日は採りません)

       キクザキイチゲも花盛り

 この雰囲気だと、この流域での山菜採り本番も、もう間もなくですね。

 散策をしているうちに、天気予報通り、雨がぱらつき始めたので、引き返すことにした。

 T川の山の神様、ありがとうございました。

 海の神様、釣れなかった原因、いくつか思い当たることがあるので、次回、またチャレンジします。

 どちらも、よろしくお願いいたします。


神様が降りた日

2023年04月02日 | 釣り

 「最後は、お前だ!」

そう言って、日本の主砲を信じ、使い続けた栗山監督。

 そして、どんなに不振が続いても、くさらずに打席に立ち続け、最後に結果を出した日本の若い神様。あの姿に、どれほど感動し、勇気をもらったことか。

 さて、マタギも不振にあえいでいる。

 毎春恒例のタコ釣りなのだが、この2年間釣れていない。

 釣れないとは言っても、去年2回、今年1回の計3回なんだけど、それでも心が折れそうになってくる。

 もうこの釣り場には、タコが寄り付かなくなったんじゃないか?そもそもの原因は、一昨年の護岸工事で、潮の循環が悪くなっているに違いない。

 釣り師が釣れないときって、大抵、妄想の悪循環に陥ってしまう。

 エサが悪いのかも知れない。仕掛けが合わないのかも。いやいや、環境が変わったせいだ。等々、根拠のない想像がどんどん膨らんでいき、這い上がれなくなってしまうのだ。

 今、マタギがその状態。

 明日は休みなんだけど、山菜は、まだまだあるから山菜採りは無しでしょう。では、釣りか?でも・・・。さあ、どうする?マタギ!

 はい、出かけましょう!栗山監督が信じて使い続けた結果、ムラカミサマだって結果を出したじゃないの。マタギだって、信じて通い続ければ、海の神様が答えてくれるはずさ。午前3時に目覚ましをセットし眠りに就く。

 そして、翌朝。気温はかなり低く、氷点下の峠道を超えて日本海へ。

       印象、日の出

 本日は、気温が低いが、その分快晴。山の端から朝日が昇る。

       ああ、やっぱり美しい

 いつも通りの場所から仕掛けをセットして釣りを開始する。

 海底に探りと誘いを入れながらゆっくりと進んでいく。普通は、これでいいんですけど、本日は、今年初めてのライバル登場。マタギの脇をスルっと抜かしていき、100mぐらい先で釣りを開始した。

 ここで慌ててはいけない。『タコ釣りは、ゆっくり』が大原則。海底で無敵のタコを相手にするとき、釣り人が勝手なペースで動いては勝負にならない。のんびり暮らしているタコのペースに合わせるのだ。まあ、先行者がいても何とかなるでしょう。

 しかし、ラスト1/3まで来たところで先行者にアタリが来た。格闘の末釣り上げたのは、

       ミズダコですね

 マジで、2年ぶりに見ました。

「来ましたねえ!」

「いやあ、初めて釣れた!!」

「これだと、しばらく、おかずに困りませんね。」

「ふふふ、そうだのう。」

楽しそうに会話を交わしているが、内心は穏やかでない。これで、『環境が悪い』とか『タコがいない』というような言い訳は成り立たなくなったわけだ。

 さあ、後は結果を出すしかありませんよ。残り数百mの釣り場を、心は大焦り、行動はのんびりと釣り進む。

       先端部=終点が近づく(この方たちはアジ釣り)

 ああ、ダメかな?と思っていたところで、ガチッでもズルッでもない、ムニュッという感触。数秒間間を空けて、大アワセ。

 仕掛けが動く。と言うことは、何かがかかっていますね。仕掛けへのテンションをかけ続けながら巻き上げていくと、おおっ、海面に八本足のパラソル。肩にかけたタモを伸ばし、頭を枠に入れる。

       マタギにも来ました

 釣り上げるまではドキドキ。釣り上げるとホッとひと安心。これは、山菜採りでは味わえない感動ですね。

 2年ぶりの獲物に心が震える。しかし、身体は完全に覚えています。ポケットから袋を取り出してタコを入れると、袋の口を閉めてリュックに入れました。そして、釣り再開。

 間もなく、先端の釣り人たちのエリアに辿り着いたので仕掛けを仕舞って雑談。聞けば、大型のアジが釣れるようになったとのこと。早いですねえ。もうアジ釣りか。山菜採りの隙間を使ってこちらも楽しみたいものですね。

       長い長い最後の直線を戻る

       対岸の灯台と鳥海山

 ああ、いい釣りができた。

 やっぱり諦めずに通い続けてよかった。

 海の神様、ありがとうございました。

 そして、勇気を分けてくれた栗山監督とムラカミサマ、ありがとうございました。

 これで、今年の打率は、5割。2年間通算で2割5分です。

 今シーズン、チャンスがあったらもう1回ぐらい来てみようかな。

 なんだか、気力が湧いてきたみたい。


釣りもやめられません!

2022年05月31日 | 釣り

 今年は、面白いように山菜が採れている。『大雪の年は豊作』。これは間違いなさそうなんだけど、我が家の台所は、豊作すぎて飽和状態。美味しい山菜料理を毎日食べられて幸せなのだが、冷蔵庫だけでなく、冷凍庫と塩漬けの桶の保存食も増え続けている。

 この調子でいくと、これから、瓶詰めや乾燥品も増えるだろうな。そんな予想が立つ中、明日は休みだ。どうするかって、これは決まりですよ。釣りです!山が飽和状態なら、海で目先を変えてしまいましょう!

 で、早速、情報収集を開始すると、嬉しいことに、良いことずくめです。

 波、0.5m = 危険無しの釣り日和

 最低気温、17℃ = 寒くない = 陸風の吹き下ろしがない

 海水面温度 = 18℃ = 回遊魚が来てるはず

 降水確率 = 0% = ばんざあい!!

 釣り仲間でもあるA氏に連絡を入れるが、貰い物の魚が一杯で身動きがとれないそうだ。彼もこの時期、山海の幸を相手に苦労が絶えないようだ。

 ま、しゃあねえべ。単独行で遊ぶことにしましょう。

 夏至が近づいてきてるので、日の出時刻も早まってきている。朝のトワイライトタイムが時合いになるだろうからと、出発時刻を計算してみる。

  ポクポクポクポク チ~ン

   午前1時発!

 早すぎと言えば早すぎる時刻だが、計算上はこうなるんだから仕方がない。必要と思われる荷物をまとめると、早々に眠りについた。

 そして翌朝。さすがに目覚ましの音に起こされて出発。峠を越えて目的の港に着いたのが、午前3時少し過ぎ。既に、アジングの釣り人が1人いる。

「おはようございます。隣で釣らせて下さい。」

「はい、どうぞ。」

「今日は、波が穏やかですねえ。」

「ええ、風も弱いから釣り日和ですね。」

「釣れると良いですねえ。」

こうして、ある程度仲良くなってから釣りを開始していくのだが、『欲タガリ』は心の奥底で、さもしい思いを止めきれずにいる。

「これで、隣の人だけが釣れたら面白くないよなあ。」

「でも、俺だけ釣れても、ちょっとかける言葉に困ってしまうよなあ。」

「・・・まあ、なったなりに行くしかあるまい。」

更に、釣れていないうちは、このぐらいで良いんだけど、どちらかが釣れ始まると穏やかな気持ちでいられなくなるんだよねえ。胸の高鳴りを鎮めて、釣り開始。

 早々にトラブル発生。愛用のリールに巻いたPEラインが、手元で絡んだと思ったら切れてしまったのだ。「やばい!」超大慌てで切れたラインを掴んだ。風がないとはいっても、海水の流れはある。一瞬遅れたら、仕掛けが丸ごと流されてしまうところだった。

 ますます高鳴るドキドキを鎮めて、糸をつなぎ直す。なんとかなったみたい。

       下弦を過ぎた月が昇ってきた

 そろそろ時合いがやって来ますよ。そう思っていると、沖に浮かんでいたウキがキュッと沈んだ。アワセ。

 引き寄せて抜き上げると20㎝ほどの小アジ。

 そこから徐々にアタリの頻度が増していった。

 幸いなことに、仕掛けの大きなトラブルはなし。隣のアジングのお方にもアタリが来ているので、気兼ねの必要も無い。内心、すごくホッとした。

       鳥海山の輪郭が分かるようになってきた

       ここまで明るくなると、ヘッドランプは不要

 結構大きいサイズも釣れてくるようになった。お互いに、大物が上がると拍手を送りあう。なかなか心地の良い一時だった。

 しかし、日の出の時刻になると、アタリがピタリと止まってしまった。

 マタギの釣り方は投げサビキなので、明るくなると極端に食いが落ちてしまう。違う釣り方にしないと、もう楽しめないだろう。釣りを切り替える準備をしていないわけでもないんだけど、既に十分釣れているんだから、本日は終わりにしておきましょう。隣のアジングマンにエールを贈って釣り場をあとにした。

       凪ぎの日本海

 山菜採りとは違った楽しい一時を、久しぶりに過ごすことが出来ました。

 やっぱり、釣りは面白いよ!なんてったって、マタギのアウトドアの原点は、ここなんだから。

 帰宅して釣果を確認。

       久しぶりの獲物

 初回としては、十分です。海の神様、今年もありがとうございます。

 さあ、次は料理です。どうやっていただきましょうかね、この海の幸を。

 胸の高鳴りは収まったけど、今度は代わりに、腕が鳴るぜ!